主人公パタリロ

宝石で彩られた王冠

漫画『パタリロ!』の主人公、パタリロ8世の全データです!(以下「パタリロ」と表記します)

基本情報から変わったエピソードまで、100冊越えのマンガから盛りだくさんのデータとエピソードを集めました!
パタリロについては内容が非常に多いので、カテゴリー毎に分けて記載していきます。

※【】内の表記について。
例:【1-5】→コミックス1巻の5話目、【文庫3-8】→文庫版3巻の8話目、【アニメ21】→アニメ21話目

人物概要

「パタリロ8世」は漫画『パタリロ!』の主人公。

若干10歳にしてマリネラ王国の国王。ぽっちゃり容姿でいつも黄色い軍服のような衣装を着ている。10歳とは思えない知識、経験、精神力を持ち合わせ、いつも周りを巻き込む台風の目のような人物。身体能力も高く人間離れしている。

天才的頭脳の持ち主で特にロボット工学、バイオテクノロジー、コンピューターのエキスパート。「発明パタちゃん」として数々の発明品を製作している。発明品の中には世界最高のロボットである「プラズマX」からしょうもない物まで数え切れず、問題解決に役立つこともあればとんでもないトラブル発生の元にもなっている。

金儲けが大好きで特に小銭を何より愛する守銭奴。自国のダイヤモンド産業をはじめ、発明品やアイデアでまともに儲けることもあるが、細かいお金を儲けることの方が好き。小銭を拾う、ちょろまかす、だまし取る、などは得意中の得意。国王なのに空港で饅頭を売ったりアルバイトも多数している。

大食いで1日に何度も大量の食事をする。10歳にして成人病の塊。そのため毎日大量の薬を服用している。国民からは陰で「つぶれ肉まん」と呼ばれている。

ギャグが大好きで15秒に1回ギャグを言わないと気が済まないというほど。周囲も毒される。落語にかなり精通している。また、イタズラや他人をおちょくることも大好物で、時には命に係わるイタズラを仕掛けることもあり周囲が迷惑している。

変装の名人であり、お決まりの変装キャラクターをはじめ場面に合わせた変装を一瞬でこなす。特に「シバイタロカ博士」に変装する時は性格も変わってしまいパタリロとは別人のような善人になる。

天才的頭脳を生かした推理も得意である。「世界名探偵友の会」の正会員であり、誰もが認める推理力で度々事件解決に導いている。推理が的外れなこともたまにある。

忍術にも長けており、様々な修行をしてきた様子。特に根来流忍術は免許皆伝。高い身体能力と忍術で通常の人間には真似できない働きが可能。

小銭が命、他人がどうなってもいい、時には犯罪も犯す等、自己中心的でハチャメチャな性格だが、義理や人情を重んじることもある。問題を起こした部下や、事情がある犯罪者に対し更生のため温情をかける。普段はタマネギ部隊をこき使っているが、時には命がけで助けることもある。

プロフィール

データやグラフが記載された書類

基本情報

名前
パタリロ=ド=マリネール8世

年齢・誕生日
10歳・4月1日

身長・体重
140cm・36kg

血液型
RH+-ヌルα型

宗教
真言宗

学歴
3歳でマリネラ小学校入学。その後マリネラ中学、マリネラ高校へ進学し、8歳でマリネラ大学入学。1年で卒業。マリネラ大学文学部家政学科量子物理学専攻。
西ドイツのロボット工学研究所でスカンキーと一緒にロボット作りをしていた。【11-2、文庫6-3】

守護星
ハレー彗星【58-4、文庫33-11】

立場・所属等

マリネラ王国の国王。
国王と同時に政治の最高責任者であり、貿易省の最高責任者や造幣局長でもある。
造幣の機械は宮殿の地下にありパタリロだけが近づけて造幣はパタリロの仕事。【55-3、文庫32-1】

新聞社「マリスポ」のオーナーでもある。

世界で唯一独断で核の発射ができるのはパタリロ。【97-5】

所持しているアメックスカードは無限の支払いを保証する超大金持ち専用のカード。世界で数枚しかない。

人名録には「マリネラ国王。またの名を発明パタちゃん。お金を出せばどんな難事件でも解決できる不思議な装置を作ってくれることで有名…」と記載されている。【42-5、文庫24-8】

異名・あだ名としては「発明パタちゃん」「謎ときパタちゃん」「探偵パタちゃん」などがある。
また、9歳の大学時代は人気者で周囲から「パの字」と呼ばれていた。【97-1】

主な所属団体は以下。

  • 世界名探偵友の会
  • 国際発明家団体連絡協議会(国発団連協)
  • 見せて自慢の会
  • 世界科学者会議極東支部東埼玉代表補佐
  • 国際発明友の会
  • 世界歯周病撲滅友の会

また、マリネラ銀座商店街の会合にはよく出席している。

家族・親戚

父親はヒギンズ三世(故人)。母はエトランジュ。
祖父はオッターモール2世(故人)。祖母は存命。
ヒギンズ三世は18人兄弟の長男。マリネラ王家は多産系で従兄弟は200人を下らない。親戚が多すぎるパタリロは挨拶を「どーも」で済まし、うかつなことを言わない。

異母兄弟の兄としてアイゼンバッハがいる。【57-3、文庫32-5】

ルプセン公国の侯爵であるザナドゥーとは親戚。

身体特徴

赤いハートを持った医者

基本情報

以前はスラッと3.7等身(140cm・36kg)だったが国王の重圧で2.7等身のポッチャリ体形に。

大食いで三段腹。

パタリロの指は4本だが、「減ると困るから普段は1本隠しているのだ」と言っている。
【8-1】

視力は5.0や3.0などといわれている。

バイオリズムが低下することはない。

酒には弱く飲酒をすると支離滅裂になる。
ウィスキーボンボンを沢山食べて酔っ払ってハダカ踊りをしたことがあり、この時の記憶はない。
神様がパタリロに乗り移り飲酒した時には二日酔いで十日間寝込んだ。

毒には強い。通常の人間に効くはずの花の香りの特殊作用も催眠ガスも効かない。宮殿のあちこちには暴動鎮圧用の催眠ガスが仕込まれているがパタリロには効かない。
【25-4、文庫15-1】

