『パタリロ!』の主な登場キャラクター【抜粋版】

キャラクター キャラクター

『パタリロ!』に登場するパタリロ以外の主なキャラクターのデータです

主人公パタリロ8世についてはコチラ
タマネギ部隊と各メンバーについてはコチラ
魔界のキャラクターについてはコチラ

基本的にコミックスの初登場順に記載します。キャラクター名の右側の【】は初登場回です。

このページは当サイトの「キャラクター」ページの抜粋版です。
キャラクターが多すぎるため、主なキャラクターをこちらに抜粋しています。
各キャラクターの記載内容は「キャラクター」ページと同じです。
ここに載っていないキャラを見たいマニアな方はキャラクターページをご覧ください。

※【】内の表記について。
例:【1-5】→コミックス1巻の5話目、【文庫3-8】→文庫版3巻の8話目

1巻~

バンコラン【1-1、文庫1-1】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。MI6のジャック・バンコラン少佐。
バンコランの詳細はコチラ

ヒギンズ三世【1-1、文庫1-1】
パタリロの父。前国王。テレビゲームのやりすぎで心不全により崩御した。
若い頃にロンドン郊外の寄宿学校に留学していたことがある。
『パタリロ!』では2話目で亡くなっているため描写についてはベッドに横たわる1コマのみ。
ヒギンズ3世は音痴だったがカラオケ好きだった。【75-1、文庫42-7】

部長【1-2、文庫1-2】
MI6の部長。バンコランの上司。いつもパイプをくわえている。
本名はイヨマンテ=サンダース。
無能で不器用なのに嫉妬心からバンコランの邪魔ばかりする。単純なのでおだてに弱く乗せられやすい。パタリロやタマネギ達からもどうしようもない人物扱いされている。

抜き撃ちの名人で昔は「稲妻のイヨマンテ」と呼ばれた。しかし銃を抜くのが早いだけで狙いはメチャクチャ。
天丼中毒で1日1回天丼を食べないと体が震えて仕事が手につかなくなる。来々軒のツケは半年溜まっており、たまにバンコランに請求を回す。【15-1、文庫9-3】
部屋の電話が故障し夜食の天丼を代わりに頼んでもらおうとするがデミアンにあしらわれ腹いせにスプリンクラーを作動させたことがある。【12-1、文庫3-5】
天丼をおごれば言うことをきく。
10年前は課長でその3年後に当時の部長が急死し他に人材がいなかったので部長になれた。たまたま運よく部長になれただけでロクに仕事ができない。部下からは老人扱いされており簡単な書類仕事しか回ってこない。
キーンへの暴行でバンコランが逮捕された時も部下から信頼されず、怒ってバンコランの仕事をやってみるものの全然出来なかった。結局、マライヒに泣きつき仕事を手伝ってもらう代わりにバンコランの保釈を急がせた。【17-3、文庫10-1】
マライヒの素行調査を部長がやった時には、報告書は誤字脱字だらけで写真の1枚もなくバンコランに無能と言われている。
バンコランがやるはずのない警備の仕事を断るが、依頼主から小切手に希望の金額を書いていいと言われ欲に目がくらみ引き受けた。バンコランが仕事を断ると上司の立場でボルネオ支局行きをちらつかせた。【26-2、文庫15-5】
バンコランに間もなく子供が産まれるという時にはゲッソリしたバンコランを見て、励ます素振りをしたが内心は「あいつが落ち込んでいるのを見るのはうれしい」と喜んでいた。【46-4、文庫27-4】
パタリロがロンドンでテナント探しをしている時にダウンタウンでホームレスになった姿を発見された。仕事が回ってこず肩身が狭くなり職場を早退しがちに。さらに近所の目もあり家にも帰りづらくなりいつの間にかホームレスに。
落ちぶれた部長を見たパタリロがMI6部長の肩書を利用してテナント周辺のホームレス達を一掃しようと企んだ。バンコランに計画がバレたが偶然にも事件を未然に防いだとしてMI6に復帰。【74-3、文庫43-5】
ホームレスからMI6に復帰後、バンコランが目障りだと言い出しパタリロと共謀してバンコランを罠にはめようとした。パタリロ達の計画通りにいかず、勘違いで本物の武器商人組織と接触してしまう。
バンコランの知るところとなり武器商人組織の事件は解決したが、後から自分が殺されていたかもしれないと知りショックで入院した。犯罪組織が壊滅したためおとがめなしだった。【74-4、文庫43-6】
部長の遠縁の娘であるエミリーを家政婦としてバンコランに紹介したことがある。ぐうたらなエミリーは使いものにならず、ロンドン大使館でメイドを募集していると知ったマライヒがエミリーを押し付けた。パタリロに責められたが、エミリーの親は資産家で一人前にすれば謝礼が貰えると言いくるめた。【41-4、文庫24-3】
「イカロスの羽」をMI6の総力をあげて探すようにパタリロから直接依頼された。部長は断ったが部長の赤ちゃんプレイ中の写真で脅され協力した。その写真はバンコラン宅に送られてバンコランとマライヒ共に見ている。【100-8】
パタリロが光源氏を演じる源氏物語では帝役として登場した。【78-7、文庫46-1】
タバコのパイプにコーヒーを入れて飲んだことがある。

