『パタリロ!』登場キャラクター「エトランジュ」とは?

台座に乗った黄金のティアラ キャラクター

このページでは『パタリロ!』に登場するキャラクター、パタリロの母親「エトランジュ」についてご紹介します。

※【】内の表記について。
例:【1-5】→コミックス1巻の5話目、【文庫3-8】→文庫版3巻の8話目

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概要

名前はエトランジュ。パタリロの母親。
フルネームや旧姓は不明。

パタリロからは「母上」と呼ばれる。
夫である前国王のヒギンズ3世はすでに亡くなっているが、「王妃様」「エトランジュ王妃」と呼ばれている。
バンコランは「エトランジュ」と名前呼び。エトランジュはバンコランを「少佐」と呼ぶ。

32歳
細身の美しい女性。金髪の長い髪を顔の右側に垂らしている。パタリロとは全く似ていない。
バンコランの母親の若い頃に雰囲気が少し似ているらしい。

北欧の小国出身。パリに留学中、パリを訪れていたヒギンズ三世に見初められ若くして結婚。

生まれつき身体が弱く、スイスのサナトリウムで療養している。

美しく聡明な女性。パタリロとは離れて暮らしているものの、母親としてイタズラばかりのパタリロを度々叱る。パタリロはエトランジュに頭が上がらず、タマネギにこわいものを問われた時は「母上にしかられるのがこわい」と真面目に言った。
バンコランに恋心があり、会うたび内心では少女のように喜び舞い上がっている。

バンコランとのエピソード

バンコランが初めてエトランジュに会った時は、イメージしていた「パタリロの母親像」と違いすぎて言葉を失っていた。パタリロと全然似ていないため「義理のお母さんだったのか?」と訊いており、エトランジュにも「実のお母さんなのですか?」と確認している。【2-2、文庫1-4】

ラーケン伯爵の手下に誘拐されている。(マリネラを国際ダイヤモンド輸出機構に再加入するようパタリロを脅迫する目的)そこでエトランジュがラーケン伯爵のいとこと判明。ラーケンとは子供の頃に一緒に遊ぶ仲だった。
バンコランを撃とうとするラーケンをエトランジュがボーガンで撃ち殺した。エトランジュはショックで倒れてしまった。【2-2、文庫1-4】

ニューヨークのユーカリ美術館館長のパタモドキから手紙で連絡を受け、バンコランに会えることを期待しニューヨークへ行った。ドスマスカラスが変装した偽のバンコランに対し想いを告白してしまっている。偽バンコランからキスをされたが、寝る時以外は外さないはずの手袋をしていなかったことで偽物のバンコランと見破った。
偽者に薬で眠らされたが、麻酔には慣れているため目覚めて館長たちに偽物だと告げた。
事件後にバンコランに会った時には、偽物へ告白した時の言葉を本物のバンコランに伝えたかった、と内心思っていた。【7-3、文庫5-6】

スイスで療養中に毒を盛られる事件が起きる。パタリロから事件の相談を受けたバンコランがわざわざ訪ねて来たため、自分のために来てくれたと目を輝かせ喜んだ。
小間使いがサナトリウムを離れたくなかったためマリネラへ帰ると言い出したエトランジュの療養を長引かせようとしての犯行だった。【17-1、文庫9-6】

パタリロの説得を頼むためキーンがエトランジュに面会しに来ている。エトランジュはキーンがバンコランの叔父と知り、バンコランに会いたいという下心からキーンの頼みを受けて一緒にロンドンへ行った。
パタリロがタイムワープで過去に戻って知ったキーンの殺人を暴露したが、バンコラン並みの現実主義者のエトランジュは信じなかった。また、キーンに対してバンコランの面影を感じていたこともありキーンの肩を持った。その後もパタリロがキーンの揚げ足を取ったり、まともに話し合わない姿を見てしかりつけた。【17-3、文庫10-1】

パタリロはバンコランをキーンの目から隠す為、無理やりバンコランを眠らせ棺桶に入れてエトランジュの元へ送った。エトランジュが眠っているバンコランを世話した。眠っているバンコランにキスをしようとしたがパタリロの顔が目に浮かび思いとどまっている。

キーン対パタリロ編ではエトランジュとマライヒの間に確執が生じる。
キーンに身体を奪われたマライヒに対して「少佐の重荷になっている。少佐にふさわしくない。自分なら釣り合う。思いあがるのもいいかげんにしなさい」と厳しい口調で責めた。
マライヒはこの事を思い悩んだが、バンコランの発言により吹っ切れている。