トラフグを生のまま20匹食べて高熱を出し死にそうになったことがある。(アルタイル星の薬売りの薬で回復)
ミハイルの麻酔ダートやWHAの特製眠り薬では眠らされた。

20年前のクラッカーを食べてひどい食あたりになったりもする。

入眠が異常に早くベッドに入って2秒で半分死んだように眠る。2秒あればどこでも眠れる。

特殊過ぎる身体特徴

血液のほかに黄色い体液が流れている。
濃紫色の体液も流れている。

パタリロの耳は地獄耳。耳の中を覗くと地獄が見える。

舌を思いっきり伸ばすと数メートルある。舌は5枚。

ツボを押すことで耳と目玉を伸ばすことが出来る。耳は取り外し可能で、離れた場所に置くことで音を遠隔で聞くことが出来る。

パタリロの内臓はその日の気分によってあちこち移動する。頭蓋骨が腹部に、腸が頭部にあったりする。【30-4、文庫18-2】
心音は「ドンブラコッコ ドンブラコッコ」

以前濃縮ウランを飲んだ時は下痢ですんだ。

身体を動かせない薬品を注射された状態で、顔の汗腺から大量の体液を放出した。

パタリロのウンチは食べ物の栄養や水分をとことん吸い取った状態なので水につけると増える。パタリロは1日20回ウンチする。また1回のウンチも大量。

食べた物を自分の意思でコントロールし全部吐き出すことができる。食べ物以外も食べたくなって食べてしまうので、腕時計、印鑑、オタマ等が体内から出てきた事がある。

パタリロは生涯に3回脱皮する。1度脱皮しているが、脱皮寸前は美少年になった。【71-6、文庫42-19】

病気

成人病の塊。病気のデパートと言われたこともある。生まれつき糖尿病の気があり、高血圧、更年期障害、肝臓機能障害、心不全、動脈硬化、痔。
体温は38.3℃で平熱の範囲。
悪性のインフルエンザで48度の熱が出た時は倒れた。

はしかに罹ると普通のいい子になってしまう。【14-2、文庫7-7】

毎日大量の薬を飲んでいる。(1日3キロ)
それ以上の薬をちょっとでも飲むとバランスが崩れおかしくなる。1日の薬はボウル1杯で、それ以上必要な時は小麦粉を飲ませられている。
高血圧と更年期障害と腰痛と深ヅメの薬をいつも飲んでいる。背中にはサロンパスみたいな湿布を貼っていることがある。
パタリロの成人病などの体調管理は医療チームが管理している。
持病の薬をもらうため自分で病院に行くことがある。

健康のため1日に1万八千カロリーしか摂らせてもらえなかったり、医者から1日に500g以上の野菜を摂取するように言われている。

生命力

飲まず食わずで二週間平気。3週間のまず食わずだったことがあるが、その後3週間分の食料を食べた。【35-2、文庫20-4】
ヒーリー号に身体の自由を奪われ2週間動けずに飢え死に寸前になったこともある。

ヒューイットに頭を撃たれた時はバファリンが無かったので正露丸で治した。【38-1、文庫22-2】

宇宙から飛来した遊星からの物体Xに取りつかれそうになったが、逆にパタリロがとりついて強力な再生能力を手に入れている。首を切られても自ら再生した。【70-1、文庫40-1】

パタリロは未来において100歳で病床に臥せっていたが、タイムワープでそのことを知った後は100歳で元気にジョギングし今度トライアストンに挑戦することが確認された。【86-12、文庫50-15】

習慣・生活

沢山のおいしそうな食べ物

毎日の習慣

10時起床、10時半朝食、11時~12時執務、12時昼食、14時まで運動、14時~17時執務、17時夕食、22時就寝。21時就寝の時もある。
執務の時間も仕事をサボり、食事や昼寝などをしていることが多い。

パタリロの朝は大抵寝坊なのでタマネギが起こしに来る。目を覚まして顔を洗い、宮殿の周りを軽く一周散歩して朝食を食べて昼寝する。

パタリロは1日1回無意味に騒ぐ。

食事

食事が好きで圧倒的な大食い・早食いで一日に何度も食事をし、食事の量も毎回多い。

普段は1日10食。夕食は10人前。大食いが成人病の元や、その他トラブルの原因になることもある。

「朝食前の軽い食事」→「本番の朝食」→「朝食後の軽い食事」→「昼食前の軽い食事」→「おやつ」…と食事が続いていく。

10時、1時、3時、5時はおやつの時間。

3週間食事が出来なかった時には「人間が一生の間にできる食事の回数は決まってるんだ!一度でも食べ損ねたら大損だ!」と食べられなかった分の回数を取り返した。強制的に消化→食事を繰り返してまで食べた。

おやつのカップうどんを36杯食べたことがある。タマネギからおやつのリスト本を渡され、開いたページのおやつを何でも作ると言われたが実は前ページカップうどんだった。

パタリロの朝食はマリネラ小学校の残り物の事がある。

就寝前に辛い物を食べがち。「タバスコをたっぷりかけたサーモンベーコンアンチョビーピザ」「イカの塩辛キムチあえめんたいこ乗せオープンサンド」「タバスコ10本」「激辛(ハバネロ)ピザ5枚」などを食べたりする。このせいか翌日に調子が悪くなる事がある。

食事には銀の食器や超高級な明朝の白磁を使っている。白磁にいたってはセットで2億8千万円で売れたことがある。

パタリロが最近食べすぎなので豚でも憑いてるのでは、と霊感青年の44号がみるとパタリロに豚がとり憑いていたのではなくパタリロが豚にとり憑いていたことがあった。

失恋すると食欲が減退する。が、大食いではある。

CIAの食堂で特上ステーキ丼とおしんこ山盛りを注文した。

睡眠

パタリロの睡眠時間は長い。朝は10時に起床し、夜の21時、または22時に就寝する。1日12時間は寝ないと調子が悪い。

夜間の睡眠の他に1日3回昼寝をしている。昼食前や3時は昼寝の時間。横になって0.5秒で熟睡する。昼寝前の軽い睡眠をとってから本番の昼寝をすることもある。
昼寝を入れるとパタリロの睡眠時間は1日14時間。
惰眠が好きと言っているが「惰眠よりオゼゼ」と金儲けの方が優先される。

パタリロは就寝前に体操をし、ホットミルクを飲んでいる。

衣服

いつも同じ黄色い軍服を着用している。本人は軍服だと思っていない。5歳のころに庭に現れた未来の自分の姿を見てそれ以来その服装を真似ている。

服は何十着も同じデザインのものがクローゼットに並んでいる。全て同じに見えるが微妙に違うデザイン。全て有名デザーナー作。パタリロ制服は1着1万ドル。同じ服を一生かかっても着られないくらい持っている。制服の代金の支払い先口座は飯能信用金庫のパリ支店。

パジャマは花柄を愛用。いつも同じデザインのパジャマを着用している。一度だけ寝汗をかいて別柄の花柄パジャマに着替えたことがある。
パジャマの下に軍服を着ていることもあり、「朝の貴重な時間を無駄にしない主義なのだ」と起きて一瞬で着替えた。