間者猫【1-3、文庫1-3】
フリーランスの凄腕エージェントの黒猫。パタリロをはじめ、人間と意思疎通が可能。
間者猫の詳細はコチラ

ラーケン伯爵【2-2、文庫1-4】
国際ダイヤモンド輸出機構のナンバー2。エトランジュのいとこ。
本名はデュラン=ド=ラーケン伯爵。ラーケンは母の旧姓で元の姓はコンチネンタル。
18歳で家出し12~13年経っている。推定30~31歳。
マリネラを国際ダイヤモンド輸出機構に戻すためにエトランジュを誘拐し、パタリロにいうことを聞かせようとした。バンコランと対峙しエトランジュが放ったボーガンの矢で死亡。
ギムナジウムを飛び出したマライヒを拾い殺人機械に育て上げた人物。

マライヒ【2-2、文庫1-4】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。バンコランの恋人。元は国際ダイヤモンド輸出機構の殺し屋。
マライヒの詳細はコチラ

エトランジュ【2-2、文庫1-4】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。パタリロの母。スイスのサナトリウムで療養している。
エトランジュの詳細はコチラ

警察長官【3-1、文庫1-5】
マリネラの警察長官。パタリロの身の回りの管理もしている側近のような存在。パタリロと一緒になっておちゃらけていることが多い。
警察長官の詳細はコチラ

マデリーン【3-3、文庫5-1】
パタリロの初恋相手であり最愛のいとこ。14歳。
ミリオネア公国の次期王女。パタリロの父の弟がミリオネア公国の女性と結婚しもうけた一人娘。
お菓子と人形が好きで、昔パタリロがプレゼントした手作りのゴキブリ人形は隅に追いやられている。
護衛のシャール少尉と両想いでパタリロは振られた。
その後は「パタリロの初恋相手」「パタリロの好みの容姿」として何度か名前のみ登場している。

ヒューイット【4-2、文庫2-2】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。CIAの優秀な捜査員。ロリコン。
ヒューイットの詳細はコチラ

スーパーキャット【5-1、文庫2-3】
空飛ぶ白猫。怪力が復活しスーパーヒーローに。間者猫の弟。
スーパーキャットの詳細はコチラ

プラズマX【5-1、文庫2-3】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。パタリロが作り上げた超高性能人型ロボット。
プラズマXの詳細はコチラ

ザカーリ【6-2、文庫5-3】
占い師。タロットカードを使う。占いはまだ外れたことがない
ニューヨークのホテルの最上階に住んでいる。
パタリロには毎度、散々な目に遭わされている。
金儲けのための占いをしない主義だったが、パタリロの500万ドルを燃やしてしまい、取り返すために仕方なく占いで金儲けに協力。騙されていたと知り仕返しで儲けた財産を全て無くした。

身体が敏感でパタリロにクジャクの羽でくすぐられる。敏感な体質をバンコランに初めて理解を示され好意を持った。【13-5、文庫7-5】
その後、バンコランを追って同じマンションへ引っ越ししている。マライヒと張り合いになるが、マリネラ王宮の床が崩れて落下する場面でバンコランが自分ではなく迷わずマライヒを助けたことでバンコランをあきらめる。【14-1、文庫7-6】

マリネラやパタリロとはもう関わりたくない、と14巻以降登場していなかったが80巻に再登場。
F○Iの嘱託職員になっている。科学捜査で行き詰った時に占いで助言をしているという。
パタリロやタマネギに振り回されたことで、改めて二度と関わりたくないと思うことになった。【80-2、文庫48-2】

シバイタロカ博士【6-4、文庫3-2】
パタリロの変装キャラの一つ
白髪に白い口髭をたくわえている老人。フサフサした前髪で外見上目のパーツは見えない。つぎはぎの白衣を着て杖を持っている。

医者であり聴診器を携帯している。外科と内科に詳しい。
若かりしバンコランには、「限りなく善意の人、シュバイツァー博士のまたいとこ、アインシュタインは父方のはとこ」と自己紹介している。ペニシリンの発見をしたり、種痘の有効性を証明したり、ガンの特効薬を開発した人…たちのサインを持っている。
国際医学者会議に出席し「前カンブリア紀における水虫の実体」を発表した。
パタリロほどではないが名探偵でもある。

過去や未来へタイムワープをした時に相手にバレないためにシバイタロカ博士に変装することがある。バンコランが10歳頃、15歳頃、17歳頃の3回ほど会っている。

パタリロいわく、シバイタロカ博士になった時は完全に善人キャラになりきってしまう。その証拠に、謝礼を断ったり小銭に興味を示さない。また、性格も善良で「限りなき善意の人」「愛と真実の人」と自分で言っている。
しかしこれとは逆に、貧乏を装って他人の家でさんざん飲み食いする、KGBの副局長を拷問する、ダイヤを盗もうと企む、パンを盗む、時そばで勘定を誤魔化す、などの悪事を働く面もある

