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『パタリロ!』に登場するパタリロ以外のキャラクターのデータです。
※現在随時追記中です。

「パタリロ8世」についてはコチラ
「タマネギ部隊」と各メンバーについてはコチラ
「バンコラン」についてはコチラ
「マライヒ」についてはコチラ

基本的にコミックスの初登場順に記載します。キャラクター名の右側の【】は初登場回です。
内容が多いためお探しのキャラがある場合はPCやスマホのページ内検索機能をご利用ください。

※【】内の表記について。
例:【1-5】→コミックス1巻の5話目、【文庫3-8】→文庫版3巻の8話目

キャラクター抜粋版はコチラ

1巻~9巻

バンコラン【1-1、文庫1-1】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。MI6のジャック・バンコラン少佐。
バンコランの詳細はコチラ

ヒギンズ三世【1-1、文庫1-1】
パタリロの父。前国王。テレビゲームのやりすぎで心不全により崩御した。
若い頃にロンドン郊外の寄宿学校に留学していたことがある。
『パタリロ!』では2話目で亡くなっているため描写についてはベッドに横たわる1コマのみ。
ヒギンズ3世は音痴だったがカラオケ好きだった。【75-1、文庫42-7】

部長【1-2、文庫1-2】
MI6の部長。バンコランの上司。いつもパイプをくわえている。
本名はイヨマンテ=サンダース。
無能で不器用なのに嫉妬心からバンコランの邪魔ばかりする。単純なのでおだてに弱く乗せられやすい。パタリロやタマネギ達からもどうしようもない人物扱いされている。

抜き撃ちの名人で昔は「稲妻のイヨマンテ」と呼ばれた。しかし銃を抜くのが早いだけで狙いはメチャクチャ。
天丼中毒で1日1回天丼を食べないと体が震えて仕事が手につかなくなる。来々軒のツケは半年溜まっており、たまにバンコランに請求を回す。【15-1、文庫9-3】
部屋の電話が故障し夜食の天丼を代わりに頼んでもらおうとするがデミアンにあしらわれ腹いせにスプリンクラーを作動させたことがある。【12-1、文庫3-5】
天丼をおごれば言うことをきく。
10年前は課長でその3年後に当時の部長が急死し他に人材がいなかったので部長になれた。たまたま運よく部長になれただけでロクに仕事ができない。部下からは老人扱いされており簡単な書類仕事しか回ってこない。
キーンへの暴行でバンコランが逮捕された時も部下から信頼されず、怒ってバンコランの仕事をやってみるものの全然出来なかった。結局、マライヒに泣きつき仕事を手伝ってもらう代わりにバンコランの保釈を急がせた。【17-3、文庫10-1】
マライヒの素行調査を部長がやった時には、報告書は誤字脱字だらけで写真の1枚もなくバンコランに無能と言われている。
バンコランがやるはずのない警備の仕事を断るが、依頼主から小切手に希望の金額を書いていいと言われ欲に目がくらみ引き受けた。バンコランが仕事を断ると上司の立場でボルネオ支局行きをちらつかせた。【26-2、文庫15-5】
バンコランに間もなく子供が産まれるという時にはゲッソリしたバンコランを見て、励ます素振りをしたが内心は「あいつが落ち込んでいるのを見るのはうれしい」と喜んでいた。【46-4、文庫27-4】
パタリロがロンドンでテナント探しをしている時にダウンタウンでホームレスになった姿を発見された。仕事が回ってこず肩身が狭くなり職場を早退しがちに。さらに近所の目もあり家にも帰りづらくなりいつの間にかホームレスに。
落ちぶれた部長を見たパタリロがMI6部長の肩書を利用してテナント周辺のホームレス達を一掃しようと企んだ。バンコランに計画がバレたが偶然にも事件を未然に防いだとしてMI6に復帰。【74-3、文庫43-5】
ホームレスからMI6に復帰後、バンコランが目障りだと言い出しパタリロと共謀してバンコランを罠にはめようとした。パタリロ達の計画通りにいかず、勘違いで本物の武器商人組織と接触してしまう。
バンコランの知るところとなり武器商人組織の事件は解決したが、後から自分が殺されていたかもしれないと知りショックで入院した。犯罪組織が壊滅したためおとがめなしだった。【74-4、文庫43-6】
部長の遠縁の娘であるエミリーを家政婦としてバンコランに紹介したことがある。ぐうたらなエミリーは使いものにならず、ロンドン大使館でメイドを募集していると知ったマライヒがエミリーを押し付けた。パタリロに責められたが、エミリーの親は資産家で一人前にすれば謝礼が貰えると言いくるめた。【41-4、文庫24-3】
「イカロスの羽」をMI6の総力をあげて探すようにパタリロから直接依頼された。部長は断ったが部長の赤ちゃんプレイ中の写真で脅され協力した。その写真はバンコラン宅に送られてバンコランとマライヒ共に見ている。【100-8】
パタリロが光源氏を演じる源氏物語では帝役として登場した。【78-7、文庫46-1】
タバコのパイプにコーヒーを入れて飲んだことがある。

サッチャー【1-2、文庫1-2】
パタリロのいとこ。パタリロの伯母の子供。国際ダイヤモンド機構の幹部である「ナンバー4」に利用され、パタリロの命を狙った。
逃走中に「ナンバー4」の車に轢かれ殺された。

ナンバー4【1-2、文庫1-2】
国際ダイヤモンド輸出機構の幹部。老人男性。
組織を脱退したパタリロを消すためにサッチャーを使ったが失敗しサッチャーを殺害。パタリロ暗殺の失敗で「ナンバー9ジュニア」に殺された。

ナンバー9ジュニア【1-2、文庫1-2】
国際ダイヤモンド輸出機構のメンバー。本名はビョルン。
パタリロ暗殺を失敗したナンバー4を殺した。
パタリロを狙うがボディーガードのバンコランと関係を持つ。計画に気付いたバンコランに撃たれ死亡。爆発で崩壊する神殿と共に埋もれる。
双子の弟にアンドレセンがいる。【5-1、文庫2-3】

間者猫【1-3、文庫1-3】
フリーランスの凄腕エージェントの黒猫。パタリロをはじめ、人間と意思疎通が可能。
間者猫の詳細はコチラ

ラーケン伯爵【2-2、文庫1-4】
国際ダイヤモンド輸出機構のナンバー2。エトランジュのいとこ。
本名はデュラン=ド=ラーケン伯爵。ラーケンは母の旧姓で元の姓はコンチネンタル。
18歳で家出し12~13年経っている。推定30~31歳。
マリネラを国際ダイヤモンド輸出機構に戻すためにエトランジュを誘拐し、パタリロにいうことを聞かせようとした。バンコランと対峙しエトランジュが放ったボーガンの矢で死亡。
ギムナジウムを飛び出したマライヒを拾い殺人機械に育て上げた人物。

マライヒ【2-2、文庫1-4】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。バンコランの恋人。元は国際ダイヤモンド輸出機構の殺し屋。
マライヒの詳細はコチラ

エトランジュ【2-2、文庫1-4】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。パタリロの母。スイスのサナトリウムで療養している。
エトランジュの詳細はコチラ

猫間天狗【1-3、文庫1-3】
パタリロ番外編の「猫間天狗」に登場する波多利郎の変装キャラの一つ。
「正義の味方、月よりの使者」を名乗っている。カムチャッカ解放戦線の影のリーダーでもあるらしい。猫耳付きの忍者服を身につけている。間者猫を部下にしている。
連続殺人事件の調査で久々に登場し、得意な猫語で聞き込み調査をした。新たな事件が起きた時に犯人を特定した。【74-3、文庫43-5】
初期はコミックス7巻までの登場だが、74巻で久々の登場を果たしている。越後屋の奉公人(タマネギ)にも「懐かしい。コスチュームをまだ持ってたんだなあ」と言われている。

フリッツ=フォン=マンテル博士【2-2、文庫1-4】
パタリロの変装キャラの一つ。英国紳士。黒いフォーマルな服に黒いハット、杖を持っている。口ひげを生やしている。
世界的犯罪者という設定があった。【4-2、文庫2-2】
小児科と放射線科に詳しい。【16-1、文庫8-6】
パタリロはフリッツ=フォン=マンテル博士の変装で脳医学の研究をしていたことがある。【34-1、文庫20-1】

衛兵隊長【3-1、文庫1-5】
マリネラ宮殿衛兵隊の隊長。タマネギ部隊の隊長ということではない。当初、パタリロの身の回りの世話等をしていた。
カフスボタンは母の形見のルビー。パタリロがダイヤの真贋を確かめるため擦ってボロボロになり発狂した。
警察長官が同じような立場で登場したことで衛兵隊長の出番が無くなった。
10年前のパタリロ誕生時に既に衛兵隊長を務めている。パタリロ誕生のお祝いを取り仕切った。衛兵隊長が魔導士を祝賀式典に招待しなかったせいで魔導士を怒らせてしまい、戦闘になるかもしれないと言われた時には「衛兵隊とは名ばかりでマリネラの平和ボケで武器の扱い方なんて心得とらん」と言い放った。【75-6、文庫44-8】

警察長官【3-1、文庫1-5】
マリネラの警察長官。パタリロの身の回りの管理もしている側近のような存在。パタリロと一緒になっておちゃらけていることが多い。
警察長官の詳細はコチラ

マデリーン【3-3、文庫5-1】
パタリロの初恋相手であり最愛のいとこ。14歳。
ミリオネア公国の次期王女。パタリロの父の弟がミリオネア公国の女性と結婚しもうけた一人娘。
お菓子と人形が好きで、昔パタリロがプレゼントした手作りのゴキブリ人形は隅に追いやられている。
護衛のシャール少尉と両想いでパタリロは振られた。
その後は「パタリロの初恋相手」「パタリロの好みの容姿」として何度か名前のみ登場している。

クリスチャン博士【3-4、文庫5-2】
マリネラが生んだ世紀の天才少年科学者。19歳。パタリロとはマリネラ大学で主席の座を争った。卒論の「サハラ砂漠における人工降雨の可能性」でノーベル賞受賞。
病気の妹のココに雪が見たいと言われ、人工降雪装置に使うダイヤとしてマリネラの国宝ダイヤモンド「ミステア1号」を盗もうとした。
ミステア1号を使い人工降雪に成功した。

ココ【3-4、文庫5-2】
クリスチャン博士の妹。パタリロのいとこのマデリーンにそっくり。
病弱で心臓が弱い。悪くすると長く持たないと医者に言われていた。
クリスチャン博士の人工降雪は成功したが「雪がやんだらきっと死ぬ」と言い出しマリネラは4か月雪が降り続けた。その後体調が良くなり兄と共に北欧へ引っ越した。

ヒューイット【4-2、文庫2-2】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。CIAの優秀な捜査員。ロリコン。
ヒューイットの詳細はコチラ

アンドレセン【5-1、文庫2-3】
タランテラのメンバー。ビョルンの双子の弟。
タランテラからはバンコランを殺し、スターダスト計画を成功させるよう命じられていた。計画のため美少年軍団を率いていた。
バンコランのことはビョルンの日記で知り、「日記を読み返すうちに同じ顔と魂を持つ僕もビョルンと同じ人を愛するようになっていたとしたら?」とバンコランを惑わした。
バンコランと宇宙で対峙し撃たれ死亡。遺体は「地球に連れて帰っても犯罪者として葬られるだけ」と回収されず宇宙空間を漂うことになった。

スーパーキャット【5-1、文庫2-3】
空飛ぶ白猫。怪力が復活しスーパーヒーローに。間者猫の弟。
スーパーキャットの詳細はコチラ

シュゲルグ博士【5-1、文庫2-3】
ハインリッヒ=シュゲルグ博士。犯罪組織「タランテラ」の創設者。スターダスト計画の理論を作り上げた人物。
理論は、「宇宙空間で絶対零度にさらしたダイヤモンドを保護物質でカバーし地球に落下させることで、絶対零度のダイヤが水蒸気を凍らせさらに凍った雲が広がり、特定地域に直径10センチほどの雹を90分降らせる」というもの。兵器として利用しようとした。
当時この理論は周囲から夢物語と言われていた。
フォン=ブラウン博士の弟子。ロケット工学の天才だったがナチスのなかでも残忍性はずば抜けていた。ナチスの軍用金を持ち出し姿を消しタランテラを作り上げた。

プラズマX【5-1、文庫2-3】
『パタリロ!』の主要キャラクターの一人。パタリロが作り上げた超高性能人型ロボット。
プラズマXの詳細はコチラ

パタリロ7世【6-1、文庫3-1】
パタリロ=ド=マリネール7世。パタリロの先祖。
ダイヤモンド産業確立前の裕福ではなかった時代、大英帝国の軍艦がマリネラを手に入れるためやってきて困っていた。タイムワープで未来からやってきたパタリロの協力で侵略は避けられた。
パタリロが未来へ戻る際に、マリネラに豊富なダイヤモンド資源があることを7世に伝えたためマリネラが裕福になった。

パタリロに10世と共に連れ去られ、強制的にタイムワープを習得させられた。習得に成功した後は、タイムパトロールの長官に対抗するため、パタリロと7世と10世の3人でタイムワープを駆使し過去をメチャクチャにした。【16-2、文庫9-4】

7世が17歳の頃の肖像画が宝物蔵から見つかっている。美少年の肖像画のためパタリロも「自分があと7年経ったら素晴らしい美少年になる」と発言した。この肖像画の7世はタマネギ四百四十四号にそっくりである。【24-2、文庫12-10】

パタリロ7世はパタリロの背後霊についていた。【30-3、文庫18-1】

バンコラン提督【6-1、文庫3-1】
パタリロ7世の時代のバンコランの先祖。イギリス帝国の提督。
マリネラを手に入れるため軍艦でやってきた。美少年好き。
マリネラ王宮を攻め降伏寸前まで追い詰めたが、パタリロに「同性愛を女王にばらしたら火あぶりになる」「恋人(マライヒの先祖)も巻き添えになる」と脅されマリネラ侵攻を諦めた。
この時は「このかたきはいつか討つぞ!」と言って退散した。バンコランがパタリロの頭をしょっちゅう殴るのはこのせい。