パタリロの服はマリネラ銀座の得用舎がクリーニングしている。

愛用のパンツの色は黄色。またはどどめ色。

パタリロは大人になった時のために大人サイズのブランド服を沢山持っている。

雪ん子ちゃんの手編みのセーターを気に入って着ていたことがある。

その他

パタリロの部屋は汚い
食べこぼしがそのままで、シャワーを浴びても身体を拭かないので不衛生。シーツはよだれでベタベタ。掃除してもすぐに汚くなる、と言われ掃除もしてもらえない。ゴキブリが大量発生していることもある。

パタリロの小遣いは年間千ドル。大蔵大臣に値上げを要求した。お小遣いはこの1年据え置きになっている。

パタリロはウンチをしたあとにウンチを便器や壁に塗り付けている。

電話をする時に受話器を上下さかさまに持つことが多い。

正一位稲荷大明神を祀っている。

考え事をするときにタイコを叩くのがくせになったことがある。

国王なのに一人で出歩くことがある。マリネラ銀座でちりめんじゃこを買い、食べながら宮殿まで散歩するのがマイブームになったことがある。

お金

小銭と豚の貯金箱

お金大好き

金儲け、小銭が大好きな守銭奴。お金のためなら犯罪も犯すことがある。

パタリロの本質は金に汚くカネゴン。姿を映すと本質の姿に変身する、という水晶の壁にパタリロが映るとカネゴンに変身した。

金儲けのアイデアを記した極秘ノートがある。

パタリロのへそくりは金庫に100万円ある。おやつをガマンして貯めた。

流れ星には「お金がもうかりますように」とお願いする。

他人に儲けられるのがくやしい。パタリロはお金を儲けるのが好きという以上に他人に儲けられるのを嫌う。「死ぬよりつらい」と言ったことも。

お金と惰眠が何より好きだが「惰眠よりオゼゼ」と言っている。

自分がギャンブルをすることはあるが、タマネギにはギャンブルは危険だとし厳しく止めることがある。

お金好きだがお金の価値を分かっていないことがある。小銭には目の色を変えるが、大金になると理解が遅く、小銭より価値があることに気付いていないこともある。
食費を浮かす為に国王専用機に乗ってマライヒの手料理を食べに行くことがある。飛行機の燃料代などのほうがよっぽど高いことに気付かなかった。

成金が嫌いらしい。パタリロも盗品と知りながらピンクダイヤの「パルシャバーの星」を手に入れようとしていたが「成金と同じ考えだと気づき寺院に返すことにした」と考えを改めた。

東カリマンタンの高額請求を払うため、へそくりで払うか店で働くか究極の選択だったが後者を選んだ。おそらくパタリロの人生で最も苦渋に満ちた決断だった。
アスタロトに呼ばれたことで働けなくなり、へそくりで返済することにしたが、小銭1枚1枚に名前を付けており小銭と別れる際は涙を流した。結局へそくりでは勘定が足らなかった。

子孫であるパタリロ33世の押し売りに抵抗し、一生結婚しないと脅した。迷惑料の三千円だけ儲けた。

お金に対し寛容なこともある。
間者猫の借金100万ドルを肩代わりしてあげたことがある。また、妊娠中のマライヒが子供が産まれるまでマリネラで面倒を見て欲しい、とお願いした時に謝礼を申し出たが、「身重の少年から金はとれん」と言い断った。
「イカロスの羽」の運搬の報酬としてヨタリロが提示した百万ドルを一切値切らず即決した。

金には相当がめついことを自分でも認めているパタリロだが、従兄弟のヨタリロは自分以上にがめついと半ばひいている。
ヨタリロは自分の抱えた巨額の賠償金が払えず、パタリロがヨタリロの父にその金を貸している。
実際、ヨタリロは汚い金儲けをしており、パタリロのことも「とりあえず国王だから金ヅルになるかと思ってつきあってる」と明言している。

パタリロはお金への執着がなくなると抜け殻のようになる。

小銭大好き

小銭を投げると飛びつく。パタリロを良く知る人間は小銭でパタリロをコントロールすることがある。小銭はパタリロの弱点でもある。

「謝礼」ではなく「小銭の詰まった貯金箱をあげる」と言われると大喜びしいうことをきく。

大きい札で買い物してお釣りに小銭をたくさんもらうのが趣味。

ロンドン市内にあるスーパーのレジ付近に立ち、客の落とした小銭をすかさず拾い無言で立ち去るという小銭稼ぎをしていた。1日の稼ぎは532円。

パタリロが一番大切にしているものはブタさん貯金箱のジュリエットちゃん。大金庫にしまってある。
倉庫にある方のブタさん貯金箱は梯子で昇るほどの巨大な物。タマネギ達に節約させてためたお金を週に一度投入するのがパタリロの楽しみ。

200万ドルの取引で50セントを粘ったことがある。「地面を掘ったって50セントというおゼゼは出てこないんだぞ」と言った。

パタリロの窮地にタマネギ達が「みんなで小銭を集めてプレゼントする」といって応援し、難を逃れたことがある。

小銭集めは生涯のテーマ、と発言している。

ケチ・倹約

パタリロ自身もドケチだがタマネギにも倹約を強いている。「バタバタ走るな!床がへる!」と言うほど。
ロンドン大使館には毎週金曜に訪れ、ムダ遣いしていないか帳簿をチェックしている。
タマネギの安月給と厳しい倹約が原因で問題が起こることもある。

パタリロが倹約に目覚めたきっかけの本は、船場の商人が書いた「しまつの極意」という本を読んだため。

倹約に目覚めてから「守銭道」という学問を始めたが、突き詰めると犯罪に結びつく可能性があることから「貯金道」に変更した。【52-5、文庫29-8】

目的地へ向かう飛行機からパラシュートで飛び降り、空港使用料を浮かせた。道連れは44号。

大使館やホテルに泊まるのがもったいないので知人の家に泊まろうとして迷子になることがある。

人件費節約でパタリロが宮殿の食堂のおばちゃんをやっていたことがある。

お金のための犯罪等

タイムワープを応用した「時間を止める能力」を使い世界各国で銀行強盗をした。本物の銀行強盗に出くわした時には「ぼくは趣味で銀行を襲っているだけだから強盗とは言わない」と堂々と言った。

国王だが飛行機はエコノミーに乗り、後でファーストクラスの料金をせしめる。

国家予算からちょろまかした貯金がスイス銀行の口座にあった。

大使館のタマネギの手荷物にダイヤを紛れ込ませ関税をすり抜けて密輸している。バンコランにバレてしまいイギリスの関税に黙っている代わりにバンコランの頼みごとに協力させられた。