シバイタロカ博士はパタリロを「せわしない性格」と言い、シバイタロカ博士になると心が落ち着く、と言っている。パタリロが日々の生活に疲れ家出して日本にいた時は、シバイタロカ博士の変装で普通の老人らしく暮らした。
パタリロは「シバイタロカ博士とはそりが合わない」と発言している。【66-3、文庫38-6】

シバイタロカ博士が片手を頭にやると笑ってちょうだいのポーズ。林家三平由来と思われる。

実はシバイタロカ博士の風貌と、変装し善人になるには理由がある。パタリロが2歳の頃にいたずらで教会を倒壊させた際、パタリロを諭した神父様が強烈に刷り込まれ神父様と同じ風貌かつ善意の人になった。
パタリロは8年ぶりに神父の前に現れ神父を怒らせて刷り込みを打破しようとしたが結果的には失敗した。実はモデルになった神父はテロ組織のリーダーであり悪人。【80-7、文庫48-6】

謎の「メンタコ」の話をしたことがある。メンタコとは、からしめんたいこと鬼ヶ島のあいのこみたいなもので、四角い箱にハンドルが付いておりハンドルをを回すと「チャカポコチャカポコ」という音が出る。チャカポコのリズム感が素晴らしく、東北地方の盆踊りに使われるらしい。クールメンタコにホットメンタコがある様子。結局「メンタコ」が一体何なのかは不明である。【9-3、文庫4-12】

ラシャーヌ【8-2、文庫5-9】
インドに住む青年。
一度、パタリロの電話が混線しラシャーヌに繋がったことがある。【2-2、文庫1-4】
パタリロは精神構造が似ているせいかラシャーヌの前だとギャグが決まらない。
ラシャーヌはバンコランとの初対面時に眼力が効かなかった。意識的に神経速度を遅くしていた。その後は眼力をまともに浴びる。
バンコランを好きになったがマライヒとの間に割り込む余地はないと悟り失恋した。【8-2、文庫5-9】

ラシャーヌはインドに10m四方の代々伝わる聖地を持っている。その土地がマリネラのダイヤ採掘のための買収計画地のど真ん中だったが売らなかった。その時にラシャーヌを騙す為に女装したタマネギに恋をしたがまたもや失恋した。【31-4、文庫19-1】

ラシャーヌのせいでインド大使館に駐在していたイロハ42号にモテない病気がうつった。

パタリロのいたずらのターゲットにされ、ラシャーヌ宛の荷物をいたずらと見抜きそのまま送り返した。結局タマネギが犠牲になった。【101-10】

元々ラシャーヌは魔夜峰央さんの『ラシャーヌ!』の主人公。

ミーちゃん【8-2、文庫5-9】
作者の魔夜峰央。初登場はパタリロの新型モンタージュの例。
家賃を払って宮殿の物置を借りている。【11-5、文庫6-4】
ミーちゃんの誕生日は3/4。28歳になった。その後は「永遠の28歳」を主張している。【18-1、文庫10-2】

アフロ18【8-4、文庫6-1】
『パタリロ!』の主要キャラクターであるプラズマXの奥さん。パタリロが作り上げたロボット。
プラズマファミリーの詳細はコチラ

10巻~

高円寺のおばさん【11-1、文庫6-9】
作中の「秘境異次元ごっこ」で登場。天井裏で秘境異次元発生装置を操っているおばさん。【11-2、文庫6-3】
その後登場はずっと無かったが、100巻で「イカロスの羽」を探している人物達を描くシーンで1カットのみ登場している。天井からぶら下がるためのピアノ線をアンテナにし、世界各地の電波を拾い情報収集を手伝った。【100-8】

スカンキー【11-2、文庫6-3】
ロボット工学者。西ドイツのロボット工学研究所でパタリロと一緒にロボット作りを学んだ
パタリロが作ったプラズマXについて、自分が同じ能力のロボットを作るとしたら身長10メートルにはなると推測し、「現存する世界最高のロボット」と認めている。自分が世界一のロボット工学者でありたいためプラズマの秘密を探る、もしくはパタリロとプラズマを消そうと考えた。
プラズマの秘密を探るために女の子タイプの「スクンⅠ」(スクンワン)を製作。秘密を探る事には失敗し、スクンⅠにパタリロとプラズマの抹殺を邪魔され逃走した。

その後もプラズマの秘密を探ることをあきらめられず、マリネラ王宮の近くの地下に基地を作っていた。パタリロが製作中のランダムの知能回路を自分のものと入れ替えた。入れ替え発覚後もそのままランダムの知能回路はスカンキー製のまま。プラズマに捕えられてしまい、ロボットを使った銀行襲撃事件に関わったとされインターポールに引き渡された。【14-3、文庫6-6】
ランダムの加速装置はパタリロが作ったものより扱いやすいということでKGBに狙われた。【20-2、文庫9-9】

アフロがマルスXに侵され瀕死の時に最後の手段としてパタリロが刑務所のスカンキーに対処を依頼した。自由とマリネラの財宝と引き換えにと頼まれたがスカンキーも手に負えなかった。【15-2、文庫8-1】