ザカーリ【6-2、文庫5-3】
占い師。タロットカードを使う。占いはまだ外れたことがない
ニューヨークのホテルの最上階に住んでいる。
パタリロには毎度、散々な目に遭わされている。
金儲けのための占いをしない主義だったが、パタリロの500万ドルを燃やしてしまい、取り返すために仕方なく占いで金儲けに協力。騙されていたと知り仕返しで儲けた財産を全て無くした。

身体が敏感でパタリロにクジャクの羽でくすぐられる。敏感な体質をバンコランに初めて理解を示され好意を持った。【13-5、文庫7-5】
その後、バンコランを追って同じマンションへ引っ越ししている。マライヒと張り合いになるが、マリネラ王宮の床が崩れて落下する場面でバンコランが自分ではなく迷わずマライヒを助けたことでバンコランをあきらめる。【14-1、文庫7-6】

マリネラやパタリロとはもう関わりたくない、と14巻以降登場していなかったが80巻に再登場。
F○Iの嘱託職員になっている。科学捜査で行き詰った時に占いで助言をしているという。
パタリロやタマネギに振り回されたことで、改めて二度と関わりたくないと思うことになった。【80-2、文庫48-2】

シバイタロカ博士【6-4、文庫3-2】
パタリロの変装キャラの一つ
白髪に白い口髭をたくわえている老人。フサフサした前髪で外見上目のパーツは見えない。つぎはぎの白衣を着て杖を持っている。

医者であり聴診器を携帯している。外科と内科に詳しい。
若かりしバンコランには、「限りなく善意の人、シュバイツァー博士のまたいとこ、アインシュタインは父方のはとこ」と自己紹介している。ペニシリンの発見をしたり、種痘の有効性を証明したり、ガンの特効薬を開発した人…たちのサインを持っている。
国際医学者会議に出席し「前カンブリア紀における水虫の実体」を発表した。
パタリロほどではないが名探偵でもある。

過去や未来へタイムワープをした時に相手にバレないためにシバイタロカ博士に変装することがある。バンコランが10歳頃、15歳頃、17歳頃の3回ほど会っている。

パタリロいわく、シバイタロカ博士になった時は完全に善人キャラになりきってしまう。その証拠に、謝礼を断ったり小銭に興味を示さない。また、性格も善良で「限りなき善意の人」「愛と真実の人」と自分で言っている。
しかしこれとは逆に、貧乏を装って他人の家でさんざん飲み食いする、KGBの副局長を拷問する、ダイヤを盗もうと企む、パンを盗む、時そばで勘定を誤魔化す、などの悪事を働く面もある

シバイタロカ博士はパタリロを「せわしない性格」と言い、シバイタロカ博士になると心が落ち着く、と言っている。パタリロが日々の生活に疲れ家出して日本にいた時は、シバイタロカ博士の変装で普通の老人らしく暮らした。
パタリロは「シバイタロカ博士とはそりが合わない」と発言している。【66-3、文庫38-6】

シバイタロカ博士が片手を頭にやると笑ってちょうだいのポーズ。林家三平由来と思われる。

実はシバイタロカ博士の風貌と、変装し善人になるには理由がある。パタリロが2歳の頃にいたずらで教会を倒壊させた際、パタリロを諭した神父様が強烈に刷り込まれ神父様と同じ風貌かつ善意の人になった。
パタリロは8年ぶりに神父の前に現れ神父を怒らせて刷り込みを打破しようとしたが結果的には失敗した。実はモデルになった神父はテロ組織のリーダーであり悪人。【80-7、文庫48-6】

謎の「メンタコ」の話をしたことがある。メンタコとは、からしめんたいこと鬼ヶ島のあいのこみたいなもので、四角い箱にハンドルが付いておりハンドルをを回すと「チャカポコチャカポコ」という音が出る。チャカポコのリズム感が素晴らしく、東北地方の盆踊りに使われるらしい。クールメンタコにホットメンタコがある様子。結局「メンタコ」が一体何なのかは不明である。【9-3、文庫4-12】

テラノドン【6-4、文庫3-2】
パタリロがタイムワープをうまくコントロールできていない時にパタリロが未来と過去を一緒に行き来した恐竜。
パタリロが恐竜時代にタイムワープしてしまいテラノドンの背中に落ちてその衝撃で一緒にタイムワープすることになった。
12~13年前のバンコランの少年時代のイギリスへやってきた後は、パタリロと離ればなれになる。その後パタリロがテラノドン型気球でテラノドンを探しだし一緒にタイムワープした先は未来。銀河系宇宙の支配者にパタリロと共に捕まってしまう。拷問を受けそうになるがタイムワープできそうな振動が生まれ、パタリロに捕まれと言われくちばしをつかませまたタイムワープした。
その後はまたバンコランの少年時代にタイムワープし、もう一度タイムワープした先はまた未来。パタリロにそっくりなアセルニ辺境星人に同志と勘違いされパタリロと一緒にズッコケた。
パタリロが「時間跳躍(タイムワープ)!!」と言って初めてしたタイムワープはこの時のテラノドンと一緒のタイムワープである

10世にタイムワープの能力を見せるために過去へ行ったときに再会。パタリロに懐いてお手をするシーンがある。【9-4、文庫3-3】

カール=グローブナー将軍【6-4、文庫3-2】
英国陸軍元帥。バンコランが情報部に入るきっかけとなった人物。
体格が良く、禿頭で右目に眼帯をしている。
母親の借金の肩に身体を売った若かりしバンコランが、家を飛び出し出会ったのがグローブナー将軍。
70歳の誕生パーティー中に自宅の離れで死亡。事件性は無かったがスパイのベネットを犯人に仕立て上げて逮捕するために、マライヒが他殺に見えるよう遺体にナイフを刺した。【9-1、文庫4-10】
グローブナー将軍の養成所は、将来有望な若者を集め訓練を施す施設。バンコランもその養成所で訓練を積み情報部へ入った。デミアン=ナイトとバンコランは養成所で出会っている。【12-1、文庫3-5】

マッタリロ【7-1、文庫2-5】
パタリロのいとこ。南欧のさる公国に嫁いだ母方の叔母の子で5歳。
言葉は喋らずセリフは一切ない。吹き出しからは♪のマークが出ている。いつでも腹を空かせているので目についたものは何でも口に入れようとする。パタリロの部屋に大量発生したゴキブリも口に入れてしまった。パタリロがゴキブリ退治のために作り、誤って出来上がった透明薬を飲んでしまい透明人間になった。
透明になったままドクターミステリオに誘拐されたがパタリロに助けられる。【7-1、文庫2-5】
その後登場はずっと無かったが、100巻で「イカロスの羽」を探している人物達を描くシーンで1カットのみ登場している。この時は花瓶を口に入れて走り回っている。【100-8】

ドクターミステリオ【7-1、文庫2-5】
タランテラのメンバー。科学者。
スターダスト計画を台無しにしたパタリロに復讐するためにマリネラへやってきた。偵察時に透明になったマッタリロを誘拐した。
マッタリロを連れ戻しに来た透明のパタリロ達をあぶりだすために即席で人間火焔放射器(飲むと口から炎を吹き出す)を作った。これはパタリロの体中の水分を放出する薬品で消火されてしまった。
さらにパタリロ対抗のために薬品を作ったがマッタリロが別の薬品を混ぜたため巨大怪獣になってしまった。同じく巨大化した透明パタリロのアトミックパンチを受けて海へ沈んだ。

パタモドキ館長【7-3、文庫5-6】
ニューヨークのユーカリ美術館館長。パタリロの遠い親戚。
背が低く口ひげがある。秘書はニーゲム大戸木。
からしめんたいジュースが好物で、ダイヤが盗まれないよう1週間これを断って神頼みした。
パタリロがドスマスカラスを欺くためにパタモドキ館長に入れ替わった。説明せず無理やり入れ替わったため、館長の部屋の押し入れに拘束されており見つかるのに時間がかかった。【7-3、文庫5-6】

ニーゲム大戸木【7-3、文庫5-6】
パタモドキ館長の秘書。館長からは「人間モドキ」と呼ばれる。日系ドイツ人。言いにくい事をはっきり言うが、おべっかも使う。事件後に館長が見つからなかったためパタリロに手紙を出している。

ミロール7-5、文庫5-8】
生花店を営んでいる青年。
ミロールは動物の死骸に種を植え、その養分で美しい花を咲かせている。
パタリロに花の秘密を知られたためパタリロを消そうとした。種を口に入れて土をかけたがパタリロは花の種から養分を吸い取り、自らを花として咲かせた。ミロールはその後店を閉め逃げた。7-5、文庫5-8】
元々は『パタリロ!』ではなく短編の「怪奇生花店」の主人公。【4-6】

ルル=ベル【8-1】
パタリロ9世のいとこ。言語の天才。物理学者のカペン博士の孫。カペン博士にせがんで一緒に火星へ行ったことがある。ませていてハンサムに弱い。
アニメ版ではルル=ベルではなくプララに交代となっている。【アニメ46】
元々は『パタリロ!』ではなく短編の「ルル=ベル火星行」の主人公。【2-4】

パタリロ9世【8-1】
パタリロ8世の子供。10歳。電子工学の天才。
墜落した宇宙船に乗っていたタイロンを怪しんで凶悪犯だと突き止めた。故障した反陽子炉の爆発を寸前で止めた。
パタリロの先祖、子孫(7世や10世)はタイムワープすることで登場しているが、9世についてはパタリロが登場しない未来の世界を描いた当ストーリーでのみ登場した。

ラシャーヌ【8-2、文庫5-9】
インドに住む青年。
一度、パタリロの電話が混線しラシャーヌに繋がったことがある。【2-2、文庫1-4】
パタリロは精神構造が似ているせいかラシャーヌの前だとギャグが決まらない。
ラシャーヌはバンコランとの初対面時に眼力が効かなかった。意識的に神経速度を遅くしていた。その後は眼力をまともに浴びる。
バンコランを好きになったがマライヒとの間に割り込む余地はないと悟り失恋した。【8-2、文庫5-9】

ラシャーヌはインドに10m四方の代々伝わる聖地を持っている。その土地がマリネラのダイヤ採掘のための買収計画地のど真ん中だったが売らなかった。その時にラシャーヌを騙す為に女装したタマネギに恋をしたがまたもや失恋した。【31-4、文庫19-1】

ラシャーヌのせいでインド大使館に駐在していたイロハ42号にモテない病気がうつった。

パタリロのいたずらのターゲットにされ、ラシャーヌ宛の荷物をいたずらと見抜きそのまま送り返した。結局タマネギが犠牲になった。【101-10】

元々ラシャーヌは魔夜峰央さんの『ラシャーヌ!』の主人公。

ラシャーヌの父【31-4、文庫19-1】
ラシャーヌのお父さん。現実主義で聖地の伝説は信じていなかった。パタリロが高額を付けた聖地の売却には賛成し、パタリロにラシャーヌが惚れっぽいという弱点を教えた。【31-4、文庫19-1】
パタリロからラシャーヌあてに届いた目覚まし時計を貰って爆発に巻き込まれた。【101-10】

ミーちゃん【8-2、文庫5-9】
作者の魔夜峰央。初登場はパタリロの新型モンタージュの例。
家賃を払って宮殿の物置を借りている。【11-5、文庫6-4】
ミーちゃんの誕生日は3/4。28歳になった。その後は「永遠の28歳」を主張している。【18-1、文庫10-2】

アフロ18【8-4、文庫6-1】
『パタリロ!』の主要キャラクターであるプラズマXの奥さん。パタリロが作り上げたロボット。
プラズマファミリーの詳細はコチラ

パタリロ10世【9-4、文庫3-3】
パタリロの子孫。24世紀にいる。
マスターウォンの秘密を探ろうとしたため24世紀から追放され、バンコランのマンションの風呂場に落ちてきた。ジョークでパタリロとイチャつくシーンをやりがち。
直属の武官部隊としてヒマワリ部隊がある。【13-3、文庫7-3】
タイムパトロールに対抗するためパタリロにタイムワープを習得させられた。【16-2、文庫9-4】
10世の発明である「疑似生命発生装置」から生まれた桃太郎たちが待遇に不満を持ち、先祖であるパタリロを狙いにやってきたことがある。【29-5、文庫16-10】
タイムマシンの燃料を横流ししていたことが母親にバレて、先祖のパタリロにたのまれてタイムマシンを使っているとウソをつく。ウソの証言をパタリロに頼んだがパタリロは協力しなかった。【101-1】

マスターウォン【9-4、文庫3-3】
24世紀の国際統一委員会の委員長。バンコランの子孫と思われる。眼力を使い人々を操り委員長の座に収まった。独裁政治をし世界中を恐怖に陥れている。パタリロ10世が秘密を探ろうとしたため24世紀から追放した。眼力はパタリロと10世には効かず、バンコランの眼力には力が及ばずに負けた。

ジャック【9-5、文庫5-10】
アヒルのジャック。パタリロが放射線を浴びせ孵した超巨大なアヒル。
誘拐事件で活躍後は故郷へ向かい飛んで行った。

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10巻~19巻

フィリップ【10-2、文庫6-7】
KGB消耗部隊のリーダー。アルファ工業社長の長男。ニコラの兄。言葉を話せる鳥を飼っている。
ニコラの緊急手術にパタリロの血液が必要と知り、KGBを裏切ろうとし殺された。

フィリップの鳥【10-2、文庫6-7】
フィリップの言葉をおうむ返しでき、言うことをきく賢い鳥。フィリップ亡き後は家族に引き取られたが、何度連れ帰ってもフィリップの墓に戻ってしまう。