パタリロはペーパーカンパニーを使い節税と言う名の脱税をしている。

お祝い金欲しさに新郎新婦を一人二役の入れ替わりでこなして結婚式を挙げようとした。エトランジュにバレてこっぴどく叱られた。

徳川埋蔵金が手に入ると勘違いし、アメリカで同性同士の結婚を認める州の法律を金の力でねじまげて猫とネズミを結婚させた。

パタリロのアルバイト

本業のダイヤモンド産業に力を入れて稼げばいいものの、目の前の小銭欲しさに割に合わない雇われのアルバイトに精を出すことがある。本人はいたって満足している。

  • ロンドン大使館裏手に作ったカフェテリアのウエイター。
  • コンピューターグラフィックの製作。
  • ファミコンソフトの製作。
  • マリネラ空港内の「マリネラまんじゅう」の土産物屋。
  • ロンドンで郵便配達のバイト。バイトのためにタマネギがお弁当を持たせてくれたが白ご飯のみだった。
  • ロンドン大使館近くの町内会の夜回り。1回五百円。
  • ニューハーフカフェー「東カリマンタン」のボーイ。時給1万円。借金のカタに働いていたが時給が良いため返済後もバイトを続けた。

性格

顔の表情が描かれた5つのブロック

性格

ハチャメチャで破壊的、自己中心的な性格。

タマネギからは「セコいガメつい意地きたないが本質の殿下は 清く正しく美しくの正反対に位置する生物だ」と言われている。

自分では「ちょっぴりおちゃめで寂しがり屋の守銭奴なんだ」と言っている。

ポジティブな性格で落ち込んでも立ち直りが早い。ポジティブすぎて自分に都合がいいように勘違いすることが多い。

パタリロの好きな3つの言葉は「もらう、ただ、安い」。モットーは「質より量」

また、パタリロの辞書には「不可能」「敗北」「加減」「反省」「気前がいい」「あきらめる」「言い値」という文字は無いとされている。
このうち「不可能と言う文字はない」についてはしばしば言及されることがあり、成功への強い意志と自分への信頼が見て取れる。

口が悪い。面と向かっていやみを言うことがあり、たいていは冗談だが本気の時もある。親戚も父のヒギンズ三世も口が悪かったので「口が悪いのは家系」と言っている。
特にバンコランの事を普段から「淫乱色魔」「下半身無節操男」等をはじめ数々の悪口を浴びせている。バンコランも同様パタリロに仕返ししている。
また、ストレス解消のためだけにバンコランに電話をして暴言を吐くこともある。

せっかちな面があり、「西へ行こうとしている所へ東行きの電車が来た場合 急いでるからってとりあえずそれに乗っちゃうタイプ」と言われた。

おだてに乗りやすい。客におだてられると出すお茶菓子等がランクアップしていく。小学生にヨイショされた時も、ケーキ<ヨーカン<ウナギとランクアップした。MI6の部長のおだてにも乗ってしまうほどチョロい。

また、他人をおだてるのも得意。魔界の四大実力者であるベールゼブブにも嘘の涙を流しヨイショしまくった。しかし、ベールゼブブが人間界に対し「下等生物と同じ空気を呼吸しただけで気分が悪い」と言うと「おまえが言うか ハエ魔王が」とうっかり(しっかり)本心も言ってしまう。

パタリロは人をおだてて道を誤らせそれを見てほくそえむ「ほめ殺し」の趣味もある。
「への16号の悲劇」があり、絵本を書くのが趣味のへの16号の絵本をパタリロが褒めちぎり、タマネギを辞めて作家を目指したが才能はなく今ではニューヨークでホームレスになっているという噂。

フェミニストと公言している。
バンコランに惚れ薬を使ったエトランジュにショックを受け「母上がそんなことするなんて」と言ってバンコランを引きずって電送機で帰った。その後「一人の女性として幸せを追求するいい傾向じゃないか」と言った。

自身の異性問題に対してはウブで同年代の女の子の対応には困る。
パタリロに女性慣れさせることが親族会議で決まりデート相手が訪ねてきたが、コケたパタリロは手を差し伸べた小間使いの女の子を緊張のあまり背負い投げしてしまった。【75-4、文庫45-3】

パタリロは口が軽い。内密な話をしようとしても「人払いをしても無駄だ ぼくが全部しゃべってしまう」と堂々と言う。

人を裏切ることも多々あり、子孫の10世に「母親の前で口裏を合わせてくれ」と頼まれたがあっさり裏切った。

「シバイタロカ博士」に変装するとパタリロとは正反対の善人になる。
異常気象で厚着コスチュームに変わる時も善人になることが分かっている。

また、締め切り間際まで仕事を始めないタイプ、部屋が散らかってないと集中できない、物を捨てずに取っておく、などがある。

権力者が欲することの多い「永遠の命」には興味がない。

いたずら・おちょくり好き

生活信条やモットーには「世の中に なんの楽しみなかれども となりの騒動 これが楽しみ」「他人の不幸は蜜の味」もある。
タマネギからは「絶対的なサド」と言われている。

商売相手でなければ何をしても構わないと思っている。準先進国首脳会議で各国の首脳たちを落とし穴に落とし、セメントを流し込もうと企んだことがある。

いたずらの為の努力をいとわない。
パタリロは誰かが落ちた時の驚く顔を見るために一晩中汗みどろになって落とし穴を掘ったり、会計係を困らせるため丸一週間寝ないで帳簿を書き換えたことが過去にある。

落とし穴で一度に落としたタマネギの人数は18人。

「小銭の収集と騒動を大きくするのだけが僕の楽しみなのだ」と、事をムダに大きくするのが好き。

本能のおもむくままに生きる主義のため、禁欲的な者を見ると邪魔したくなる。

バンコランが浮気しているとマライヒに吹き込み苛立たせるのは、やきもちをやくところがかわいくて見たいからと言ったことがある。

「人をおちょくる50の方法」という本を読んでおり、その中から実践もしている。
バンコラン、マライヒ、タマネギ達はおちょくりのターゲット。バンコランの浮気癖はおちょくりの対象になりやすい。

パタリロの百八つの趣味の中に「かみ合わない会話を楽しむ」というのがある。

ミーちゃんが家賃を持ってきた時にはなかなか受け取らず、ミーちゃんが体力を消耗するため恨まれている。

ギャグ・ダジャレ

1日平均650回ギャグをやる、15秒に1回ギャグを言わないと気が済まない、と言うほどギャグやダジャレを言う。パタリロのギャグに付き合わされ、周囲も毒されることが多い。
普段から考えたギャグをチラシの裏にまとめている。出来のいい奴だけやって他は全部ボツ。