「イカロスの羽」の秘密を解明するための協力者としてタマネギ達に拉致されマリネラ宮殿に連れてこられた。ヨタリロとは世界科学者会議で面識がある。パタリロから聞いた「イカロスの羽」にまつわる一連の話を信じなかった。ヨタリロからは「羽を運ぶだけで報酬百万ドルを値切らずにパタリロが出したので信じる」と聞き、パタリロからは信じなくていいから協力してくれと頼まれた。報酬としてかねてから狙っていたプラズマの超小型核融合炉の秘密を教えろ、と交渉しパタリロがあっけなく了承したため驚いた。【100-9】

イカロスの羽のデータ映像が停電により流せなくなった時、スカンキーの首元にある個人用ドライブレコーダーの映像を利用し全世界に発信することに成功した。【100-10】

パタリロが報酬である「プラズマの超小型核融合炉の秘密」をとぼけようとしたため教えるよう迫った。実際に秘密を手に入れたかは不明。【101-1】

スクンⅠ(スクンワン)【11-2、文庫6-3】
スカンキーが作ったロボット。プラズマの秘密を探るため製作された。
博士の趣味で女の子の身体。ませていてプラズマに色気をふりまく。体は柔らかく出来ている。
プラズマの情報をうまく手に入れられずスカンキーから用無しとして電磁杖で壊されそうになった。プラズマに手当され助かったが、スカンキーの罠からパタリロを救うため犠牲になった。部分的に発見されたスクンⅠの知能回路はプララに移された

プララ【11-2、文庫6-3】
『パタリロ!』の主要キャラクターであるプラズマXの娘。パタリロが作り上げたロボット。
プラズマファミリーの詳細はコチラ

デミアン=ナイト【12-1、文庫3-5】
MI6の情報員。中佐。バンコランの元恋人
10年前にグローブナー将軍の養成所でバンコランと出会う。当時17歳のバンコランの2歳年上でルームメイト。
右目の傷で片目が見えない。なんの傷かは不明。片目のため聴力が発達しており30m先の衣擦れが聞き分けられる。
男性経験で傷ついていたバンコランを慰めるため肉体関係を持つ。その直後に初仕事で寮を出ることになるが、自分がいなくなったら1人で過去を克服するようにとバンコランに言い聞かせそれがバンコランが美少年キラーへ変貌するきっかけとなる。

初仕事でKGBに捕らえられ麻薬漬けにされて廃人同様になった。バンコランの献身的な介護で数か月で復活。復活後はMI6のNY支局へ10年駐在し、イギリスへ戻って来てバンコランと再会。NYにいる間イギリスへは戻っていない。
NY支局でCIAのハンターにより2年かけて共産主義に洗脳され麻薬の常習者へ

マライヒとMI6で出くわしたときは薬を使いマライヒを寝取って自分の調査状況を聞き出そうとした。予想よりもバンコラン達がかなり情報を握っていることを知りゲルベルトと逃走する。
空港からチャーター機で逃走しようとするが霧で飛べず、追ってきたMI6と銃撃戦の末にバンコランに撃たれ死亡

αランダム【14-3、文庫6-6】
『パタリロ!』の主要キャラクターであるプラズマXの息子。パタリロが作り上げたロボット。
プラズマファミリーの詳細はコチラ

ブラント博士【15-2、文庫8-1】
世界一のロボット工学者。パタリロがロボット製作を教わった
ピョートル大帝の手先に娘を人質に取られ、パタリロを苦しめるためにプラズマ一家を不幸に陥れるよう協力させられた。アフロに使われた「マルスX」という腐食性のカビを発見している。パタリロからアフロを助けて欲しいと協力依頼がありマリネラへ行ったが、手の施しようがないとすぐに帰った。実はこの時、知能回路からアフロの「やさしさ」を取り出すことに成功しており、後にプラズマの後妻であるマンドラを作り直す時に移植された。【15-2、文庫8-1】

博士が製作したエレクトロ=マンドラをプラズマの後妻として迎えさせた。ピョートル大帝の手先によりマンドラは猜疑心が強く嫉妬深い欠陥品にさせられていた。【15-3、文庫8-2】

娘と一緒にピョートル大帝の手先から逃げ出し、パタリロを頼って亡命しようとマリネラへ向かった。マリネラに向かう飛行機がハイジャックされ、機内でプララと遭遇した。飛行機の着水後、ハイジャック犯が起動させた爆弾を持ったプララが博士を押しのけ海に入ったが、機内の小型爆弾が同時に爆発し娘と共に巻き込まれた。【15-6、文庫8-5】

事故後は行方不明になっていたが、娘と共に無人島に流れ着き、手帳と万年筆から無線機を作り助けを求め救助された。パタリロにアフロとマンドラの事を全て話し詫びた。マンドラを停止させ知能回路を作り直した。【16-4、文庫8-8】
プララには記憶を取り戻す手術をし成功している。【16-5、文庫8-9】

キーン=バンコラン【17-3、文庫10-1】
バンコランの叔父。冒険家で世界中を旅している。
兄はバンコランの父。兄と違い行動的な性格。現在は帰化してアメリカ人。
実兄であるバンコランの父、執事、フンギー(バンコランの飼い犬)を殺害した
17年前、兄に鉱山開発に財産を使いたいと申し出たが断られたため事故に見せかけ殺害。執事に車を細工している所を目撃されており、後に脅されたため執事も殺害。この時に天才犬のフンギーも殺害した。その後はまた旅に出ている。