ロビー少尉【10-5、文庫8-10】
マリネラ航空宇宙局職員。宇宙局の隣にある植物園で働いている。宇宙飛行士に憧れている青年。
他者を治癒する力があり、パタリロがどんな難病でも治療する「奇跡の男」として高額な治療費を取る金儲けに協力させられた。しかし、自分の生命エネルギーを他者に与えているだけだったため生命の危機に陥った。
平和運動をしている枢機卿の治療にあたり亡くなる。

高円寺のおばさん【11-1、文庫6-9】
作中の「秘境異次元ごっこ」で登場。天井裏で秘境異次元発生装置を操っているおばさん。【11-2、文庫6-3】
その後登場はずっと無かったが、100巻で「イカロスの羽」を探している人物達を描くシーンで1カットのみ登場している。天井からぶら下がるためのピアノ線をアンテナにし、世界各地の電波を拾い情報収集を手伝った。【100-8】

スカンキー【11-2、文庫6-3】
ロボット工学者。西ドイツのロボット工学研究所でパタリロと一緒にロボット作りを学んだ
パタリロが作ったプラズマXについて、自分が同じ能力のロボットを作るとしたら身長10メートルにはなると推測し、「現存する世界最高のロボット」と認めている。自分が世界一のロボット工学者でありたいためプラズマの秘密を探る、もしくはパタリロとプラズマを消そうと考えた。
プラズマの秘密を探るために女の子タイプの「スクンⅠ」(スクンワン)を製作。秘密を探る事には失敗し、スクンⅠにパタリロとプラズマの抹殺を邪魔され逃走した。

その後もプラズマの秘密を探ることをあきらめられず、マリネラ王宮の近くの地下に基地を作っていた。パタリロが製作中のランダムの知能回路を自分のものと入れ替えた。入れ替え発覚後もそのままランダムの知能回路はスカンキー製のまま。プラズマに捕えられてしまい、ロボットを使った銀行襲撃事件に関わったとされインターポールに引き渡された。【14-3、文庫6-6】
ランダムの加速装置はパタリロが作ったものより扱いやすいということでKGBに狙われた。【20-2、文庫9-9】

アフロがマルスXに侵され瀕死の時に最後の手段としてパタリロが刑務所のスカンキーに対処を依頼した。自由とマリネラの財宝と引き換えにと頼まれたがスカンキーも手に負えなかった。【15-2、文庫8-1】

「イカロスの羽」の秘密を解明するための協力者としてタマネギ達に拉致されマリネラ宮殿に連れてこられた。ヨタリロとは世界科学者会議で面識がある。パタリロから聞いた「イカロスの羽」にまつわる一連の話を信じなかった。ヨタリロからは「羽を運ぶだけで報酬百万ドルを値切らずにパタリロが出したので信じる」と聞き、パタリロからは信じなくていいから協力してくれと頼まれた。報酬としてかねてから狙っていたプラズマの超小型核融合炉の秘密を教えろ、と交渉しパタリロがあっけなく了承したため驚いた。【100-9】

イカロスの羽のデータ映像が停電により流せなくなった時、スカンキーの首元にある個人用ドライブレコーダーの映像を利用し全世界に発信することに成功した。【100-10】

パタリロが報酬である「プラズマの超小型核融合炉の秘密」をとぼけようとしたため教えるよう迫った。実際に秘密を手に入れたかは不明。【101-1】

スクンⅠ(スクンワン)【11-2、文庫6-3】
スカンキーが作ったロボット。プラズマの秘密を探るため製作された。
博士の趣味で女の子の身体。ませていてプラズマに色気をふりまく。体は柔らかく出来ている。
プラズマの情報をうまく手に入れられずスカンキーから用無しとして電磁杖で壊されそうになった。プラズマに手当され助かったが、スカンキーの罠からパタリロを救うため犠牲になった。部分的に発見されたスクンⅠの知能回路はプララに移された

プララ【11-2、文庫6-3】
『パタリロ!』の主要キャラクターであるプラズマXの娘。パタリロが作り上げたロボット。
プラズマファミリーの詳細はコチラ

ニャンコ【11-4、文庫7-1】
アメリカのマリネラ大使館にエサをもらいに来る白いノラ猫。(スーパーキャットとは異なる猫)
メリージェーンを助けた。
口はタマネギと同じ菱口で目は点。とぼけた感じの顔をしている。
メリージェーンよりも体長が短く丸い。パタリロには犬みたいな猫と言われた。
二足直立も可能。猫なのになわ跳びして遊んだりエキスパンダーも使える。能天気なボケをかますことがある。
メリージェーンの事が好きで両想いの仲良し
人間の言葉が理解でき猫にしては賢い。メリージェーンの危機をパタリロ達に助けてもらおうと港でアメリカからマリネラ行きの船に乗った。マリネラを目前にし船から落とされメリージェーンを想って必死に泳いだ。
マリネラに泳ぎ着いたニャンコはパタリロに助けられ、メリージェーンを取り返してマリネラで一緒に暮らした。以降はいつもメリージェーンと一緒にいる。【11-4、文庫7-1】
プララとは仲良しでプララの家出にはメリージェーンと共についていった。プララが何も持たずに家を出てしまったため、プララの部屋へ忍び込み服や現金などの荷物をまとめた。この時、バッグではなく金庫に荷物を詰めてしまった。
船での密航中に海が荒れ、時代錯誤の船長が海神様のお怒りだとし、客に「自分の持ち物を一つずつ海に投げ入れて投げた物が沈んだ者を生贄にする」と言ったため、ニャンコは金庫を海に投げてしまった。当然沈み、中に入れていた現金やダイヤのアクセサリーを失って一文無しになった。【15-4、文庫8-3】
プララを探すマライヒの声に返事をしてマライヒと出会うことが出来た。マライヒに猫語で状況を説明したが伝わらず、電話越しにバンコランと猫語で会話しプララのことを伝えることに成功した。その後はメリージェーンと共にマリネラへ戻っている。【15-5、文庫8-4】

メリージェーン【11-4、文庫7-1】
アメリカの大富豪の猫。富豪が死に全財産をメリージェーンに譲ると遺言を遺したことで話題になる。遺産相続問題で殺されそうになったがニャンコとパタリロに助けられた。以降はマリネラでニャンコと暮らす。
プララとはニャンコと共に仲良しになった。プララの家出にはニャンコと共についていった。心の優しい猫で、プララが落ち込んだ時にはそばにいて慰めている。ニャンコがマライヒに踏まれてオモチャにされた時は怒ってマライヒに嚙みついた。

シャーマン【11-3、文庫6-10】
ノッティンガムにあるマリネラ植物研究所所長。
マライヒとドイツのギムナジウムで一緒だった。当時は恋人同士のような関係でマライヒの初体験の相手。珍しい蘭を狙って植物研究所に放火したがバンコランに見抜かれて逮捕された。

デミアン=ナイト【12-1、文庫3-5】
MI6の情報員。中佐。バンコランの元恋人
10年前にグローブナー将軍の養成所でバンコランと出会う。当時17歳のバンコランの2歳年上でルームメイト。
右目の傷で片目が見えない。なんの傷かは不明。片目のため聴力が発達しており30m先の衣擦れが聞き分けられる。
男性経験で傷ついていたバンコランを慰めるため肉体関係を持つ。その直後に初仕事で寮を出ることになるが、自分がいなくなったら1人で過去を克服するようにとバンコランに言い聞かせそれがバンコランが美少年キラーへ変貌するきっかけとなる。

初仕事でKGBに捕らえられ麻薬漬けにされて廃人同様になった。バンコランの献身的な介護で数か月で復活。復活後はMI6のNY支局へ10年駐在し、イギリスへ戻って来てバンコランと再会。NYにいる間イギリスへは戻っていない。
NY支局でCIAのハンターにより2年かけて共産主義に洗脳され麻薬の常習者へ

マライヒとMI6で出くわしたときは薬を使いマライヒを寝取って自分の調査状況を聞き出そうとした。予想よりもバンコラン達がかなり情報を握っていることを知りゲルベルトと逃走する。
空港からチャーター機で逃走しようとするが霧で飛べず、追ってきたMI6と銃撃戦の末にバンコランに撃たれ死亡

ゲルベルト【12-1、文庫3-5】
世界的犯罪組織であるタランテラの手先。表向きは世界的に活躍する白髪の音楽家。KGBのために世界中の情報部を弱体化させる計画を10年かけて進行しタランテラに尽くしてきた。音楽家として世界中を周り各情報部に潜入させた手先と接触していた。
空港での銃撃戦から逃走し、計画は失敗したがタランテラの前に姿を現した。タランテラが以前パタリロによってスターダスト計画を潰されていることを引き合いに出し「計画は完璧だったがパタリロには未知の要因があり仕方なかった」と言った。言い訳は認められず抹殺された。

ハンター【12-1、文庫3-5】
CIAの職員。10年前、MI6ニューヨーク支局に連絡係として派遣されておりデミアンと仲良くなった。デミアンに「敵の事を知っていて損はない」と共産主義を教え込んだ。2年がかりでデミアンを洗脳した。洗脳後にデミアンをゲルベルトに会わせている。

ヒマワリ23号【13-3、文庫7-3】
パタリロ10世の配下であるヒマワリ部隊の隊員。本名はハンス8823RBO。タイムマシンの管理の仕事をしており勝手に時間旅行へ出かけた。過去のフランスへ行き実在の人物であるハンス・アクセル・フォン・フェルゼンを名乗ってしまった。本物のハンスの方が亡くなり、本物の代わりに歴史に名を残さないとならないと10世から告げられ24世紀には戻れなかった。
その後の23号を見守る10世が「せめて一言声をかけたい」とパタリロと共にタイムワープで23号へ会いに行っている。23号は歴史は覚えており自分の運命を受け入れていた。

αランダム【14-3、文庫6-6】
『パタリロ!』の主要キャラクターであるプラズマXの息子。パタリロが作り上げたロボット。
プラズマファミリーの詳細はコチラ

来々軒の主人【15-1、文庫9-3】
部長の天丼をMI6に配達している店の主人。「茸ホテル」(コミックス12巻)の主人と同じ風貌で、背が小さく中国風の服を着ている。
部長のツケを拒否したところ、バンコランに請求を回すように指示された。他にもMI6の職員がツケでカツ丼を来々軒に注文している。
パタリロが部長に「イカロスの羽」探しを依頼する場面でも登場している。【100-8】

ブラント博士【15-2、文庫8-1】
世界一のロボット工学者。パタリロがロボット製作を教わった
ピョートル大帝の手先に娘を人質に取られ、パタリロを苦しめるためにプラズマ一家を不幸に陥れるよう協力させられた。アフロに使われた「マルスX」という腐食性のカビを発見している。パタリロからアフロを助けて欲しいと協力依頼がありマリネラへ行ったが、手の施しようがないとすぐに帰った。実はこの時、知能回路からアフロの「やさしさ」を取り出すことに成功しており、後にプラズマの後妻であるマンドラを作り直す時に移植された。【15-2、文庫8-1】

博士が製作したエレクトロ=マンドラをプラズマの後妻として迎えさせた。ピョートル大帝の手先によりマンドラは猜疑心が強く嫉妬深い欠陥品にさせられていた。【15-3、文庫8-2】

娘と一緒にピョートル大帝の手先から逃げ出し、パタリロを頼って亡命しようとマリネラへ向かった。マリネラに向かう飛行機がハイジャックされ、機内でプララと遭遇した。飛行機の着水後、ハイジャック犯が起動させた爆弾を持ったプララが博士を押しのけ海に入ったが、機内の小型爆弾が同時に爆発し娘と共に巻き込まれた。【15-6、文庫8-5】

事故後は行方不明になっていたが、娘と共に無人島に流れ着き、手帳と万年筆から無線機を作り助けを求め救助された。パタリロにアフロとマンドラの事を全て話し詫びた。マンドラを停止させ知能回路を作り直した。【16-4、文庫8-8】
プララには記憶を取り戻す手術をし成功している。【16-5、文庫8-9】

パタッシー【16-1、文庫8-6】
マリネラ湖に住む古代の恐竜。「キャハハハハ」と笑う。多分オス。
バルカン行きの潜水艦から海中に出たパタリロを通りがかりで助けた。北極海のホキョッシーとデートの約束があった。ホキョッシーとのデートは水中のためパタリロはまた海中に投げ出された。【19-1、文庫11-1】

テオドラキス【16-6、文庫9-5】
南ウンガルの革命家。「南ウンガルの猛虎」と呼ばれた指導者。普段は顔を隠しているため素顔を知る物はほとんどいない。息子にミキスがいる。7年前にバンコランを助けている。
小型機の墜落により遺体で発見され、素顔を知る一人であるバンコランが遺体の顔を確認した。
遺体は別人で息子の命を使ってまで自分を死んだと思わせ、次なる革命の為に南ウンガル政府を騙した。

ミキス【16-6、文庫9-5】
テオドラキスの息子。「若虎」と呼ばれる。ここ3年の逃亡生活で見る影もなく気弱になり、南ウンガル政府に引き渡される時は怯えきっていた。テオドラキスの遺体を見せられ錯乱し猛毒を飲んで自決。
実は全てテオドラキスが死んだと思わせるための演技で、テオドラキスの革命成功のために自決した。

キーン=バンコラン【17-3、文庫10-1】
バンコランの叔父。冒険家で世界中を旅している。
兄はバンコランの父。兄と違い行動的な性格。現在は帰化してアメリカ人。
実兄であるバンコランの父、執事、フンギー(バンコランの飼い犬)を殺害した
17年前、兄に鉱山開発に財産を使いたいと申し出たが断られたため事故に見せかけ殺害。執事に車を細工している所を目撃されており、後に脅されたため執事も殺害。この時に天才犬のフンギーも殺害した。その後はまた旅に出ている。

年月が経ち、ニューヨークのダイヤモンド街を牛耳る人物となる。事実上新たなダイヤモンド販売網のリーダーとなったがマリネラだけは抵抗していた。パタリロと対立することとなる。【17-3、文庫10-1】
バンコランとパタリロが雇った「白紙のゴドー」の調査によりキーンの組織は脱税や粉飾決算などが発覚。組織を作り上げるためにすでに莫大な金額を使っており、パタリロやゴドーが手を出さなくてもいずれ組織はダメになっていたと推測された。