パンクバンドみたいな恰好をするとダジャレが言いやすい。

パタリロに初めて親友はダジャレ教室の講師であるフェリックス。パタリロはフェリックスの匂いをたどってつけてきた。

気になっていることがあると一人乗り突っ込みをしてしまうほど。

ギャグの講釈をタマネギにしたことがある。

ギャグの本を書いて出版しようとしたことがある。

パタリロは人を笑わせるのは好きだが笑われるのは大嫌い。辛い物を食べたせいで「サシスセソ」がうまく言えず恥をかいた時は、マリネラ国民に対し「サ行禁止」の布令を出した。

義理・人情

部下思いの面や義理堅い所がある。

辞めたタマネギに対しても現隊員と同じように大切に扱う。元タマネギに殺人容疑がかけられた時には即現場へ向かい対応した。
タマネギからの転職の相談にも理解があり、本人が本気ならその道を応援する。辞めたいと軽く言う部下には「名誉ある立場をなんと心得る!軽々しくやめるなどと言うな!」と叱責することも。
「借りは返すのがぼくの主義だ 借りた金は返さないが」と言って偶然パタリロを助けた訓練用の機械獣(本来は壊される)を飼うことにしたこともある。名前はポチ。

様子がおかしいタマネギを心配して調査したり、部下を守るという国王としての崇高な思考が宇宙人に気に入られたこともある。

普段はタマネギ部隊を安月給で奴隷扱いし、タマネギ達もパタリロに反発することが多いが、タマネギ達の悩みを解決したり、窮地を救ったりすることで根底の信頼関係を築いている様子。

ヒーロー的活躍をタマネギに褒められると恥ずかしがる。

自分の命を顧みずに人助けをすることもある。
赤ちゃんロボットの頃のプララを地底湖の放水から救おうと水に浸かって気絶してまで助けたり、津波が起きた際にはパニックで置き去りにされた市民の赤ちゃんを助けに戻り救出した。

津波の際には、距離や時間の計算上、助けに行っても戻ってこられないと分かっていたが、見殺しにできないと迷うことなく助けに走った。あきらめずに行動を続ける姿を見た腹違いの兄であるアイゼンバッハは「パタリロこそ国王に相応しい」と言った。

宇宙人の大切なペットを誤ってさらってしまった時には、生き別れになった悲しさを感じ、不屈の精神で片道2万8千年かけて旅をして、自らの手で飼い主へ返しに行った。

能力

難しい数式が沢山書かれた壁の前に立つロボット

パタリロの能力

パタリロはとにかく色々な能力があり、生まれながらの天才。
それぞれの知識や経験をいつどこで身に付けたのかは不明である。タマネギに訊かれた際には「時間の使い方がうまいだけ」と返答している。

「マリネラのパタリロ国王は切れ者」と言われたこともある。

カサカサと音を立てて走る(または歩く)ゴキブリ走法が出来る。ゴキブリ飛行法もある。ゴキブリ走法を使うと100Mを5秒フラットで走れる。

パタリロのマジックは引田天功直伝。
パタリロは見たマジックのタネをすぐに見破って明かしてしまう。

言語能力が高い。
なぜか中国語が話せる。電話の混線で主席と仲良くなり主席から直々に通訳を頼まれたことがある。
原子縮小装置で小さくなった時には数分でバイキンの言葉が話せるようになった。
ゴキブリ語が理解できる。人類初の名誉ゴキブリ市民になった。
猫語、ネズミ語も話せる。
また、自分が言語を操るだけでなく万能翻訳機も発明している。

ケンカが強い。日本の学校では番長グループの手下数名に勝った。2回目は病院送りに。
子孫の10世の発明で未来から来た桃太郎の剣術に庖丁で勝った。妖怪の大頭坊との戦いでは剣を飛ばされている。

嗅覚がすぐれている。警察猫としてマライヒの服の匂いから居場所を突き止めた。
新札の匂いが嗅ぎ分けられる。

ハーモニカの吹き語りが出来る。(自己申告のみ)

貧乏ゆすりで地震を起こした。噴火による地震を止めるために頭をガクガク揺らし地震の波動にぶつけて10分ほど地震を止めることにも成功した。

腹時計で時間を正確に測れる。食べたうなぎパイの状態で測った。

特定の相手にしか聞こえない声でしゃべる腹話術ができる。

外科手術ができる。宮殿のタマネギ全員の脳外科手術をした。

自分では気づいていないが陶芸の天才。人間国宝の柿八先生に弟子入りしたときに、柿八先生が人間国宝としての自分の地位を揺るがないものにするためパタリロの才能を認めなかった。

ぬらりひょん拳法が得意。

逆さの字が読める。電車に乗って立っている時前に座っている人の新聞を読むために訓練した。

パタリロは雷の直撃に遭って一時的に超能力(念動力)を身につけた。

カイロプラクティックを習っていたことがある。

ひざカックンをするためにわざわざ気功遠当てを本で習得した。

パタリロは寝ている間、いい夢だけ見ているようにしている。

パタリロの字はヘタクソだが「シバイタロカ博士」に変装している時の字はヘタクソではない。

天才的頭脳

人間コンピューター
コンピューターのようにパタリロ自身の頭脳を高速フル回転させ解決策や答えを導くことが可能。作動中は瞳が白黒でチカチカする。一度見たら忘れないカメラのような記憶力と優れた計算能力を発揮する。人間コンピューターは思考速度が通常の数百倍になる。
毎秒数万回の演算が行われる。

バツグンの記憶力を持っている。ヨタリロに催眠術をかけられカメラになりきり、イギリスの軍事衛星の資料を記憶し壁に投影までした。
ただし、逆さにしておくと記憶がこぼれ落ちる仕組みで、機密を忘れるためバンコランに逆さづりにされた。
重要ファイルの内容を暗記し、口から電球を入れて目から内容を映写し耳から声を出すこともあった。

母親のエトランジュいわく、知能の発達が早く生まれて2か月で言語を理解。経済学の本の読み聞かせを喜んでいた。実際には生まれてすぐ言語を理解していた。

知識量は国会図書館並み。(自己申告)
パタリロは歴史、特に日本の江戸時代に詳しく、妖怪や魑魅魍魎など異世界についても知識が豊富。
しかし、常識を意外と知らないことがあり、バターが牛乳から出来ていることを知らなかった。冠婚葬祭の作法や祝儀不祝儀の挨拶などを知らない。