年月が経ち、ニューヨークのダイヤモンド街を牛耳る人物となる。事実上新たなダイヤモンド販売網のリーダーとなったがマリネラだけは抵抗していた。パタリロと対立することとなる。【17-3、文庫10-1】
バンコランとパタリロが雇った「白紙のゴドー」の調査によりキーンの組織は脱税や粉飾決算などが発覚。組織を作り上げるためにすでに莫大な金額を使っており、パタリロやゴドーが手を出さなくてもいずれ組織はダメになっていたと推測された。

対バンコランの為にカネにあかせてディズニーをはじめとする一流の殺し屋達を大量に雇った。ディズニーを使いマライヒを拉致し、眼力で身体を奪いその写真を各関係者に送り付けバンコランを激怒させた。これによりバンコランはキーンを殺すことを決意している。【18-1】

バルカン半島の城に殺し屋を配備しバンコランとの最終決戦の場とした。城が崩れ巻き込まれそうになり、バンコランの命令によりパタリロが救助している。バンコランから生き延びることを罰とされ殺されることは無かった
この時、霊感青年の44号が「キーンは二度と僕たちの前に姿を現さず、消息を聞くことも無いだろう」と言った。【20-1、文庫11-1】

白紙のゴドー(マキアヴェリ=ド=ラーケン)【17-3、文庫10-1】
ゴドー=オブライエン。バンコランがキーンの調査のために雇った経済問題専門の私立探偵。元産業スパイで証拠を残さず仕事をやりきるため「白紙のゴドー」と恐れられていた。
本名はマキアヴェリ=ド=ラーケン。デュラン=ド=ラーケンの弟。エトランジュのいとこのためパタリロの親戚である。

ほぼ全身真っ黒の出で立ち。黒が基調の毛皮のコート、黒のハット、黒のズボン、白い靴、サングラスにヒゲ。身長が低くパタリロより少し大きい。神出鬼没。がめつい。
ノリが良くパタリロと共にギャグやボケを飛ばしまくりパタリロと渡り合うほど。
パタリロに協力させるためキーンのバルカンの城に四千万ドルの財宝があると嘘をついた。

キーンが集めた殺し屋の一人である日本の剣術使いと対峙し、黒の衣装をはがれて素顔がバレてしまう。これによりラーケン伯爵の弟だと判明した。マライヒが驚くほど兄にそっくり。
国際ダイヤモンド機構の頃は兄の影として情報収集をしていたが兄の亡き後は一匹狼になった。

バンコランとパタリロは殺された兄デュランの仇になるはずだが多額の報酬のため味方をしていた。「世界中の黄金を手に入れるのが私の夢」と発言するカネの亡者

キーンとの対決後はディズニーを雇っている。
手に入れた金の仏像に中国の機密が隠されていると知りバンコランに売買をもちかけた。見返りとして王室に伝わる金の十字架でエリザベス1世が幼少のみぎり身につけていた物を要求した。【20-6、文庫12-1】

20巻~

ヨタリロ【20-5、文庫11-4】
パタリロのいとこ
サン=ミゲル公国の大公の息子。
12歳でコンピューターの世界的権威。博士号を持っている。
パタリロに輪をかけた守銭奴。
オールバックの黒髪にサングラスをしており背は小さい。
ヨタリロはテレビの修理屋の態度が悪かった腹いせにニューヨークを大停電に陥れ、その賠償金をパタリロが貸している。
母親は元モデルで黒髪の美人。曾祖父はアマチュア科学者。母親には敬語を使い恐れている様子がある。【101-1】

イギリスの軍事衛星の情報を海外に売ろうとした。大金さえあれば犯罪者になってもかまわないらしく、パタリロに「二人でブラジル辺りで優雅に暮らそう」と言いまるで反省しなかった。止めようとするパタリロをすでに巻き込んでいる状態にしておりパタリロより一枚上手。
ヨタリロがやらかそうとすることのスケールが大きい事と、パタリロにしりぬぐいが回ってくる可能性があるためパタリロがヨタリロを止める側になり、ヨタリロといるとパタリロがまともな人間に見える

メキシコにてなぜか戦車で登場。プラズマが指揮する「イカロスの羽」捜索現場にたまたま現れた。【100-8】
プラズマにパタリロのいとこだと言い状況を聞き出した。パタリロからマリネラに羽を運搬してほしいと頼まれ、報酬に100万ドルをふっかけたら即OKされ戸惑った。羽をマリネラへ運搬する道中、デュモンの一団に奪われそうになったが偶然、難を逃れた。パタリロからはデュモンに恨みを買ったはずだと言われた。
マリネラ到着後はパタリロ、スカンキーと共にイカロスの羽の秘密の解明をした。【100-9】
パタリロからイカロスの羽の情報を全世界に発信しろと言われ、妨害が起こる中で発信に成功した。