対バンコランの為にカネにあかせてディズニーをはじめとする一流の殺し屋達を大量に雇った。ディズニーを使いマライヒを拉致し、眼力で身体を奪いその写真を各関係者に送り付けバンコランを激怒させた。これによりバンコランはキーンを殺すことを決意している。【18-1】

バルカン半島の城に殺し屋を配備しバンコランとの最終決戦の場とした。城が崩れ巻き込まれそうになり、バンコランの命令によりパタリロが救助している。バンコランから生き延びることを罰とされ殺されることは無かった
この時、霊感青年の44号が「キーンは二度と僕たちの前に姿を現さず、消息を聞くことも無いだろう」と言った。【20-1、文庫11-1】

フンギー【17-3、文庫10-1】
犬のフンギルバット。少年時代(10歳ごろ)のバンコランの飼い犬。天才犬で人間の言葉を理解する。アルファベットの文字が書かれたカードを並べることで人間に言葉を伝えることが可能。
執事がキーンに「だんな様(バンコランの父)を殺したのはあなただ」と言ったことをたまたま聞いてしまいキーンによって殺された。瀕死の状態でバンコランに「キーンが父さまを殺した」とメッセージを伝えた後に息絶えた。このフンギーのメッセージは執事の死によるゴタゴタにより大人たちが取り合うことがなかった。

白紙のゴドー(マキアヴェリ=ド=ラーケン)【17-3、文庫10-1】
ゴドー=オブライエン。バンコランがキーンの調査のために雇った経済問題専門の私立探偵。元産業スパイで証拠を残さず仕事をやりきるため「白紙のゴドー」と恐れられていた。
本名はマキアヴェリ=ド=ラーケン。デュラン=ド=ラーケンの弟。エトランジュのいとこのためパタリロの親戚である。

ほぼ全身真っ黒の出で立ち。黒が基調の毛皮のコート、黒のハット、黒のズボン、白い靴、サングラスにヒゲ。身長が低くパタリロより少し大きい。神出鬼没。がめつい。
ノリが良くパタリロと共にギャグやボケを飛ばしまくりパタリロと渡り合うほど。
パタリロに協力させるためキーンのバルカンの城に四千万ドルの財宝があると嘘をついた。

キーンが集めた殺し屋の一人である日本の剣術使いと対峙し、黒の衣装をはがれて素顔がバレてしまう。これによりラーケン伯爵の弟だと判明した。マライヒが驚くほど兄にそっくり。
国際ダイヤモンド機構の頃は兄の影として情報収集をしていたが兄の亡き後は一匹狼になった。

バンコランとパタリロは殺された兄デュランの仇になるはずだが多額の報酬のため味方をしていた。「世界中の黄金を手に入れるのが私の夢」と発言するカネの亡者。

キーンとの対決後はディズニーを雇っている。
手に入れた金の仏像に中国の機密が隠されていると知りバンコランに売買をもちかけた。見返りとして王室に伝わる金の十字架でエリザベス1世が幼少のみぎり身につけていた物を要求した。【20-6、文庫12-1】

ウォルト=ディズニー【18-1、文庫10-2】
キーンが雇った殺し屋。元FBIのスナイパーとして登場。フリーランスのなんでも屋で実はCIAに雇われてキーンの組織に潜入していた。
お金が大好き。金さえもらえばどちらにも寝返るコウモリのような人間。CIAとキーンの両方から金をもらい、戦闘になったら逃げる算段をゴドーに読まれる。ゴドーから脅され少額の報酬でゴドーの仕事も請け負う。他の殺し屋たちに「バンコランを倒したら特別報酬が出る」とウソをつき足並みを崩した。
キーンから本当に特別報酬が出ることになり即バンコランを狙いに部屋を飛び出した。バンコランを殺す寸前だったがバンコランの運や能力を身をもって知り報酬を諦めた。

ユーモアにあふれたセリフが多いが、キーンやキーンの手下にはあまり響いていない。「小朝がやってたんだ」とネタを真似しており落語をよく知っていると思われる。

ゴドーが金のために兄の仇であるバンコラン達に協力したと聞いて感動しゴドーを尊敬するようになった。ゴドーの屋敷まで押しかけ弟子入りを申し出たが断れられた。【20-1、文庫11-1】

その後ゴドーの屋敷にてエプロン姿で働いている。ゴドーから機密が隠された金の仏像を持って逃げろと言われ逃走。実は渡されたのは偽の仏像でパタリロ達に追われた。【20-6、文庫12-1】

キャラクター抜粋版はコチラ

20巻~29巻

ヨタリロ【20-5、文庫11-4】
パタリロのいとこ
サン=ミゲル公国の大公の息子。
12歳でコンピューターの世界的権威。博士号を持っている。
パタリロに輪をかけた守銭奴。
オールバックの黒髪にサングラスをしており背は小さい。
ヨタリロはテレビの修理屋の態度が悪かった腹いせにニューヨークを大停電に陥れ、その賠償金をパタリロが貸している。
母親は元モデルで黒髪の美人。曾祖父はアマチュア科学者。母親には敬語を使い恐れている様子がある。【101-1】

イギリスの軍事衛星の情報を海外に売ろうとした。大金さえあれば犯罪者になってもかまわないらしく、パタリロに「二人でブラジル辺りで優雅に暮らそう」と言いまるで反省しなかった。止めようとするパタリロをすでに巻き込んでいる状態にしておりパタリロより一枚上手。
ヨタリロがやらかそうとすることのスケールが大きい事と、パタリロにしりぬぐいが回ってくる可能性があるためパタリロがヨタリロを止める側になり、ヨタリロといるとパタリロがまともな人間に見える

メキシコにてなぜか戦車で登場。プラズマが指揮する「イカロスの羽」捜索現場にたまたま現れた。【100-8】
プラズマにパタリロのいとこだと言い状況を聞き出した。パタリロからマリネラに羽を運搬してほしいと頼まれ、報酬に100万ドルをふっかけたら即OKされ戸惑った。羽をマリネラへ運搬する道中、デュモンの一団に奪われそうになったが偶然、難を逃れた。パタリロからはデュモンに恨みを買ったはずだと言われた。
マリネラ到着後はパタリロ、スカンキーと共にイカロスの羽の秘密の解明をした。【100-9】
パタリロからイカロスの羽の情報を全世界に発信しろと言われ、妨害が起こる中で発信に成功した。

パタリロが天帝を出し抜けたことから、パタリロは神様が作ったものじゃないのでは?と考え、パタリロの事を「おぞましくて口にもできないような『何か』じゃないか」と言った。【100-10】

母親がいる場所で爆弾テロがあったと聞き一目散に駆けつけた。「さっき顔を合わせてしまったのでポーズだけでも駆けつけておかないと後で何をされるか分からない」と言った。直後にデュモンに誘拐されパタリロを騙すためのトリックに使われた。その時にヨタリロはお尻がすりむけてしまった。デュモンにコケにされ怒ったヨタリロはハッキング技術を駆使して復讐をした。【101-1】

ヨタリロは金儲けの為に得意のコンピューター技術を使い軍事衛星に攻撃をしかけ、その対策を売り込むという詐欺行為をしていた。ヨタリロいわく「需要が無ければ需要を作り出すのがビジネスの鉄則」と言い切った。【101-4】

ドクトル=シャーケン【20-3、文庫11-2】
カルビン共和国の医師。学会でシバイタロカ博士の隣の席に座ったことで知り合いになる。居城の塔の時計とつり橋が連動するトリックで最上階の部屋の中の人物を殺害した。シバイタロカ博士にトリックを気づかれ警察に逮捕された。

ハンナ【20-3、文庫11-2】
ドクトル=シャーケンの妹。両親が亡くなってから兄によって村から出してもらえず不自由な暮らしをしていた。シャーケンが捕まった後に52号と結婚した。

デズモンド=トラバース(デジー)【21-4、文庫12-5】
ロンドンに住む少年。見た目は10歳位だが実際は18歳。事故に遭い身体の成長が止まっていた。それを知ったバンコランが10歳の見た目なら情報収集に有利だとして情報部に誘った。その後、階段から落下し一晩のうちに8年分成長した。

マリー【21-4、文庫12-5】
デジーのいとこ。自分のせいでデジーが事故にあったと自分を責めている。デジーが成長を取り戻したあとはデジーと結ばれ二人で故郷へ帰った。

アイシャ姫【21-5、文庫12-6】
パタリロのいとこ。リヒデル国王の娘。夫はカール大尉。社交界デビューのパーティーと結婚式でパタリロがスピーチをしている。爆弾事件で父のリヒデル国王と夫のカールを亡くした。

リヒデル国王【21-5、文庫12-6】
パタリロのおじ。アイシャが結婚した3か月後に爆弾事件で死亡。9か月後に崩御したことにされた。

カール大尉【21-5、文庫12-6】
アイシャの夫。結婚式の3か月後にリヒデル国王と共に爆弾事件で大けがをし、顔の整形手術をしている。実際は爆弾事件の時に亡くなっていたがアイシャの計らいにより兄のクラークがカールになりすましていた。

クラーク【21-5、文庫12-6】
カール大尉の兄。弟のカールになりすましアイシャの夫を演じていた。アイシャに惚れている。

ミスター=マニッシュ【21-6、文庫12-7】
コワルスキー財団の顧問弁護士。以前ユスチヌフ家(マライヒの実家)の顧問弁護士をしており、マライヒを寄宿学校へ放り込んだ人物。財団の金を使い込んでいることをマライヒに知られ、「黙っててくれたらいい事を教える」と告げた。後日手紙でマライヒに家族がいることを知らせた

フォークス=キング=コワルスキー【21-6、文庫12-7】
コワルスキー財団の当主。7年前に突然失踪していた。目撃情報から娘のカーミラが部長に捜索を依頼しマライヒが見つけ出した。

カーミラ【21-6、文庫12-7】
コワルスキー財団の当主の娘。母親が亡くなった時のことで父親を恨んでおり、探し出して殺そうとした。

パタリロ6世【22-1、文庫13-1】
パタリロの先祖。魔界の四大実力者であるアスタロトの召使。
「キャラクター(魔界編)」はコチラ

キアイラ【23-4、文庫13-9】
マライヒの腹違いの妹。オーストリアのミュッテンブロウという村で母と暮らしている。マライヒと自分が兄妹であることは告げられていない。

キアイラの母【23-4、文庫13-9】
キアイラの母。マライヒの父であるユスチヌフ公爵の小間使いだった。キアイラと村で唯一の旅籠を営んでいる。

ボリス【23-4、文庫13-9】
ミュッテンブロウ村の山のガイド。実は秘密警察官で暗号名は「エーデルワイス」。キアイラに好意をもっていることをにマライヒに見抜かれた。

ローラン=ボック【23-5、文庫14-1】
故人。元情報屋。数年前にバンコランが入院費を払った。その後、南米で油田を掘り当て一財産を築き、その遺産を全てバンコランに残すと遺言した。バンコランの計らいで遺産は全て娘のフリージアが成人したら渡るようにした。

アニーナ姫【23-6、文庫12-8】
パタリロのいとこ。エカテリーナ公国の王女。長い黒髪が特徴的なかわいらしい女の子。公務では常にニコニコしているが、実は王女としての窮屈な生活を不満に思っている。
訪英中に抜け出し、探しに来たマライヒと共に一時的に庶民の生活を体験した。その直後にかねてから決まっていた婚約を発表。記者会見ではロンドンの男性が素敵と返答した流れで「亜麻色の髪の男性が好き」と答えた。

ガリガリ博士【24-1、文庫12-9】
植物から人造人間をつくる研究をしている。洞窟の奥で人知れず研究をし、すでに完成した二人の人造人間と共に暮らし大量生産を目論んでいる。ロック=クライマン(元三百三十三号)に撃たれ死亡。

人造人間【24-1、文庫12-9】
ガリガリ博士によって植物から作り出された人造人間の二人。自らの意思や思考を持ってはいるが、博士は生みの親であるため労働力としての運命を受け入れている。クライマンと共に逃走したが博士が追ってきたため、パタリロに連絡するように指示された。博士亡き後は二人で研究所で暮らした。

エラ=サイパン【24-2、文庫12-10】
鉄鋼業界の実力者であるコール=サイパンの娘。14歳。
パタリロの文通相手でいとこのマデリーンにそっくり。学校の休み期間にパタリロを訪ねて来た。パタリロの身代わりになった四百四十四号と共にお小姓に扮したパタリロを嘲笑いバカにした。お小姓が本物のパタリロだと知り態度を変え、自分の人間性が試されていたと知り激怒し帰って行った。

アルタイルの薬売り【25-2、文庫14-7】
宇宙人。真面目になる薬や浮気を止める薬など、どんな薬でも持っている。フグに当たったパタリロが解毒剤で助けられた。薬は全て効果抜群だがその効果が永続的に続く。全世界の人間に薬を売り儲けようとしていたがパタリロに地球から追い出された。

リッチマン社長【26-1、文庫15-4】
ウラニヨエンタープライズの女社長。女性だが男として育てられた。バンコランに好意を持つ。
他人の心を読み取るスコープを開発中。部長を買収しバンコランを警備に付けさせた。装置の価値を上げるために各国情報機関などに情報を流して装置を狙わせた。試作品のスコープでバンコランの心を知り諦めた。試作品はパタリロに譲った。【26-2、文庫15-5】

氷のミハイル【26-2、文庫15-5】
『パタリロ!』の悪役キャラクターの1人。S国情報部の大佐。
ミハイルの詳細はコチラ

ラーク【26-3、文庫15-6】
バンコランの部下。キャメルを誘い二人で法で裁けない悪人を処刑と称し殺していた。黒幕に催眠術で操られ犯行を行い報酬を得ていた。キャメルを撃ち殺した後に自殺。パタリロは自殺するラークをスコープでのぞき恐ろしいブタの姿を見ている。