コンピューターのエキスパート
ペンタゴンのマスターコンピュータにハッキングを仕掛け、全てのガードを30分で破ったことがある。国際的ハッカー。普通のパソコンのロックはすぐに解除できる。
NASAのコンピューターに侵入して人工衛星を落としたこともある。(流れ星を発生させて願いをかなえるため)

ロボット工学とバイオテクノロジーの世界的権威
ロボット工学のサイボーグ戦士とバイオテクノロジーのバイオ兵士のどちらが強いか戦わせる審判をアメリカ軍から請け負った。

ロボット工学については西ドイツのロボット工学研究所でスカンキーと共に学んだ。その後、現存する世界最高のロボットとして「プラズマX」を製作。
現在はマリネラ大学のロボット工学部で講師をしている。

バイオテクノロジーでは猫を人間にしたことがあり学会で報告した。
また、タマネギコーラス号の下半身を魚にするバイオ手術を行っている。

細菌学、遺伝子工学のエキスパートでもある。

高い科学力と天才的頭脳を駆使して「発明パタちゃん」として発明品を多く製作している。そのための実験も行われており、パタリロが良からぬ実験で電力を大量に消費すると一瞬電圧が下がり照明が暗くなったりする。

パタリロの科学力でも死んだ人間を生き返らせることは出来ないだろう、とタマネギに言われ、少し考えた後に「ゾンビなら可能だな」と返した。
そこまでの科学力・技術をもってしても出来なかったのは「科学力でタマネギに仕事をさせること」だった。

透明薬をはじめ様々な薬も作っている。人助けもしており、シアン化化合物の解毒剤を超早業で作ってタマネギを助けた。生物兵器の中和剤を絶対に不可能という時間内で作り上げ、9号の息子の命を救っている。

パタリロは20分で20億人殺せる兵器「20分(トゥエンティー ミニッツ)」を開発中。
後の発言で「核を超える大量殺りく兵器を開発済み」と言っているが「20分」を指しているのかは不明。

また、大頭脳と呼ばれた「グレートコンピューター」とその後の対話型コンピューター「マザーコンピューター」を製作したのもパタリロである。

タイムワープ

装置を使わずパタリロ単体で生体タイムワープが可能。「タイムワープ!」と叫ぶことで過去・未来のどちらへも移動が可能。タイムワープするパタリロに触れていると一緒にタイムワープできる。

鉱山の発破の衝撃で過去へタイムワープしたことが始まり。以来、密かに練習して自由に時間を行き来できるようになった。

タイムワープを応用し時間を止めることも可能。「タイムワーッ!」と言い最後の「プ」を言わないでいると、パタリロがどこに行こうとしているか分からないため世界の時が止まりパタリロだけが動ける仕組み。再度、時を動かすときには「プじゃない!」と言うと元に戻る。

時間の移動をするとおしりの穴のまわりが痒くなる。
地磁気が乱れると時空にゆがみが生じてタイムワープができなくなる。

タイムワープをしばらくやらなかったらやり方を忘れた。タイムワープをしようとしたらホーロー号だけがどこかへ(90年後)へ飛ばされた。その後は他者をタイムワープさせることが出来るようになっている。

変装

素早い変装が可能。
「変装のすばやさなら怪人二十面相にも勝てるな」と自信がある。
ザナドゥーの完璧な変装術による一人芝居を観劇した時にはパタリロも驚き感心している。

変装のウデや変装の名作は普段のタマネギとの追いかけっこで鍛えられ作られている。変装を使い人をおちょくることも多々ある。

バンコランに変装する時は「パタコラン」と名乗る。バンコランの休暇中にパタコランに変装し、勝手にMI6に入り込みバンコランごっこをして遊んだこともある。パタコランで喫煙している。

数ある変装でもシバイタロカ博士だけはキャラクターも正反対の善人に入れ替わる。バンコランのことも「バンコラン君」と呼ぶ。

変装のキャラにより医学知識の対応が可能。シバイタロカ博士は外科と内科。フリッツ=フォン=マンテル博士は小児科と放射線科。

推理力

推理力が高く、推薦で世界名探偵友の会の会員になった。パタリロは正会員である。

誰もが認める推理力で、バンコランですら難事件の時に頼りにすることがある。

守護星のハレー彗星の影響によりパタリロの推理力が冴え過ぎて、推理小説の表紙を見ただけで犯人の名前や動機を当てたことがあった。

マリネラ警察のグルメ警視には、難事件が起きた時には連絡するように頼んである。ヒマな時に事件の一報が入ると喜んで現場に行く。

難解な事件で「名探偵としての禁じ手」と分かっていながらマザーコンピューターに相談したことがある。

パタリロは自分が関わった事件をまとめて事件簿として書き留めている。事件にはそれぞれタイトルが付いている。下記は事件タイトルの一例。

  • 「パリの空の下 セーヌは流れる殺人事件」
  • 「猟奇ゆがんだ性の物語殺人事件」
  • 「東シナ海の帰りしな事件」
  • 「青い山脈の頸動脈事件」
  • 「夜空の星の見が欲し事件」
  • 「南カムチャッカの黄色いチャツネ事件」
  • 「赤い彗星とマントヒヒの豊玉北事件」
  • 「禿頭のモナリザ事件」
  • 「クイーンとヴァンダインどっちがクロフツ事件」
  • 「サスペンダーと刺股と△定規が仮に四角関係になったらどうなる事件」
  • 「あっ黒いぞ殺害事件」

忍術

根来流忍術免許皆伝。他の流派の忍術も心得がある。
甲賀流はの上忍 戸沢白雲斎先生の直伝。
パタリロが甲賀流、フィガロが風魔流で戦ったことがある。フィガロに敗北した。

伊賀者の頭領十四代服部半蔵と長年文通しており友人。

キーンの城が崩れバンコランとキーンを「岩石なだれ渡りの術」で助けた。

傀儡忍法は通信教育で会得した。

透明になれる忍法を会得している。実はネコでもできる忍術。2年前にヒギンズ三世の友人である日本の忍者に透明術を教えてもらっていた。

パタリロと「水の兵右衛」たちは根来の里で一緒に忍びの術を修業した仲。
根来流の師匠は根来八宝斎。

根来忍術の十八番は「変わり身」でこれだけは超一流。付いた二つ名は「虎の波多利郎」で張り子の虎が由来。

パタリロは根来流忍術者としてはそこそこだが、免許皆伝をいただいたのは師匠の命題をクリアしたからである。

好み

赤いハートを持った熊のぬいぐるみ
  • 小さいころの好物はヨウカン
  • 好きな生クリームは△印のインスタントホイップクリーム。ヤマノウエノオークラ特製の生クリームをマズいと言った。
  • マヨネーズを塗った食パンに砂糖をかけたやつ。
  • チキンラーメンにケチャップをかけてかじる。
  • 牛の脂身と生のフォアグラをミキサーでドロドロにしたもの。
  • サバのジュース。サバの切り身とレモンと水とハチミツをミキサーで混ぜたもの。
  • 飲んでいるコーヒーはネスカフェ赤ラベル。
  • ハンバーグも好物。
  • 一皿の美味しいものより十皿のまずいものの方が好き
  • 好みの女の子は金髪で青い目。いとこのマデリーンが初恋相手で、マデリーンに似ている女の子がタイプ。
  • お風呂に入るのが好き
    イライラしたり気がかりなことがある時にもお風呂に入ることが多い。納豆風呂では「おかめ納豆」が好みの様子。お風呂上りには気が晴れスッキリしている。
    小銭風呂に入ったこともある。