パタリロが天帝を出し抜けたことから、パタリロは神様が作ったものじゃないのでは?と考え、パタリロの事を「おぞましくて口にもできないような『何か』じゃないか」と言った。【100-10】

母親がいる場所で爆弾テロがあったと聞き一目散に駆けつけた。「さっき顔を合わせてしまったのでポーズだけでも駆けつけておかないと後で何をされるか分からない」と言った。直後にデュモンに誘拐されパタリロを騙すためのトリックに使われた。その時にヨタリロはお尻がすりむけてしまった。デュモンにコケにされ怒ったヨタリロはハッキング技術を駆使して復讐をした。【101-1】

ヨタリロは金儲けの為に得意のコンピューター技術を使い軍事衛星に攻撃をしかけ、その対策を売り込むという詐欺行為をしていた。ヨタリロいわく「需要が無ければ需要を作り出すのがビジネスの鉄則」と言い切った。【101-4】

アスタロト公爵【22-1、文庫13-1】
魔界の四大実力者の1人。黒髪長髪の美しい容姿。パタリロの先祖である6世を召使にしている。
魔界の登場人物の詳細はコチラ

ベールゼブブ【22-2、文庫13-2】
魔界の四大実力者の1人。アスタロトとは反目しあい、いずれ魔界を支配しようと狙っている。
魔界の登場人物の詳細はコチラ

氷のミハイル【26-2、文庫15-5】
『パタリロ!』の悪役キャラクターの1人。S国情報部の大佐。
ミハイルの詳細はコチラ

デュモン【28-4、文庫17-1】
世界的犯罪者。黒髪長髪のハンサム。
盗み、殺人、破壊工作などを請け負い、毎回完全犯罪にこだわっている
一匹狼ではなく複数いる部下を使う。手が込んでいてイリュージョンかのような大がかりな作戦を行う劇場型犯罪。
通常の報酬は10万ドル。
デュモンの完全犯罪は7~8歳だった頃が始まり。当時、孤児だったデュモンはマリアというスリの女に育てられおり、警察に撃たれ負傷して家に戻ったマリアが死亡。追ってきた警察に遺体を渡さないためバラバラにして室内の小箱に入れて隠し通したことが完全犯罪の始まり。【29-3、文庫17-2】

犯罪トリックを見破ったマライヒをわざわざ訪ねて褒めた。この時、マライヒとの賭けに勝ちマライヒにキスをしている。

盗んだティアラが偽物だったことがある。本物は持ち主の妻が借金のカタにしており、偽物だったことは持ち主である夫も知らなかった。その後は本物も盗んでいる。【29-3、文庫17-2】

ミハイルを騙して利用しダイヤを盗もうとしたが、ミハイルに本来の狙いをさとられダイヤを横取りされている。【32-1、文庫17-7】

多国籍複合企業であるスメトコを乗っ取ろうとしたが、パタリロや間者猫達に阻まれ断念している。【30-2、文庫17-3】

パタリロの命令で「イカロスの羽」をマリネラに運ぶ途中のヨタリロを襲った。偶然によって羽を手に入れられず、ヨタリロを使ってパタリロに仕返しをした。この時、ヨタリロが「コケにされた!」と怒り狂いデュモンに復讐した。ハッキング技術と旧式のスパコンを駆使し本気を出したヨタリロにデュモンの犯罪拠点を特定されてしまった。【101-1】

ザナドゥー【36-3、文庫21-5】
変装の達人。完璧な変装術を駆使した一人芝居をしている有名な役者。その技術は変装が得意なパタリロでさえ驚くほど。幼い頃に孤児院から抜け出し旅芸人の一座に入り変装術を身につけた。
本名はヨン=ヤーステン侯爵。ルプセン公国の侯爵で出生には秘密がありパタリロとは親戚である。
簡単にマネができないタマネギメイクを完璧にこなしロンドン大使館からゴッホのヒマワリの姉妹作である「夜まわり」を盗み出した。他にも変装術を駆使して多くの美術品を盗んでいる。
実は幼い頃に当時の弁護士だったハンセンに財産を横取りされ両親は自殺。ハンセンが売り払った侯爵の美術品を取り戻していた。ハンセンへ復讐するため屋敷へ火を放つが、ハンセンともみ合いになり2階から炎の中に落ちてザナドゥーの死亡が確認された。しかし、これはザナドゥーという名前を抹殺してまで行った替え玉殺人とパタリロに見抜かれた。【36-3、文庫21-5】
替え玉殺人をネタにパタリロのバンコラン復讐計画を手伝わされた。バンコランに変装し遠目からマライヒに浮気していると思わせる役だったが結局マライヒにバレた。【36-4、文庫21-6】

故国、ルプセン公国の屋敷と領地が取り戻せずパタリロに相談。ルプセン公爵妃はパタリロの伯母にあたるため。最高議会の議長が父を殺害した噂があることと、パタリロの伯母(ルプセン公爵妃)がザナドゥーの実の母親であることが判明。
得意の変装術を駆使して議長を騙し、財産を全て取り上げた。ルプセン公国と母の為に身を犠牲にすることを誓った。【79-7、文庫45-11】