キャメル【26-3、文庫15-6】
バンコランの部下。ラークに誘われ世の中の為と考え悪人を殺していた。ラークが私利私欲の為にやっていると気づきラークに殺された。

メイヤー【26-5、文庫14-10】
パリで舞台美術の仕事をしている青年。悪天候でパタリロと宿が一緒になった。宿にあったグリフィンのエッチングの価値に気付き、パタリロを出し抜いて宿屋のおばあさんから1万フランで譲ってもらった。実際には千フランの価値もないものだった。

キングロダン【27-1、文庫15-7】
ロンドンに店を構える服飾デザイナー。ドレスに同じ色の人造宝石を使用する。ロダンが製作するウエディングドレスを狙った連続強盗事件が起きた。パタリロが初めて店に訪ねた時には子供としてあしらった。

リキエル【27-2、文庫15-8】
超一流の金庫破り。放射性元素を利用している宮殿の地下金庫を開けた。タマネギを金庫に閉じ込め人質にし、現金百万ドルと各国警察の指名手配の取消を要求。プラズマを見てロボットまで要求した。パタリロがマルタΩを製作し渡した。マルタΩが子供を産み、リキエルから常に離れなかったため耐えられずパタリロに助けを求めて戻って来た。マルタΩを引き取ってもらう代わりに罪を認め服役することを選んだ。

マルタΩ(まるたおめが)【27-2、文庫15-8】
妊娠機能付き人型ロボット。「ロボットが子供を産んだらどうなるか?」というパタリロの疑問から誕生した。プラズマを見た金庫破りから報酬としてロボットを要求されたためマルタΩを製作し引き渡した。3か月後に子供を産んだ。

ジージス【27-2、文庫15-8】
マルタΩが産んだロボット。赤ん坊の姿で産まれ、生後3週間で12~13歳くらい、さらに2週間で大人の姿に成長。ジージスはキリストと同じく処女懐胎で産まれており、キリストと同じ力を持つ。パタリロはこのような仕様にしていない。ロボットのキリストの噂が世界中に広まり過激派集団がマリネラを襲った。過激派の対処中に誤って子供たちを殺してしまった、と思い込みショートした。パタリロが修理後にはキリストの力は無くなった。

メリールウ【27-4、文庫16-1】
カルマー工業社長の妻。40年前、近所に住んでいた青年に向けて書いた古いラブレターが、現在になって宝石泥棒を通じ当時の青年の住所に送られた。青年の住所には現在ヒューイットが住んでおり、ラブレターを受け取ったヒューイットが勘違いし舞い上がった。

ウエントワース公爵【27-5、文庫16-2】
自称美少年好き。街で見かけた美少年をナンパしまくり、マライヒをナンパしたが振られた。バンコランへの腹いせに侯爵と車中で浮気しようとしたマライヒは、侯爵が一人で喘ぎ声を出し始めたのを見てドン引きしている。実際はゲイではなく親戚がしつこく結婚を勧めるための演技だった。

内閣総理大臣【27-6、文庫16-3】
マリネラの内閣総理大臣。鉱山を視察へ行く途中に車の事故で亡くなった。パタリロが豪華な葬式にし各国から客を呼んでダイヤ販売の営業をしようと企み国葬にした。

副総理【27-6、文庫16-3】
マリネラの内閣副総理。自分が内閣総理大臣の座につきパタリロを始末することでマリネラの実権を握ろうと企んだ。手下がミスをし副総理の指示だと吐いたために逮捕された。

カスタム伯爵夫人【27-6、文庫16-3】
パタリロのおば。パタリロの父、ヒギンズ三世の末の妹であるハーネスおばさま。兄妹の中でも一番物静かで教養溢れる貴婦人。一度に12人のパタリロそっくりな子供を産んだ。活発過ぎる子供達の扱いに手を焼いている。

12人のいとこ【27-6、文庫16-3】
カスタム伯爵夫人の子供たち。まだ赤ちゃんで言葉は話せないがとてつもなく活発で口に入る物は何でも食い散らかしながら走り回る。大広間に閉じ込めた際はトランプから簡易なプラスチック爆弾を爆発させ脱出。誤って1人が王座に座ってしまい、パタリロと間違えられて王座を爆破されたことで、残りの11人が実行犯を襲撃。その後は被害にあった1人も含め宮殿中に散らばり、全員を捕獲するのに10日間かかった。

アブラ=カダブラ=チョーチンブラ師【27-6、文庫16-3】
中近東のM国の国家元首。内閣総理大臣の国葬に出席。お祭り騒ぎのような葬式に難色を示していた。パタリロの12人のいとこを見てマリネラが多産であることで見直した。

カエルつきのおばあさん【28-1、文庫16-4】
チベットの奥地から連れてこられたカエル憑きのおばあさん。トランプにとり憑いていたクレランシの蛇を退治するために連れてこられた。三すくみ状態からナメクジ付きの少年が離脱し、油断した蛇に蛙が食われ、蛇付きのおばあさんとしてチベットに帰された。

なめくじつきの少年【28-1、文庫16-4】
ヒマラヤ山中から連れてこられたなめくじ憑きの少年。トランプにとり憑いていたクレランシの蛇を退治するために連れてこられた。

アンドルー=マイセル【28-2、文庫16-5】
パリに住む少年。両親が無くなり祖母に引き取られたが祖母からの陰湿な嫌がらせに遭っており耐えられずに家出。パタリロから貰った毒薬でおばあさんを殺そうとした。偽りの愛情にほだされたおばあさんが改心したためパタリロに助けを求めた。

アンドルーのおばあさん【28-2、文庫16-5】
愛する息子を奪った嫁に似たアンドルーをいびり倒した。アンドルーが自分を殺そうとしていることを知らず、本物の愛情が生まれ改心した。

スメタナ【28-3、文庫16-6】
パタリロの新たな家庭教師としてやってくる。ロボット工学者で6号の古くからの知り合い。宮殿の北の塔で行われる最も過酷な「カン取りゲーム」で勝利しパタリロの家庭教師になった。

デュモン【28-4、文庫17-1】
世界的犯罪者。黒髪長髪のハンサム。
盗み、殺人、破壊工作などを請け負い、毎回完全犯罪にこだわっている
一匹狼ではなく複数いる部下を使う。手が込んでいてイリュージョンかのような大がかりな作戦を行う劇場型犯罪。
通常の報酬は10万ドル。
デュモンの完全犯罪は7~8歳だった頃が始まり。当時、孤児だったデュモンはマリアというスリの女に育てられおり、警察に撃たれ負傷して家に戻ったマリアが死亡。追ってきた警察に遺体を渡さないためバラバラにして室内の小箱に入れて隠し通したことが完全犯罪の始まり。【29-3、文庫17-2】

犯罪トリックを見破ったマライヒをわざわざ訪ねて褒めた。この時、マライヒとの賭けに勝ちマライヒにキスをしている。

盗んだティアラが偽物だったことがある。本物は持ち主の妻が借金のカタにしており、偽物だったことは持ち主である夫も知らなかった。その後は本物も盗んでいる。【29-3、文庫17-2】

ミハイルを騙して利用しダイヤを盗もうとしたが、ミハイルに本来の狙いをさとられダイヤを横取りされている。【32-1、文庫17-7】

多国籍複合企業であるスメトコを乗っ取ろうとしたが、パタリロや間者猫達に阻まれ断念している。【30-2、文庫17-3】

パタリロの命令で「イカロスの羽」をマリネラに運ぶ途中のヨタリロを襲った。偶然によって羽を手に入れられず、ヨタリロを使ってパタリロに仕返しをした。この時、ヨタリロが「コケにされた!」と怒り狂いデュモンに復讐した。ハッキング技術と旧式のスパコンを駆使し本気を出したヨタリロにデュモンの犯罪拠点を特定されてしまった。【101-1】

貧乏神【29-1、文庫16-7】
マリネラへやって来た貧乏神。不運菌をばら撒いて人を不幸にする。不運菌の影響でマリネラ国民が働く意欲を無くし、無料配給所に殺到したり貧民街のような地区が出来てしまった。パタリロが「不運菌発生装置」を駆使して国外に追放した。(81巻では貧乏神が代替わりして登場している)

正月【29-2、文庫16-8】
マリネラの温暖な気候を気に入りやって来た。正月が来たせいでタマネギ達が正月気分から抜けなくなってしまった。靴底の「正月」というスタンプで正月気分をまき散らした。意味論でパタリロと戦い圧勝したが、お盆に誘導されドイツのボンに追いやられた。
後にボンから抜け出し意味論高等テクニック「ちょっとずれ」を駆使しマリネラに復讐しにやってきたが、クリスマス攻撃で返り討ちされている。【36-1、文庫21-3】

ミラベル【29-6、文庫17-5】
ミトコンドリア共和国大使の娘。12歳。パーティーでパタリロを見かけ「かわいい」と言った。宮殿にしばらく滞在することになり1日中パタリロの身の回りの世話をした。困ったパタリロがマライヒをジゴロとしてあてがった。結局、パタリロのことはトロロアオイに似ていてかわいい、と思っただけだった。

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30巻~39巻

ピーター=ハリソン【30-2、文庫17-3】
多国籍企業スメトコを率いるヘラルドが亡くなり跡継ぎとなった少年。15歳。デュモンがスメトコ乗っ取りを企て、インドの大道芸に見せかけて殺害。その後はデュモンの手下がすり替わっている。

スワンソン【30-2、文庫17-3】
ピーターの父であるケントの秘書だった。デュモンにスメトコの情報を流していたが裏切ろうとして殺された。その後はデュモンの手下がすり替わっている。偽物のピーターのお目付け役。

ルーシー【30-2、文庫17-3】
ピーター=ハリソンの飼い猫。間者猫がハリソン家を探るために近づいた。大道芸でピーターが偽者に入れ替わったことに匂いで気づく。

ランコム少尉【30-4、文庫18-2】
散髪魔。幼い頃から美容師に憧れていたが親から反対されたストレスで散髪魔になった。マリネラ軍戦略研究室から美容院と間違えて宮殿の病院に異動してしまった。美容師になりたかったのは先祖のせいだった。

ジュリア【31-3、文庫18-9】
パタリロのいとこのマデリーンにそっくり。「あなたも小銭で大富豪」で院長の娘役を演じたが実は男でパタリロはショックを受けた。

トビー【31-5、文庫17-6】
ダイアナの息子。マライヒと公園で遊ぶ友達。パタリロとマライヒに協力するためマライヒに変装し、S国情報部に捕まった。

ダイアナ【31-5、文庫17-6】
トビーのママ。母親ではなくオカマ(父親?)。オカマバーで働きトビーを育てている。オカマバーに来た客がマライヒを探っていたことをマライヒに伝えた。ミハイルによってマライヒと共に冷凍倉庫に閉じ込められ、オカマの友人と共にマライヒが凍えないように助けた。

リンメイ【32-2、文庫18-5】
91号の夢に出てきた男性。当初は女性と思われていた。異次元に捕らわれており迷い人の血を吸って生きながらえていた。現実の91号が瀕死になり、パタリロが夢の中で引き離そうとしたがパタリロの強い精神力によって異次元から引っ張り出された。その後は91号、48号とともに仲良くなった。

オズワルド=ロスチャイルド【32-3、文庫18-6】
大富豪。妻や娘達が家に妖怪が出ると言うので妖怪退治をパタリロに依頼した。

テレサ【32-3、文庫18-6】
オズワルド=ロスチャイルドの先妻との娘。後妻とその娘からこき使われていた。無意識の怨念が庭に育てている野菜に移り、野菜を食べた人間が恐ろしい幻覚を見た。

オズワルドの後妻と娘たち【32-3、文庫18-6】
オズワルドの連れ子であるテレサをいじめた。オズワルドの前とそうでない場合で態度や言葉遣いが180度変わる。ケチでテレサには倹約を強いた。テレサが作った野菜を食べて幻覚を見ていた。

ジェラルド【32-5、文庫19-2】
ロンドン暗黒街のボスを名乗る。実際には「帝王」の子分。バンコランが友人の仇を討つためにパタリロをジェラルドの元に潜入させた。

リロイ=ガリレッティ【32-5、文庫19-2】
ニューヨークマフィアのガリレッティの孫。パタリロがリロイになりすましてジェラルドに近づいた。

オスマン大司教【32-5、文庫19-2】
聖マリアンナ教会の大司教。実はロンドン暗黒街を仕切る帝王。バンコランの友人の仇。日曜のミサの後に拷問を行っていた。

ポルナレフ先生【33-5、文庫19-7】
フランスから来ているパタリロの歯科医。若くて治療が上手。パタリロが「パタランの歯科医ガイドブック」を発行した時に、「黒医師ギルド」がパタリロを狙うかもしれないと忠告した。ポルナレフ先生は☆5つ。

十四代服部半蔵【33-5、文庫19-7】
伊賀者の頭領。パタリロとは長年文通しており友人。黒医師ギルドが妖術のようなものを使うと聞き、パタリロが応援を要請した。黒医師ギルドの本拠地に乗り込み組織を壊滅させた。

ドクターハッケル【33-5、文庫19-7】
黒医師ギルドに所属する双子の医師。パタリロを抹殺するためマリネラへやって来た。妖術を使うも十四代服部半蔵率いる忍者軍団に負けた。
ドクターヘッケル【33-5、文庫19-7】
ドクターハッケルの双子の兄弟。

マネーペニー【34-1、文庫20-1】
フライング能力を持つ三つ子姉妹。10歳。「カボチャ大王」を探す組織の一員。おしゃべりが大好きで場をわきまえないため度々パタリロをイラつかせる。パタリロが怒った時の口癖は「ん-あたしたち無口だから」。
マネーコイン
【34-1、文庫20-1】
マネーペニーの三つ子の姉妹。
マネーユーロダラー
【34-1、文庫20-1】
マネーペニーの三つ子の姉妹。