エピソード

本棚の前で本を読む女性

バンコランに関するエピソード

バンコランの事を初対面で手帳屋と呼んでいた。MI6の身分証明書を見せられたため。

バンコランに多額の生命保険をかけている。(マライヒにはかけていない)

バンコランのマンションの鍵をピッキングしたり、合鍵を勝手に作ったりして部屋に勝手に入る。
しょっちゅうバンコランの家から食器や缶詰を盗んでいく。マライヒにはバレている。

顔面入れ替え機でバンコランの顔を豚にするためにわざわざ豚を連れてロンドンへ行った。

バンコランが死にそうになりバンコランの生霊にとり憑かれたことがある。パタリロはバンコランの死神に、バンコランの代わりに自分の魂をやると言って諦めさせた。

間者猫や黒タマネギを使いバンコランをゆするための情報収集している。

パタリロの死亡

パタリロは何度か死亡している。

  • クーデターにより軍の将軍に撃たれ死亡。一度死んで「黒山羊の尻尾」の願いで生き返った。宮殿中のタマネギも全員死亡している。この出来事自体が「黒山羊の尻尾」をくれたおばあさんの「災厄」によるもの。【52-2、文庫31-2】
  • 王座の爆発で死亡。タマネギの恋人によるイタズラが原因。幽体離脱状態になった。パタリロの意思ですぐに生き返ったり幽体離脱したりコントロール可能だったので自分で生き返った。【53-4、文庫30-6】
  • 死神のペンで一度死に、生命の神のペンで数日後に生き返った。【84-5、文庫49-10】
  • フグの肝を爆食いして再度死んだ(自殺)。前回、死神のペンで死んだ時に色々な人の夢枕に立ったが、因縁が深いバンコランと精神が同調してしまった。それを断ち切る作業をするため死後の世界へ行った。生命の神のペンのインクが切れていたため生き返るまで1か月かかった。