40巻~

フィガロ【46-3、文庫27-3】
フィガロ=バンコラン。
バンコランとマライヒの子供。マライヒが妊娠し、男性同士のカップルから誕生している。マリネラ生まれ。
実は人間ではなく天使長ミカエル。
トランプのスート柄の服を着ている。中でもハート柄が多い。
テレビゲームが好きでゲームばかりしている。
マライヒが出かける時には下の階に住んでいるオッペンハイム夫妻に預けられる事がある。

マライヒが帝王切開手術中に落雷にあい、生まれた時から謎の放電をしていた。放電現象は2時間ほどで収束。実はこの間、未知の電磁波を使いマザーコンピューターのデータを全検索している。このこと知るパタリロからはただ者ではないと気付かれていた。【46-4、文庫27-4】
マライヒの代わりに9号が世話をした時には、泣いてもだっこしてもらえず9号を追い返そうとして、テレビ放送の内容を悪夢として9号に見せた。
産まれて1カ月で1歳児の体格。歩くことと簡単な言葉を喋ることが出来る。1カ月健診で6歳の知能があると思われ新人類としてWHAに狙われた。
9号の息子アリランと共に致死性の生物兵器を使われた時に、唯一の中和剤がフィガロに与えられアリランの分が無いため、9号とアリランを「梯界」に連れて行き助かる方法を探した。
梯界にいたアリランの母に「光をつかさどる方」と言われている。
フィガロは裁王様に「人間の子供を助けたい」と言い、裁王様の「人間のことは人間にまかせろ」といった言葉から、フィガロは人間でないことが分かっている。【47-1、文庫27-5】
ダイエット実験でマライヒが高僧と同じ状態になり解脱してしまった時には「選ばれた人間しかそちらに行ってはいけない」と一瞬で元に戻した。【60-5、文庫34-5】

フィガロは遠い未来の人口減少のため同性同士のカップルに子供を授けるかどうかのテストとして生まれた5人の赤ちゃんのうちの1人。天帝に代わり人間を守護する者。一次試験が終了し元の姿に戻ろうとしたが、パタリロが親たちが亡くなってから戻ればいいと説得し人間の姿のままでいることになった。【59-4、文庫35-3】

バンコランVSベールゼブブにて、マリネラ宮殿に現れたベールゼブブがその場の人間の動きを封じたがフィガロのみ動き続けることができテレビゲームをしていた。ベールゼブブの前で天使長ミカエルの姿となりベールゼブブの羽と互角の羽が出現。これによりベールゼブブは驚き、他の悪魔たちも直ちに全員引き下がり姿を消した。【70-1、文庫40-1】

フィガロの正体を知っているのはパタリロ、間者猫、ベールゼブブらの一部のみ。マライヒとバンコランは知る度に記憶を消されている。9号は記憶を消されていない。

テレビゲームへの執着は強く、ゲーム画面が消されると激怒する。パタリロに同じ所までやらせたり、電磁波が影響する立体映像を消してしまうなどの行動をとっている。

野牛但島春(やぎゅうたじまはーる)【56-4、文庫33-5】
マライヒのナイフ術の師匠。百歳のおじいちゃん。マライヒの手作りケーキを食べて野牛流奥義をマライヒに渡した。玄鬼の真空斬りで怪我をする。
歳のせいで入院し余命1カ月と診断される。内臓移植の大手術で寿命が20年延びるとされるが費用が50万ドルかかる。ジュリアンの賞金で手術をし成功した。【59-2、文庫34-2】

ボニー=クライド=アイゼンバッハ博士【57-3、文庫32-5】
ヒギンズ三世の子供でパタリロの兄王位継承権がある。12歳。化学、数学、量子力学の三部門でノーベル賞を受賞している超天才児。母親は宮殿付きの小間使いだった。ヒギンズ三世が11年前に設定した隠し送金や、弁護士に預けた手紙の存在が急に明らかになり正体が判明。王位継承権には興味がないが、自分がパタリロよりも国王に相応しければ国王になる、と宣言。仕事能力、科学力、体力ともにパタリロを上回る。また、パタリロも成しえない手の回転も使った「ダブルゴキブリ走法」を会得している。海底鉱山の爆破による津波で逃げ遅れた赤ちゃんがいたが、救助は計算上間に合わないとしてあきらめた。しかし、即救助に向かいあきらめずに行動を続けたパタリロを見てパタリロこそ国王に相応しいと認めた