トム【34-1、文庫20-1】
テレパシー能力を持つ男の子。9歳。「カボチャ大王」を探す組織の一員。パタリロがテレパシー装置を作ったことで出会った。

フランボー【34-1、文庫20-1】
サイコキネシス能力を持つ男の子。5歳。「カボチャ大王」を探す組織の一員。カボチャ大王を呼びよせるためにミサイル発射のスイッチを押した。

赤ちゃん【34-1、文庫20-1】
テレポート能力を持つ赤ちゃん。赤ちゃんで自分の名前が言えないので赤ちゃんと呼ばれる。「カボチャ大王」を探す組織の一員。自分と他者をテレポートさせられる。以前、組織メンバーはテレパシーでのみ会話していたが、赤ちゃんが生まれたことで会うことが出来るようになった。

オコーナー【34-2、文庫19-9】
工学者。ダイヤの粉末を使った新たな旋盤を開発した。パタリロがマリネラ産ダイヤを使ってもらう為にマライヒを近づけた。マライヒに惚れてしまいキムを裏切ろうとしたが、身を引こうとするキムの涙を見てマライヒを振った。

キム【34-2、文庫19-9】
オコーナーの恋人。貧民街で育ったが現在はオコーナーと一緒に暮らす。オコーナーがマライヒに心を奪われていることを知り身を引こうとした。

リーガル【34-3、文庫20-2】
CIA。ロンドンのアメリカ大使館に勤めるヒューイットの部下。ダブルスパイで機密を外部に漏らしていた。ヒューイットに連絡員の存在を気づかれ連絡員を射殺。ヒューイットに犯人とバレてその場で捕まった。

エンジェル=クリスティー35-1、文庫20-3】
ヨーロッパのとある国へ戴冠式のレポートを書くためにやって来た。パタリロとマライヒとは行く先々で出会う。プリンスが失踪した謎を解いた。アガサ=クリスティーは大おば。

エリザベス【35-3、文庫20-5】
C国全権大使の娘。大使の訪英時に警備を担当したバンコランを見初めた。父親と共に結婚を前提とした交際の申込にやって来た。鼻毛ボーボーのドブス。パタリロからの説得も武力行使も効かず、パタリロがビンタをお見舞いしボロクソに文句を言ったらパタリロに惚れてしまった。

弥七【35-4、文庫20-6】
越後屋から商品を仕入れている行商人。品質の悪い豊国屋から仕入れた婚礼の服を買った母子が服が原因で二人とも自殺。母親の方が自分を恨みながら死んでいったと知り、越後屋のだんなに相談した。

ブルー【35-5、文庫21-2】
不良グループに入ろうとしている少年。仲間入りのテストとして兄貴分からマライヒをナイフで刺すことを命じられた。襲撃時に「顔面入れ替え器」に触れてしまい豚の顔に変わってしまう。兄貴分たちがブルーの顔を見て逃げてしまったことですっかり冷めてしまいグループ入りをやめた。

ピンク【35-5、文庫21-2】
ブルーの幼馴染。ブルーが不良グループに入ることを引き止めた。

マヨナ【36-2、文庫21-4】
人魚。海神ネプチューンの娘。72号が海で釣りあげマヨナに恋をした。海竜クラーケンがマヨナを妃にしようとし逃げ出してきた。パタリロがマヨナを助ける代わりに報酬を求めたため海の民のプライドとして助けを拒否した。自らクラーケンの所へ行く、と言い72号に別れを告げて海へ戻った。

バロス【36-2、文庫21-4】
クラーケンの手下。マヨナを連れ戻す為に宮殿までやって来た。なぜかパタリロのボケに乗る。パタリロに報酬をチラつかせクラーケン側に引き入れた。嘘だとバレてパタリロにボコボコにされた。

クラーケン【36-2、文庫21-4】
海底火山から生まれた邪悪な存在。海を荒らし自分のものにしようとしている。ネプチューンに娘のマヨナを妃に寄越せと言った。パタリロが倒しに行くがあまりに強大で歯が立たず、タイムワープで過去に戻り生まれたての姿を殺した。

ザナドゥー【36-3、文庫21-5】
変装の達人。完璧な変装術を駆使した一人芝居をしている有名な役者。その技術は変装が得意なパタリロでさえ驚くほど。幼い頃に孤児院から抜け出し旅芸人の一座に入り変装術を身につけた。
本名はヨン=ヤーステン侯爵。ルプセン公国の侯爵で出生には秘密がありパタリロとは親戚である。
簡単にマネができないタマネギメイクを完璧にこなしロンドン大使館からゴッホのヒマワリの姉妹作である「夜まわり」を盗み出した。他にも変装術を駆使して多くの美術品を盗んでいる。
実は幼い頃に当時の弁護士だったハンセンに財産を横取りされ両親は自殺。ハンセンが売り払った侯爵の美術品を取り戻していた。ハンセンへ復讐するため屋敷へ火を放つが、ハンセンともみ合いになり2階から炎の中に落ちてザナドゥーの死亡が確認された。しかし、これはザナドゥーという名前を抹殺してまで行った替え玉殺人とパタリロに見抜かれた。【36-3、文庫21-5】
替え玉殺人をネタにパタリロのバンコラン復讐計画を手伝わされた。バンコランに変装し遠目からマライヒに浮気していると思わせる役だったが結局マライヒにバレた。【36-4、文庫21-6】

故国、ルプセン公国の屋敷と領地が取り戻せずパタリロに相談。ルプセン公爵妃はパタリロの伯母にあたるため。最高議会の議長が父を殺害した噂があることと、パタリロの伯母(ルプセン公爵妃)がザナドゥーの実の母親であることが判明。
得意の変装術を駆使して議長を騙し、財産を全て取り上げた。ルプセン公国と母の為に身を犠牲にすることを誓った。【79-7、文庫45-11】

ハンセン【36-3、文庫21-5】
弁護士。ルプセン公国の侯爵の弁護士だったが侯爵の財産を横取りし、現在は大企業アモルファス工業の社長。侯爵の息子であるザナドゥーに復讐される。ザナドゥーの変装をされた状態で替え玉として殺害された。

カットナー【37-3】
格闘技王者決定戦で間者猫のマネージャーを務めた。ヤクザの子分。結婚詐欺で指名手配中。間者猫の優勝賞金を担保に賞金と同額を銀行から借り、間者猫に豪勢な生活をさせて残りをだまし取る予定だった。間者猫が決勝で負けた直後に1セントのこらず持ち逃げした。【37-3、文庫22-1】

ペリエ博士【38-1、文庫22-2】
科学者でNASAの上級職員。K国のスパイ。アンナの父。実はCIAに協力している。K国に偽の設計図を渡す役目があった。ヒューイットがアンナと共に追って来て交際を認めて欲しいと言ってきたので激怒した。

アンナ【38-1、文庫22-2】
ペリエ博士の娘。9歳。父親の逃走時にヒューイットに捕まる。優しく接してくれるヒューイットに心を開き、父の居場所を教え一緒に行く。ヒューイットと共に父親に交際を認めて欲しいと頼んだ。

第十八代桃栗三年柿八衛門(ブルガリ・メレリオトーサンショーメ)【38-4、文庫22-5】
陶芸家の柿八先生。マリネラ唯一の陶芸家で人間国宝。国民からもてはやされて少々天狗になっている。また、人間国宝の座を必死で守っている。パタリロが弟子入りにやってくるが陶芸の天才とわかり、本人に才能を気づかせないために下働きばかりさせた。パタリロのあまりの才能に恐怖し事故に見せかけて殺そうとしたが誤ってパタリロ山の頂上から転落死する。死後、永世の人間国宝となった。

春雨源太郎【38-4、文庫22-5】
柿八先生と共に日本で陶芸の修業をしていた。ニューヨーク在住だが都会に疲れ、柿八先生を頼りにマリネラで暮らそうとした。柿八先生が陶芸家としての地位を守るため、入国管理局に源太郎が凶悪犯罪者だと嘘をつき入国させなかった。

タマ【38-5、文庫22-6】
マリネラテンの群れのボス。パタリロが命名した。生態観察のために発信機をクビに着けられ喜んだ。ザンドラ=ピリにより群れごと密漁されてしまう。タマの子供のコタマが撃たれて怪我をしたことで密漁が発覚した。パタリロ達によって助けられた。

ザンドラ=ピリ【38-5、文庫22-6】
世界的なファッションデザイナー。珍しい毛皮を使ったシリーズで有名。マリネラテンを密漁し毛皮にしようとした。パタリロの脅しに対し強気で屈しなかった。パタリロのトリックと息子のリヨンからの説得に泣き崩れた。

リヨン【38-5、文庫22-6】
ザンドラの息子。母親が違法行為をしていると知りパタリロに協力し母親を説得した。

ソフィー【39-2、文庫23-2】
財閥の令嬢。病気の祖父のお気に入り。スーパーキャットとパーティーで知り合い好意を持たれる。人間になったスーパーキャットと交際を始めた。財産を狙う伯母から命を狙われる。交通事故により飼い猫のミュウを助けるために人間から猫の姿になったスーパーキャットを見てショックを受けた。パタリロによって記憶を消されている。

ミュウ【39-2、文庫23-2】
ソフィーの飼い猫。スーパーキャットがソフィーに惚れていると知り応援した。スーパーキャットが人間になった事を知っている。事故の際にはスーパーキャットとソフィーの幸せを考え、自分の命を犠牲にしようとしたが、猫に戻ったスーパーキャットに助けられた。パタリロによって記憶を消されている。

シグマ【39-3、文庫22-7】
殺し屋の「闇のシグマ」。盲目。双子の弟。兄の「豹のオメガ」も殺し屋で以前マライヒに殺されている。マライヒを探し戦いを挑んだ。マライヒのナイフが刺さると自分がオメガであると告げた。事件後、シグマはその間の事を覚えておらず、マライヒへの復讐も考えていないと言った。

オメガ【39-3、文庫22-7】
故人。殺し屋の「豹のオメガ」。双子の兄。以前、ラーケン伯爵を狙いマライヒに殺された。自分の負けが信じられず、成仏できずにシグマの身体を使いマライヒを探していた。負けた理由を知った後は消えた。

アーリマン【39-4、文庫24-1】
オタワコンツェルンの代表者。ロポニーを気に入り姪の誕生日プレゼントとしてパタリロから購入。ロポニーに毛皮を被せ、競走馬に仕立て上げて儲けた。パタリロの抗議も聞き入れず故障した後はこき使った。殺し屋に撃たれてけがを負った時にロポニーに助けられ、改心しロポニーをマリネラへ返した。

キャラクター抜粋版はコチラ

40巻~49巻

相馬和己【40-1、文庫23-3】
高校生。北高の生徒。パタリロが家出中に日本で借りた家の隣人。気弱な性格で幼馴染のめぐみちゃんの事が好き。隣に越してきたシバイタロカ博士に「テレパシー応用メガネ」や「プレイボーイスーツ」を作ってもらう。めぐみちゃんとマドンナから好かれていることを知る。プレイボーイスーツの中毒になてしまい、スーツの影響で事件に巻き込まれる。

北原めぐみ【40-1、文庫23-3】
相馬和己君の幼馴染。北高の生徒。和己君のことが好き。和己君がマドンナとデートしたためやきもちを焼いた。マドンナとは犬猿の仲になる。プレイボーイスーツ着用中の和己君に戸惑った。スーツを着ていない本来の和己君を認めた。

マドンナ【40-1、文庫23-3】
相馬和己君と同じ北高の生徒。本名は白鳥麻理奈。和己君のことが好き。デートで現れたプレイボーイスーツ着用の和己君を見てさらに惚れる。元に戻った和己君では物足りなくなり結果失恋した。

田原【40-1、文庫23-3】
相馬和己君の同級生。ナンパ師。パタリロが忘れていったプレイボーイスーツを触ってしまいバンコラン状態になった。

相馬さおり【40-1、文庫23-3】
和己君の妹。いつも「妹」と書かれた美容マスクをつけている。バンコラン状態になった和己君に惚れてしまう。

総番【40-1、文庫23-3】
南校不良グループのリーダー。本名は佐波(さば)。歌舞伎の連獅子のようなフサフサの長髪に顔をペイントしている。素顔は地味。貝塚から流された薬物を高校生たちに売りさばいている。

貝塚【40-1、文庫23-3】
警察公安課の警部。不良グループを利用して暴力団から押収した薬物を売りさばいている。「パタリロ仮面」に変装したパタリロにボコボコにされた。

トラウマ(虎馬猫太郎)【41-2、文庫25-2】
妖怪始末人ギルドから派遣された妖怪始末人。東京でギャグセンスを盗まれる事件が続発しており犯人を追ってマリネラへやって来た。
※トラウマと貧乏神は魔夜峰央さんの『妖怪始末人トラウマ!!』のキャラクター。

貧乏神【41-2、文庫25-2】
妖怪始末人ギルドから派遣された妖怪始末人。トラウマとコンビの相方。(コミックス29巻、81巻に登場する貧乏神とは異なります)

マイヤー【41-3、文庫24-2】
アメリカのバイヤー。パタリロが発明家だと聞き、発明品で娘のプリシラと彼氏の仲を割いてほしいと頼む。「あべこべミラー」を奥さんが使ってしまったせいで、浮気をしていることがバレてしまった。

プリシラ【41-3、文庫24-2】
マイヤーの娘。17歳。厳しい家庭で育ったため、恋人との旅行を女友達と行ったと嘘をついたが逆に父親に恋人の存在がバレる。「あべこべミラー」のせいで恋人のビリーと大喧嘩してしまった。

エミリー【41-4、文庫24-3】
ロンドン大使館のメイドとして雇われた女の子。ぐうたらで仕事が全くできないメイド。文章の区切りが特徴的。部長の親戚で元はバンコラン家に押し付けていたが、堪らずマライヒが大使館にあてがった。「魔法の小箱」でゴブリンが乗り移った。