その他エピソード

  • ダイヤモンド産業でマリネラを豊かにしたのはパタリロ自身。ダイナマイト爆発による初めてのタイムワープで、ダイヤモンド産業がまだ発展していない貧しいパタリロ7世の時代に行き、帰り際に「この国には豊富なダイヤモンドの鉱脈がある」といい残し現在に戻ってきた。
  • 電送機のデータ反射でパタリロが7人に増えたことがある。7人で裸踊りとタイムワープしている。一人だけまともにタイムワープで情報収集し、あとの6人はふざけていた。その後は元に戻された。
  • キーンに世界各国のマリネラのダイヤ販売の取次所を爆破され激怒したパタリロは、核爆弾でキーンを殺そうと重爆撃機B52Hの発進を命じた。タマネギにより取消されている。
    また、バンコラン釈放のためMI6部長の仕事を手伝うことになった時には、偽の指令書を紛れ込ませMI6の破壊工作班にキーンの組織を攻撃させた。
  • パタリロは潜水艦の中で喧嘩してバンコランに表に出ろと言われ本当に海中に出て行った。運よくパタッシーに拾われた。パタッシーがホキョッシーと水中デートになり、その後はガメラに宮殿まで送ってもらった。ガメラと会うのはは竜宮城依頼。パタリロが遅いというので飛行モードで宮殿に向かい、軍のミサイルで迎撃された。ガメラはもちろんパタリロもピンピンしていたため、軍の担当者が落ち込んだ。
  • タイムワープで巌窟王のモンテ=クリスト伯に会っている。
  • 自分が先祖の6世になる夢を見た。6世の夢を見ている間は数週間も眠っていた。眠りから覚めた空腹のパタリロに料理が間に合わず、仕方なく餅を突っ込み体中から餅がはみ出した。
  • パタリロは文通相手に17歳で身長180センチのスリムな美少年と嘘をついた。7年後には美少年になる予定。先祖の7世の17歳の肖像画が根拠。
  • 外面はいいが「マリネラ国内では歩くニトログリセリン」と言われた。国民から「つぶれ肉まん」と呼ばれている。パタリロもそう呼ばれていることを知っている。国民はパタリロを見かけても目が合ったら厄介だという理由で知らんぷりしている。
  • 歯医者が怖い。歯科治療で痛くないのに条件反射で叫ぶ。治療中のうがいの水をいつも飲んでしまう。歯医者さんはフランスから来てもらっている。
  • 部屋に強盗が入ったことに気づいたパタリロは非常ベルの場所を忘れてしまい、おならで「パープーパープー」とサイレンを鳴らしてタマネギを呼んだ。
  • パタリロは書置きをして家出をした。その間、シバイタロカ博士の変装で日本に住んでいた。
    博士が借りた3丁目の坂本さんの家は、「一人息子の浪人生がノイローゼになって両親をメッタ刺しにし止めに入ったお爺さんが誤って浪人生を刺し殺し首つり自殺した」という事故物件。都心の一戸建てで家賃は月5000円。
  • 密猟者捕獲のため国王の権限を一時マライヒに譲った。
  • パタリロとタマネギは魔界の苦情係の手引きで生きたまま魔界へ行った。【44-3、文庫26-2】
  • パタリロはチャクマヒヒにキン〇マをなめられたことがある。
  • パタリロが後世で「黄金王」と呼ばれることとなったエピソードがある。10日間お通じがなくその分が一気に放出され、パタリロ自身とタマネギを飲みこんで大広間まで流れ出した。この時3人のタマネギが絶命したと記録されている。
  • パタリロのペットはノミのジュリアーノちゃんとジェンマちゃん。2匹が死んだ時にはお墓を建て、1カ月近くも悲しんだ。
  • パタリロは片道二万八千年かけて宇宙人のペット「ズズメク」を飼い主に返すため、ズズメクと二人きりで宇宙を旅した。パタリロの勇気ある行動を讃え「最も勇敢で気高い精神を持つ種族の住む所」として大宇宙航海図にパタリロの故郷である地球の名前がテラと記された。【53-1、文庫31-5】
  • 下水工事で出会った下水人と秘密裏に交流していた。浄化パワーがあるためヒーリングしてもらっていた。下水人が全滅した時は涙を流した。【54-2、文庫31-8】
  • ドンチャカダンス。「ドンチャカドンチャカ」と言いながら体を左右に揺らす。精神が集中する。見ている方は気が散る。
  • G7サミット参加の為に着物を着た。日本の首相に初めて会うので親愛の情を示すため。
  • パタリロはバットママに「プックラして可愛い子ね」と言われほっぺとくちびるにチューされた。ほっぺにチューされた感想は「雨の日にハダシで公衆便所に入って出たとたんサイフを落っことしたことに気が付いたような気分だ」と言っている。
  • パタリロはオカマが怖い。先月の貨物船での密航がトラウマになっている。誤って積み荷の砂糖をかぶってしまいオカマに全身舐められたため。【62-1、文庫37-1】
  • パタリロはオカマのトラウマから立ち直るために頭に救急バンを貼って心をいやすという治療をしていた。オカマのトラウマを克服したが完全ではない。
  • パタリロが開発した「時間鋼」で作った矛と盾による2つの無限のエネルギーの衝突が、時空を超えて過去でビッグバンを起こしたため宇宙が創成された。【64-4、文庫36-9】
  • 「パイライフ」という架空の恐怖キャラクターをでっち上げて、タマネギ達にさも本物かのように刷り込みしていた。
  • 秘密のアジトを持っている。
    ロンドンのアジトは安アパートの1室を借り、不法滞在者4名に正規の家賃の1/3の料金を徴収し住まわせておき、不法滞在だからすぐに出ていけと言われても文句は言わないのでいざというとき使える。
    マリネラ市内にいくつも隠れ家を持っている。
  • パタリロの前世をたどるとパンドラ。パタリロがパンドラの箱を開けたのだった。【70-7、文庫42-18】
  • パタリロは事故で殺人をしている。弾が入っていないはずのコレクションの銃で発砲した。仕組んだ犯人は別人である。【73-2、文庫43-2】
  • パタリロは生まれてすぐ赤ちゃんの頃から「福々しい つぶれた大福のよう」と言われた。パタリロ誕生の祝賀式典では妖魔の森に住む魔法使い達から、知性、幸運、健康と体力、金運をもらい、魔導士から災厄をもらった。生まれてすぐ言語を理解し魔導士を撃退した。【75-6、文庫44-8】
  • 先代、ヒギンズ国王の恩人の娘に礼をするため、闇金業者に立ち向かった。闇金に困っている恩人の娘のため闇金で金を稼いだパタリロ。
  • 喪章の代わりに焼きのりを巻いた。途中で食べてしまい葬儀会場に入れなかった。
  • パタリロの業は「強欲」。とあるスピリチュアリストが、「この世に生まれてはいけない重い業を持つ邪悪な魂をあちらの世界に返す」という任務を遂行しており、その魂のリストにパタリロがいるため魂を抜こうとしたが重すぎで無理だった。【80-9、文庫48-8】
  • パタリロは人類史上初「朝」と会話をした。
  • パタリロは3歳の頃に父親に叱られて4時間家出をしたことがある。その時に出会った人物と7年後に再会している。
  • パタリロが促成栽培でハイティーンの姿になった事がある。【86-6、文庫50-10】
  • 死神と取引をして1年後に魂を持っていかれる約束をした。
  • タマネギのハナクソ入りの飴を舐めさせられたことがある。
  • ある占い師からパタリロは生まれた時から非常に得の高い守護霊がついていていずれ世界のリーダーになる人物と言われた。実際は本人がハチャメチャなためその守護霊の包むオーラをパタリロがはね返してしまっていた。【88-3】
  • 去年オークションで大理石製のタヌキの置物を買った。
    通販では二万八千円の羽毛布団を買っている。
  • パタリロの行動は週に一度、タマネギ達からエトランジュにレポートで報告されている。
  • パタリロの目覚まし時計は父から譲り受けた物。父も祖父から譲り受けた。
  • 総務庁発表の政府支持率は58%。国王支持率は0.3%。信用度の高いアメリカの格付け会社による調査。支持率を上げるためタマネギ達に土下座して1億円の国家予算をお願いした。【94-1】【94-2】
  • パタリロは「シンデレラの縄」というミステリーを書いた。
    「シンデレラの縄」は推理小説にハマった子孫を夢中にさせるために書いた本で「シンデレラの罠」から着想を得た。一人の人間が探偵、犯人、被害者、目撃者、角の魚屋、医者、ベビーシッター、大統領の1人8役の話。
  • パタリロは暗殺の対抗策研究のために自ら殺し屋を雇った。
  • おそらくパタリロがP国大統領の殺害に深く関与している。
  • パタリロは妖怪界のアイドル。妖怪より妖怪らしい人間は世界でパタリロしかいない。
  • パタリロはいずれ他国を武力制圧して世界の王になる、と発言している。【98-6】
  • パタリロは日本のマリネラ大使館に温泉を作ろうと敷地内をボーリングしている。周辺住民による反対運動が起こっている。
  • 「イカロスの羽」の謎を解き情報を全世界に発信し、天帝を出し抜いたパタリロはヨタリロから「やっぱりお前は神様が作ったんじゃないんだ」「神様につくられたら神様のコントロール下にあるはずなのにお前はちがう」と言われた。じゃあ誰が作ったのかとパタリロが訊くと「おぞましくて口にもできないような『何か』じゃないか」と言った。【100-10】
  • 「マリネラの逃げ殿下」。パタリロがいたと思ってそこへ行くといない、というパタリロをたとえる言葉。「逃げ水」をもじってつけられた。
    パタリロには追いかけると逃げる性質がある。以前借金取りから逃げ回った名残り。
  • パタリロは世界のリーダーを目指すことを真剣に考えている。パタリロが困難な交渉で失敗したことがないのは人外のシェフの料理の効果で「パタリロに協力したい」と思わせているから。
    パタリロは百年先の未来を見据え、自立した強い独立国家を作りマリネラが世界のリーダーになると考えている。【103-8】
  • 44号の部屋からパタリロの執務室まで地下通路がある。
    パタリロは執務室の自分のPCのパスワードをメモで貼っている。【103-11】
  • パタリロは「風の麒麟児」のためにファーストクラスの飛行機を用意した。また、パタリロは根来の旧友たちの料理には最高の食材を使えと言った。