60巻~

バット【60-6、文庫34-6】
バットママ。ニューハーフカフェー「東カリマンタン」の店長。元国際ダイヤモンド輸出機構の情報収集のスペシャリスト。本名はモス=マクドナルド。コードネームは「バット」。名前の由来は夕方になると元気になるため。
ニューハーフ。性転換手術はしていない。名医にかかり完璧な手術をするため金を貯めている。おっぱいはホルモン注射で大きくしている。手術代を稼ぐためにフェアリーを追う組織にフェアリーを売ろうと企みマライヒに協力を依頼したが逃げられている。【60-6、文庫34-6】
男だった頃に結婚歴があり奥さんとの子供がいる。ミランダという10歳の「娘」だが男。奥さんは会社勤めをしていたが横領事件の濡れ衣を着せられ、その後体調を崩し病気になり亡くなった。濡れ衣を着せた男を発見し、東カリマンタンの開店パーティーで娘と結託し殺している。ミランダが銃を撃ったが弾は当たらず、男は銃撃に驚いたことで死亡した。【62-1、文庫37-1】
フランスで人気のニュハーフカフェー「ジブラルタル」で働く売れっ子で、ロンドンに店を出のにあたり店長になった。店ではいつも和装。打たれ強く図々しい。
パタリロのことを可愛いと言いキスをしたことがある。また、高額な勘定を払えないパタリロを店でボーイとして働かせたこともある。
中東の王族に気に入られ国に連れて帰りたいと言われ、店を完全に軌道に乗せてから店長を辞めようとしていたが、パタリロが東カリマンタンを妨害したため叶わず諦めた。【72-5、文庫41-5】
おカマ連合軍がマリネラを攻めた時にはマリネラを救出するために駆けつけている。【74-1、文庫43-4】
オカマさんにトラウマのあるパタリロが何度も店を潰そうとするのでそのたびにやり合っている。

プロフェッサー(アンタダレ=アンダンテ)【67-2、文庫39-4】
MI6の兵器開発担当Z課所属。リカルドの祖父。威力がすごいだけで情報員にそぐわない兵器ばかり製作しているためバンコランから避けられている。
バンコランの部屋にプロフェッサーが付けた換気扇は、一瞬で室内の気圧が下がり窒息寸前になるほどの威力。他にも「ノートPC型対戦車ミサイル」「万年筆型時限爆弾」なども作っている。
自分、孫のリカルド、パタリロの3人のうち誰のミサイルが一番かをバンコランに決めてもらおうとしたが、現実的に役立つものを作れと激怒され散々にののしられた。バンコランを見返す為に3人の共同で「超ミラクルシークレット透視スコープ」を開発し、世界発明コンテストでグランプリを獲得した。
バンコランが孫のリカルドに浴びせた強力な眼力の余波でバンコランのとりこになった。

バンコランVSベールゼブブでは、一連の騒動が始まる前からボールペン型の「万能スコープ」と特製の「銀の弾丸」をバンコランに持たせていた。
実はマサチューセッツ工科大学在籍中は風水研究会の会長を務めており、風水、陰陽道、占星術、象数易などの研究をしていた。現在も時々アルバイトで易者をしている。バンコランに異界から禍々しい恐怖が忍び寄っているという卦が出たため対応を始めた。ベールゼブブがバンコランを狙うようになってからは、さらに積極的にバンコランを援護するようになり、全く信じないバンコランを閉じ込め、Z課全員で防御。パタリロと連携し電磁スクリーンでの防御や武器による攻撃に参加した。

グルメ警視【82-11、文庫48-14】
マリネラ警察の警視。口ひげにハットを目深に被っている小柄な人物。
パタリロから変わった事件が起きたら報告するよう言われている。事件のあらましやすでに調べた背景などを説明し、パタリロに難解な事件の捜査協力をしてもらっている。
パタリロはグルメ警視が訪ねて来ると、難事件で暇つぶしが出来ると思い喜ぶ。
パタリロとは立場上敬語で話すが、ツッコミを入れたりあしらったりもしている。
いつも落ち着いているがパタリロが殺人事件の一番の容疑者を一切疑わなかった時には意見が相違し敵対し合った。この時はいつも冷静なグルメ警視も感情的に怒った。【85-1】
警察長官には何度も尻拭いをさせられてきたため長官のことは苦手。長官の息子のノムスコと会った時には長官を思い出してしまっている。【85-5】
宮殿で出がらしのホットミルクを飲まされ500円取られたことがある。
『パタリロ!』の登場人物としてはかなりまともな人間。

ノムスコ【85-5】
警察長官の長男。名前はケーサツ=チョーカン=ノムスコ。警察長官に顔がそっくり。日本の高校を卒業し18歳。タマネギになりたい、と突然パタリロを訪ねた。タマネギになる条件のうち「美貌」に引っかかると指摘されたが本人は自信満々で自画自賛している。貧乏ゆえに知力体力ともに劣り、小3の算数のテストは2割しかできなかった。
古本屋でのアルバイト時に推理小説を読んでいたことで推理には自信があると言い、盗難事件の連絡を受けたパタリロに同行した。しかし、最終的にはノムスコの言葉がヒントになったが、メチャクチャな推理と行動のせいで2つも訴訟を抱えることになった。事件後は都合よく書置きをして逃走している。
訴訟問題が片付いた頃にまた都合よく現れ、パタリロに福を授けたいと恵方巻を食べさせた。恵方巻を食べる時のルールを守らずにパタリロが食べてしまうため、その都度サイズアップした恵方巻を食べ直させた。最終的に超巨大恵方巻を無理やりパタリロにブチ込み、難を逃れたと都合よく解釈して周囲からは疫病神だと言われた。

ナイアルラトテップ【102-1】
リンボから生まれた人間界由来の邪神。人間界の王になろうとしている。
魔界の登場人物の詳細はコチラ

コメント お待ちしております!

タイトルとURLをコピーしました