その後、エトランジュはマライヒにひどいことを言ったことを死ぬほど恥ずかしいと反省。その反面バンコランを本当に愛していると気づき、訪ねてきたバンコランに惚れ薬を使用した。パタリロに薬の効果で興奮したバンコランに襲われているところを見られてしまい惚れ薬の使用を知られてしまう。バンコランを引きずり去って行くパタリロの後ろ姿を見て激しい後悔の念が押し寄せた。
エトランジュの行動にショックを受けたと思われたパタリロだが、一人の女性として幸せを追求するのは良い事だ、とエトランジュを見直したと発言している。
後にバンコランはこの時の事について「エトランジュは初めて触れた女性」と言い、あまりマイナスの感情は持っていない様子でマライヒが怒った。【18-1、文庫10-2】

シロマル
シロマル

このコミックス18巻以降はエトランジュとバンコランがからむストーリーがほとんどありません。惚れ薬事件のせい…?
(というか18巻以降エトランジュの登場が減っています。79巻でちょっとだけバンコランとからみます)

コミックス17巻と18巻のキーンが登場するストーリーは文庫本10巻にまとめて収録されています↓↓↓

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パタリロとのエピソード

パタリロ誕生後にタマネギ部隊を創設させたのがエトランジュ。生後2か月でパタリロの知能が異常に高い事を心配し、マリネラ各軍から優秀な人物を招集。知能が高すぎるパタリロがまともな人間の道を歩けるよう補佐してほしい、と依頼。その時の招集メンバーが現在の1号から6号で、特殊部隊を作りタマネギ部隊となった。【9-3、文庫4-12】

エトランジュの容態が悪化し集中治療室に入ったとパタリロに連絡が入る。薬は平気だが医療機器が苦手でMRIも嫌がるエトランジュのためにパタリロが機械的でない治療を考える。心霊療法からヒントを得て元素の転換を応用した治療を思いつく。人工的に心霊術師を作り治療することにしたが、心霊術師のパワーを受けると黄金に変わってしまうことが判明し、この計画は断念された。それを知ったバンコランはエトランジュに、部屋に閉じこもっていないで周りの心配している人間の為に努力してほしい、と伝え散歩や軽い運動をするようになり元気を取り戻した。【79-3、文庫47-3】

パタリロが自身の偽結婚式をしてお祝い金をせしめようとしたときに、息子の結婚を噂で聞きマリネラへ真偽を確かめに行った。パタリロはエトランジュに全て計画がバレてしまい、叱責されるどころかさめざめと泣く母親の姿を見てその時ばかりは反省した。【80-5、文庫48-4】

タマネギにパタリロの行動を週に一度、レポートで提出させている。それによりパタリロがタマネギ達をいじめて楽しんでいることを知っており、無意識の思念となりパタリロをどつきまわした。パタリロがもうタマネギをいじめないと誓ったことで思念が消えた。【92-12】

パタリロが「イカロスの羽」の謎を解こうとして妨害の地震が起きた時に心配してテレビ電話をした。パタリロや周辺の無事を知り安心すると、パタリロに対し「ちゃんとお風呂に入っているか?」「薬は飲んでいるか?」などの日々の食事や生活なども心配する普通の母親らしい姿を見せた。
パタリロはこれに対し急に子供扱いされて驚き、冗談で不適切な発言をしたパタリロをエトランジュが長々と説教した。
電話が終わった後にパタリロは「ありがたいがうるさいな」と息子らしくぼやいている。【100-10】

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登場タイトル一覧(全13)

エトランジュが登場する『パタリロ!』作品タイトルの一覧です。
比較的登場が多いタイトルは太字表記

※【】内の表記について。
例:【1-5】→コミックス1巻の5話目、【文庫3-8】→文庫版3巻の8話目

タイトル名コミックス・文庫版巻数
パタリロ大混戦【2-2、文庫1-4、アニメ5~6】
赤い人魚【7-3、文庫5-6、アニメ17】
タマネギ!【9-3、文庫4-12】
ファントム【14-1、文庫7-6、アニメ44】
パタリロ異変【14-2、文庫7-7、アニメ36】
11月のサナトリウム【17-1、文庫9-6】
バンコラン v.s. バンコラン【17-3、文庫10-1】
キーン v.s. パタリロ【18-1、文庫10-2】
パタリロ!EX編【18-2、文庫9-8】
ミダス【79-3、文庫47-3】
パタリロの結婚【80-5 、文庫48-4】
突然念力【92-12】
イカロスの羽ⅩⅪ (21)【100-10】
シロマル
シロマル

若く美しい国王パタリロの母であるエトランジュ。パタリロが羨ましいなぁ。

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