マーシャ【41-5、文庫24-4】
79号の妹。少年趣味にハマってしまい少年になりたがる。パタリロの「薔薇ー帽(ばらーぼう)」で性転換し、少年マーチンとしてスイスの学校に入学した。ハンスに恋をしてしまうが、学校の生徒全員が薔薇ー帽で性転換していることと、ハンスが女の子であることに驚きショックを受けた。

ハンス【41-5、文庫24-4】
マーチン(マーシャ)が入学した学校の生徒。自治会長。夜間に女の子と密会していたところを見られてしまう。ハンスも元は女性で「薔薇ー帽」で男性になっていた。

エミリア【42-2、文庫24-5】
パタリロの叔母。ヒギンズ三世の5番目の妹でヒルダン公国の伯爵に嫁いだ。ギイの母親。ギイが失礼な物言いを度々するため困っている。

ギイ【42-2、文庫24-5】
エミリアの三男でパタリロのいとこ。いつも一言多く相手を怒らせてしまう。パタリロに「逆転ウオッチ」をもらい30秒前に戻ってやり直すがうまくいかず。母親からヒギンズ三世の話を聞かされ、考えてから話すように自分を変えた。

タッカーの娘【42-4、文庫24-7】
ヒューイットが「超水晶玉」を使ってナンパした女の子のひとり。CIAを狙うK国に父親が脅され、ヒューイットを誘惑するよう命令された。罠だったことを知ったヒューイットが激怒しK国の指示役をボコボコにしたのを見てショックで3日間意識不明になった。

ニーナ【42-5、文庫24-8】
パタリロがパーティーで知り合った女の子。サニーの姉。パタリロのデートの誘いを受けるが実はパタリロの容姿をバカにしている。タマネギ達のパタリロの愚痴を聞き、味方になってパタリロをいじめた。

サニー【42-5、文庫24-8】
ニーナの弟。いじめっ子たちからいじめにあっている。パタリロと出会い、強くなる装置が欲しいとお願いし「怪獣丸」をもらう。火を吹くようになりいじめっ子に仕返しをする。いじめっ子もパタリロの装置で強くなったが最終的にサニーが勝つ仕様になっていた。

テッド・カールソン【43-1、文庫25-4】
発明家。本末転倒な物ばかり作っておりパタリロに弟子入りを断られる。パタリロから「タイムスリッパー」を譲り受け江戸へ行くも、重量オーバーで平賀源内を押し潰してしまう。平賀源内になりかわり江戸で暮らすことに。パタリロが平賀源内が死ぬ予定である時代に本物の遺体を運び、そこからカールソンを現代に連れ戻した。この間にカールソンがパタリロを題材にした浄瑠璃を書いている。

S・ハンセン【43-3、文庫25-6】
一代で財閥を築き上げた人物。息子がわがままに育ち不良グループで事件を起こすほどになったため畏怖の念を抱かせ悪事を止めさせるためにパタリロに悪魔を呼び出す装置を依頼する。

スタン【43-3、文庫25-6】
S・ハンセンの息子。パタリロが呼び出した悪魔によって自己嫌悪に取りつかれ幼い頃からの悪事を反省した。寂しさから父親に反発していたことを吐露し、親子仲を回復させた。パタリロにカナダライをくらっている。

権兵衛ルフェール【43-3、文庫25-6】
パタリロが「悪魔を呼び出す装置」で地獄から呼び出した悪魔。スタンを自己嫌悪に陥らせた。問題が解決した後は帰るために金を要求したがパタリロが払わず放置された。宮殿に居座りタマネギ達にわがままを言った。茂助ゴラスと帰るための要求額を値切り合った結果、一人で地獄へ帰った。

茂助ゴラス【43-3、文庫25-6】
権兵衛ルフェールが地獄に帰らないため「悪魔を追い払う装置」で新たに呼び出した悪魔。権兵衛ルフェールの半額で連れて帰る、と言い出し、今度は権兵衛ルフェールが茂助ゴラスの半額で帰る、と値下げ合戦をした。結果、権兵衛ルフェールが一人で帰ってしまい、茂助ゴラスは帰ってほしければ1兆円よこせとパタリロに言った。

ゴールドマン【43-5、文庫25-8】
悪徳金融業者。30歳。顔がバンコランにそっくり。ジェールの父親を騙して金を返さなければジェールをよこせと言った。ジェールに対し変態的な愛情を持っている。パタリロと知恵比べをして負けたためジェールを諦めた。
その後、パタリロからの金儲けの話に乗る。バンコランに相手にされなった少年達から紹介料を取り、バンコランになりすまし相手をするというもの。パタリロが現場に呼んだマライヒにボコボコにされた。ジェールを振ったための仕返しだった。【44-1、文庫25-9】

ジェール【43-5、文庫25-8】
タマネギ(号数不明)の弟。美少年。借金のカタにゴールドマンに身売りされそうだった所をパタリロに助けられた。ゴールドマンから身を隠す為にある教団に預けられたが、パタリロのせいで教団のシンボルである二千年間燃え続ける炎を消してしまった。炎を巡りパタリロがゴールドマンとの勝負に勝ったが、自らゴールドマンの元へ行った。
その後、ゴールドマンに振られてしまいパタリロに仕返しをしてもらっている。【44-1、文庫25-9】

おじいさん【44-3、文庫26-2】
マリネラ国民。国立病院で死ぬ直前、パタリロから魔界での調べ物を依頼された。調査の為に魔界の苦情係に相談し、44号の降霊術で苦情係と共に現世に呼び出された。魔界への帰り道が分からなくなり宮殿にいついた。

苦情係【44-3、文庫26-2】
魔界の苦情係。おじいさんからの相談で、パタリロの赤ちゃんのようなものが沢山出現した原因をパタリロに解説。パタリロに金を貰い、パタリロ達を魔界に連れて行った。金の為にローソクの保管庫を教えたことを知られないように閻魔様に嘘をついたが見抜かれて殺された。

銀次(黄金小僧)【45-1、文庫28-1】
寄せ場で働く罪人。菊丸が仲間を庇う姿を見て信用し、実は自分が黄金小僧であると告げた。大金をゆするネタになる巻物の場所を菊丸に教え、手に入った金の半分を貧しい人たちに分けて欲しいとお願いした。これにより菊丸が波多利郎を裏切った。

宮家月雄【45-6、文庫26-9】
不動産会社の社長。マリネラに学校建設をすると嘘をつき大々的にレジャー施設を作り儲けようとした。希望の土地には伝説があるとして断られた為、伝説がデタラメと証明したら土地を売ってもらうことにした。洞窟内の水晶で吸血鬼に変身してしまい街に出て暴れた。星夫が変身した子犬の涙で音の姿に戻った。改心しパタリロと協力し遊園地を作り園長となった。

星野星夫【45-6、文庫26-9】
宮家月雄の愛人。社長のやり方に眉をひそめる。洞窟に入った社長を追って中に入り子犬の姿になった。遊園地の園長となった社長といつまでも幸せに暮らした。

殺し屋【46-1、文庫27-1】
マライヒが取り逃がした腕利きの殺し屋でパタリロが新たなターゲット。高名な精神科である「ギブソン博士」の名を騙りパタリロに接近。パタリロにとり憑いている巨大な牛や豚などの妖怪に驚いた。なんとか隙をつき殺そうとするが失敗し、マライヒに気づかれ戦闘に。しかし食の神様が暴れ出しそれどころではなくなり、結果、今まで殺した人間たちに祟られた。

M=オルガン【46-2、文庫27-2】
故人。オルガン財閥の創立者。パタリロとは生前、お金に対する考え方(ケチ)が似ていることで親しくしていた。財産を全てパタリロに残すと遺言した。

オルガン家の執事【46-2、文庫27-2】
オルガン老の屋敷に仕える執事。シャンの祖父。実は昔、オルガン老から生まれたばかりの赤ちゃんを孫として育てて欲しい、と頼まれ育てたのがシャン。当時は孤児を引き取ってきたのだと思っていた。

シャン【46-2、文庫27-2】
執事の孫。17歳。知恵が回る賢い少年。メイドのダイナの事が好き。フロリダの別荘にある金庫の開け方を探るパタリロの味方になった。報酬としてダイナの母親の手術代30万ドルを要求した。金庫の中の新たな遺言により、シャンがオルガン老の実の子供だと判明し遺産の半分を相続した。

ダイナ【46-2、文庫27-2】
オルガン家に仕えるメイド。母親が病気で手術には30万ドルが必要。シャンがパタリロから貰った報酬で母親に手術を受けさせた。シャンがオルガン財閥の跡取りとなり身を引こうとしたがシャンから気持ちは変わらない、と告げられた。

ユリツィン警部【46-3、文庫27-3】
S国秘密警察の警部。秘密警察と仲の悪い情報部のミハイルとは対立する。マライヒが持っているフロッピーを手に入れるため、マリネラまでミハイルに付いてやってきた。マライヒが妊娠しているためミハイルに任務を諦めるよう説得されたが反発し、ミハイルとマライヒを殺そうと小型ナパームを使い火を放った。

フィガロ【46-3、文庫27-3】
フィガロ=バンコラン。
バンコランとマライヒの子供。マライヒが妊娠し、男性同士のカップルから誕生している。マリネラ生まれ。
実は人間ではなく天使長ミカエル。
トランプのスート柄の服を着ている。中でもハート柄が多い。
テレビゲームが好きでゲームばかりしている。
マライヒが出かける時には下の階に住んでいるオッペンハイム夫妻に預けられる事がある。

マライヒが帝王切開手術中に落雷にあい、生まれた時から謎の放電をしていた。放電現象は2時間ほどで収束。実はこの間、未知の電磁波を使いマザーコンピューターのデータを全検索している。このこと知るパタリロからはただ者ではないと気付かれていた。【46-4、文庫27-4】
マライヒの代わりに9号が世話をした時には、泣いてもだっこしてもらえず9号を追い返そうとして、テレビ放送の内容を悪夢として9号に見せた。
産まれて1カ月で1歳児の体格。歩くことと簡単な言葉を喋ることが出来る。1カ月健診で6歳の知能があると思われ新人類としてWHAに狙われた。
9号の息子アリランと共に致死性の生物兵器を使われた時に、唯一の中和剤がフィガロに与えられアリランの分が無いため、9号とアリランを「梯界」に連れて行き助かる方法を探した。
梯界にいたアリランの母に「光をつかさどる方」と言われている。
フィガロは裁王様に「人間の子供を助けたい」と言い、裁王様の「人間のことは人間にまかせろ」といった言葉から、フィガロは人間でないことが分かっている。【47-1、文庫27-5】
ダイエット実験でマライヒが高僧と同じ状態になり解脱してしまった時には「選ばれた人間しかそちらに行ってはいけない」と一瞬で元に戻した。【60-5、文庫34-5】

フィガロは遠い未来の人口減少のため同性同士のカップルに子供を授けるかどうかのテストとして生まれた5人の赤ちゃんのうちの1人。天帝に代わり人間を守護する者。一次試験が終了し元の姿に戻ろうとしたが、パタリロが親たちが亡くなってから戻ればいいと説得し人間の姿のままでいることになった。【59-4、文庫35-3】

バンコランVSベールゼブブにて、マリネラ宮殿に現れたベールゼブブがその場の人間の動きを封じたがフィガロのみ動き続けることができテレビゲームをしていた。ベールゼブブの前で天使長ミカエルの姿となりベールゼブブの羽と互角の羽が出現。これによりベールゼブブは驚き、他の悪魔たちも直ちに全員引き下がり姿を消した。【70-1、文庫40-1】

フィガロの正体を知っているのはパタリロ、間者猫、ベールゼブブらの一部のみ。マライヒとバンコランは知る度に記憶を消されている。9号は記憶を消されていない。

テレビゲームへの執着は強く、ゲーム画面が消されると激怒する。パタリロに同じ所までやらせたり、電磁波が影響する立体映像を消してしまうなどの行動をとっている。

アリラン【47-1、文庫27-5】
9号の息子。6歳くらい。生まれてすぐに母親を亡くしている。9号を訪ねて一人でロンドンへ来たが、誤ってWHAの手先に誘拐された。フィガロと共に致死性の生物兵器を使用され、一人分しかない中和剤を9号がフィガロに譲った。自分が死ぬことを悟ったが「死んだら天国のママに会えるかな」と言った。9号と共にフィガロに「梯階」に連れていかれ、石になった母親と対面した。パタリロが人間離れした爆速で中和剤を作り助かっている。

アリランの母【47-1、文庫27-5】
9号の亡くなった奥さん。アリランを産んですぐに亡くなっている。石の身体となり「梯階」にいる。フィガロが連れて来た9号とアリランに会っている。指一本動かすだけでも死ぬほどの激痛と言われ、動けないはずの石の身体で自ら歩き、アリランの身代わりになるため暗黒地獄の谷へ身を投げた。御赦免光が降り注ぎ天界へ昇った。

ドクターリゲイン【47-1、文庫27-5】
WHAのメンバー。元軍医。保健所の所長。フィガロを超人類と考え人類が滅亡しないために抹殺を企てる。フィガロの名前をフィガロ=バンコランと知ったが、女性を相手にしないバンコランに子供が産まれるわけがないと思い別人と思った。メモが致命的に分かりにくく他人に伝わらない。パタリロに中和剤の作り方を教えた。

サザビー=クリスティーズ【48-2、文庫28-7】
マリネラ大学演劇学部の学生。連続痴漢事件の犯人として捕まる。なんとか助かろうと前世の記憶のせいだ、と言ったためパタリロが「前世再生機」で前世を確認する。被害者の7人とはアメーバ時代に遡るまで因縁があった。

ベネチアーノ=ローゼス【48-3、文庫29-1】
イタリアの貴族。「見せて自慢の会」「神は宇宙人だった会」の会員。宮殿で行われた「見せて自慢の会」の会合において、ヴェルヌが展示したギリシャの聖像を盗んだ。

新吉【49-1、文庫28-2】
越後屋の新しい奉公人。実家は鎌倉の大店だったが火事で家族も店も失った。越後屋の庭から見つかった水鱗石を高価な「玉鱗」にしようと磨いた。店の再興のための金目当てで石を磨いたため、中の魚が怪魚になってしまった。

カサンドラ【49-3、文庫28-9】
画商。他国へ寄贈することになったロンドン美術館の絵画が自分の贋作のため、バレないようにバンコランに盗むことを依頼した。実はその絵は贋作ではなく真作。バンコランの調査対象になっている大臣からの依頼で、バンコランをはめるための罠だった。

ショーン・コネコネリー【49-4、文庫29-2】
大学助教授。25歳。祖父の遺言で26歳の誕生日までに結婚しないと遺産がもらえなくなる。サプーという理想の女性と出会ったが誰だかわからずロンドン大使館の裏口の「マリネラ探偵事務所」へ相談した。サプーはオコーナー先生と分かり結婚を申し込み、誕生日ギリギリに婚姻届けを出した。

オコーナー先生【49-4、文庫29-2】
生化学部の教授。太った女性。コネコネリー先生がサプーの事を口に出し、動揺するがシラを切る。パタリロ達に自白装置を使われ、サプーは痩せる実験の名前のことで、コネコネリー先生が探している女性は一時的に痩せた自分だと答えた。

ドラクール博士【49-5、文庫29-3】
学会で一緒だったパタリロを食事に誘った。妻はドラキュラの子孫で、自分がドラキュラになりかかっていると怯え、その晩に自殺する。夫婦仲が悪かった噂と、数年客が泊ったことが無かったことから、パタリロがアリバイに利用されたと気づいた。トリックで鏡に妻の姿が映らないように見せかけ自殺に追い込んだ。

キャラクター抜粋版はコチラ

50巻~59巻

フェリックス【50-3、文庫30-1】
ヒューイットの自宅近所にできたダジャレ塾の創設者。パタリロが塾をバカにしつつ飛び入りでダジャレをかまし、お互いのダジャレ力を認め合い親睦を深め、パタリロの初めての親友となる。が、つまらないダジャレで復讐相手の脳にダメージを与えて殺害していた。殺した相手がマフィアだったので執行猶予。裁判所の命令で1年間神戸でダジャレを教えるボランティアをすることになった。

パティー【50-4、文庫30-2】
ヒューイットと飛行機内で出会った少女。実はニューヨークのマリネラ大使館の隣に住んでいる。パティーちゃんに恋をしたヒューイットを陥れるためにパタリロがパティーちゃんそっくりなロボットを作る。好奇心旺盛なパティちゃんはロボットと入れ替わりロボットのパティーちゃんを演じた。

サマンサ【50-5、文庫29-4】
花屋の女性。二百号の恋人。殺人事件の被害者となる。実は恋人は二百号だけではなく、他にも5人の恋人がいたことが判明。恋人達から同じプレゼントを貰い、1つを残して質に入れていた。リトグラフのシリアルナンバーが殺されるきっかけとなったが、そのリトグラフで犯人が判明することとなった。

長吉【51-1、文庫28-4】
天狗のイタズラで庄屋さんの娘の鼻が伸びてしまった時に、長吉がやったのでは?と疑われ若い衆にボコボコにされた。その恨みから庄屋の娘を呪い続けた。波多利郎が天狗を脅し、狂った長吉を元に戻した。庄屋から波多利郎へ渡された報酬をもらい、それを結納金として庄屋の娘婿となった。

ミムラ【51-2、文庫30-3】
ミムラ屋というパン屋さんを営んでいる。父を亡くし母子家庭で育った。77号と結婚したいと思っているが、母親の許しが得られず困っている。

ミムラの母【51-2、文庫30-3】
ミムラちゃんと77号の結婚を反対している。母子家庭だったので裕福な方に嫁がせたいと言う。実はミムラちゃんはバイオリニストのメニューヒンとの間に出来た子供。

77号の母【51-2、文庫30-3】
元夫はバイオリニストのメニューヒン。離婚してマリネラに住んでいる。ミムラの母からミムラちゃんがメニューヒンとの間に出来た子供だと聞くと、77号は浮気で出来た子供なのでメニューヒンの子供ではないと告白した。

G国大使【51-4、文庫31-1】
マリネラに唯一あるG国の大使館の大使。大使館を建てた時の補償金五百万ドルの返還をパタリロに要求した。G国は放射性廃棄物の処理をある国に五百万ドルで依頼しており、その支払いに補償金を充てようとしていた。
この時パタリロは、使い込んだ補償金五百万ドル分を儲けるため、ある国から放射性廃棄物の処理を五百万ドルで引き受けていた。

ソフィー【51-6、文庫29-7】
転落死した伯爵夫人の孫娘。事件の直前に伯爵夫人が足の無い女性と一緒にいたと証言。後日、自らもバルコニーから転落。パタリロの推理で伯爵夫人を殺害した犯人と目されたのがソフィー。証拠がなくパタリロがソフィーを牽制しただけに留まった。

リチャード=バートン大尉【52-1、文庫30-5】
バンコランの友人。MI6の女性部員に片思いしたためバンコランに相談した。相手の女性が実は男性だったため、パタリロに「男でもいい」という暗示をかけられ結ばれた。

バネッサ=キースリング【52-1、文庫30-5】
MI6の女性部員。リチャード=バートン大尉の片思いの相手。バンコランに思いを寄せている。パタリロに「バートン大尉が好き」という暗示をかけられ好きになったが実は自分が男であり女装していると告白した。

将軍【52-2、文庫31-2】
マリネラ軍の将軍。軍備増強のため軍事費の上乗せをパタリロに依頼したが断られる。マリネラ宮殿を攻め、パタリロを撃ち殺した。老婆の「黒山羊の尻尾」の影響であり、世界の王様になりたいと言ったタマネギに仕えようとした。

エルキュール=ゴダール【52-3、文庫31-3】
服飾デザイナー。世界中の金持ちから人気がある。着るだけで病気が治ったり身体能力が向上するといった不思議な服を作り高額で販売している。服には中毒性があり依存する副作用があるため、その対処の為にさらに高額で服を売る。パタリロとバンコランに悪事を探られ公表されたことで商売が出来なくなった。その後、パタリロやバンコランが復讐されたが、ゴダールは1カ月前にすでに死亡していた

ナタリー【52-5、文庫29-8】
孤児院で育つ。不良になり2年前に孤児院を出て行ったが、人が変わったようにいい子になり、先日急に戻ってから孤児院の手伝いをしている。実はナタリーはヤクザの情婦で寄付金を狙い仲間を使って金を盗んだ。ホームレスに変装したパタリロ達に罪を着せようとしていた。

アラン=ジラード【52-6、文庫29-9】
原子物理学者のレオ=ジラードの孫。事業に失敗し屋敷が人手に渡ることになったが、家には祖父が隠したカリウムで原子爆弾を作る理論があると弁護士から知らされる。パタリロの推理により理論を発見したが、バンコランの発砲により消滅した。

ペンペン荘のオーナー【53-1、文庫31-5】
マリネラにあるペンション「ペンペン荘」のオーナー。40年前の資料の写真と現在も顔や服が全く同じ。実はペンションは大銀河星団を旅するための中継基地で、オーナーは管理システムである。パタリロがズズメクを返しに行くと言った時には無謀だとして止めたが、パタリロの強い意志に負けてパワーユニットを提供した。

ズズメク【53-1、文庫31-5】
宇宙人である代議員のペット。小型の犬や猫のような見た目で足が6本ある。パタリロが誤って代議員からさらってしまった。パタリロと共に二万八千年かけて代議員のいる星まで過酷な旅をした。無事に代議員の元へ帰ることが出来た。

からす小僧【53-3、文庫28-5】
江戸に現れるようになった盗賊。蔵を破って金を盗み貧しい人に分け与えている。からす小僧が二人いると噂が立ち、越後屋の主人が怪しいと知り越後屋で奉公を始めた。波多利郎がからくり人形のからす小僧を操り結果的に火事を出してしまったことから明日は我が身と考え奉行所に自首した。

ドジスン(ドナスン)【53-5、文庫29-10】
アイブイエム社で働く男性。本名はドナスンだがドジばかりしているためドジスンと呼ばれる。社長以外に身寄りが無く仕方なく雇ってもらっていた。視察にきた百五十五号に親切にされる。保険金目当てで百五十五号の身代わりとして百五十五号に殺害された

オンザコ将軍【53-6、文庫29-11】
ウンババの独裁者として君臨している。外見はボロいが内部はまるで宮殿のような豪華な官舎に居住している。新しく手に入れた美術品の発表の場で甲冑に刺され死亡。

アドカ副将軍【53-6、文庫29-11】
オンザコ将軍の弟。貿易大臣を務めている。ウンババを生まれ変わらせるためにトリックを使い将軍を殺害。暴君だったために将軍は天罰を受けたと言いくるめ、自らが新たな将軍になると宣言した。

下水人【54-2、文庫31-8】
地球に不時着した宇宙人。唯一の住める環境が下水道。汚れた空気や物質を浄化するパワーを持ち、そのパワーを発していないと死んでしまう。アメリカの下水が気に入り、食料はワニを養殖して生存、繁殖している。パタリロは下水道工事中に下水人を発見し、浄化パワーで身体を癒してもらっている。アメリカが致死性ガスの生物実験をしたことで全下水人が死滅。パタリロが卵を発見し、現在はマリネラの下水道に住んでいる。

クラリス【54-3、文庫31-9】
マリネラ公爵家のお手伝いの女性。刃物で切られ殺害された。公爵夫人が遺産を半分クラリスに残すと遺言を書き換えるほどのお気に入り。パタリロいわく守銭奴で財産目当て。公爵の実の息子であるジャービスが現れたことで遺産が手に入らないとわかり、ジャービスに殺されたと見せかけて自分で腹を切って死んだ。

公爵夫人【54-3、文庫31-9】
マリネラ王家に次ぐ古い家柄である公爵家の婦人。公爵は数年前に他界している。やさしい人柄でパタリロを気に入っている。公爵の実の息子であるジャービスに一緒に暮らそうと申し出た。

ジャービス=クロンデル【54-3、文庫31-9】
亡くなったマリネラ公爵の実の息子。母が亡くなり遺品整理をしていたところ、手紙と公爵の実の息子である証明書が見つかり、公爵家の弁護士を訪ねてマリネラへやって来た。遺産を貰う気はなく、公爵夫人に母親の事を許してもらいたい、とお詫びをした。

ハンス=シュワルゼ【54-5、文庫30-8】
テロリスト。MI6に保護を求め見張りが付く中、訪問者によって刺され重体となる。シュワルゼはリュキが犯人だというが部屋から誰も出ておらず行方不明。ジャックに殺された。

ジャック=ニコルセン【54-5、文庫30-8】
タマネギ物理学同好会が発明したタイムトンネルの故障で19世紀のロンドンから連れてきてしまった医学生。シュワルゼが刺された事件のリュキ消失の謎を解いた。シュワルゼに襲われた為、持っていたメスでシュワルゼの心臓を一瞬でえぐり取りそのまま逃走した。

オッペンハイム夫妻【54-6、文庫30-9】
バンコランの部屋の階下に住んでいる退役軍人の夫妻。よくフィガロを預かってくれる
アメリカに住む娘と孫がいる。娘の姑と孫の教育問題で揉めている。

テンダーマン【55-1、文庫30-10】
金持ちの御曹司で若くして保守党の政調会長を務める。熱帯魚好きの父親が生み出した「ミラクルテンダー」を飼育している。ミラクルテンダーには微量な元素が必要で地下の岩盤を削った屋敷の水槽でしか飼育できない。爆発事故を起こしミラクルテンダーに掛けた保険金をだまし取ろうとした。

ワイズの社長【55-4、文庫33-1】
ワイズ保険機構の若社長。東京が関わる保険の依頼のみ断る。強固な要塞のような分厚いコンクリート造りの家に住んでいる。地震恐怖症。パタリロの強制的なショック療法により改善した。

ヒューバート【55-4、文庫33-1】
ワイズ保険機構の弁護士。パタリロがワイズに潜入するため、大けがを負わせて代わりの弁護士になりすました。パタリロの小遣い稼ぎの為にちょろまかした10万ドルを、ヒューバートが横領したかのように見せかけられた。

ハーゲンダック社長【55-5、文庫32-2】
世界的アイスクリームメーカーの女社長。マリネラの市場を独占状態のレディーボーゲン社からシェアを奪うため乗り込んできた。夫が女と駆け落ちしたため男を恨み、息子を女の子として育てており女学院に入れようとした。

アンジュ(アンディー)【55-5、文庫32-2】
ハーゲンダック社長の娘(息子)。母親に女として育てられているが本当は男の子の姿に戻りたいと思っている。高校の同級生に一目ぼれするが、相手は男の子でしかもレディーボーゲン社の息子。パタリロに相談しロミオとジュリエットと同じように少量の毒を飲んだ。

ジョージ(ジョージア)【55-5、文庫32-2】
アイスクリームメーカーのレディーボーゲン社の息子(娘)。転校してきたアンジュに一目ぼれするがハーゲンダック社長の娘と知りそっけなくする。アンジュが死んだと思い毒を飲んだが助かった。実は女の子である。

レディーボーゲン社社長夫人【55-5、文庫32-2】
ハーゲンダック社長の元夫と判明。女と駆け落ちではなく、女性として生きる決意をし家を出て行ったことが判明。現在の夫と出会って、連れ子のジョージアを自分の好きな男性として育てることにした。

マイケル【56-2、文庫32-3】
サイボーグ戦士の少年。身体の70%を機械に置き換えている。父親の会社が潰され、負債を棒引きすると言われサイボーグ手術を受け入れた。ジャネットは両想いだった幼馴染。パタリロに元の身体に戻してもらった。

ジャネット【56-2、文庫32-3】
バイオ兵士の少女。両親を亡くし科学者である伯母に引き取られ、バイオ手術を受けさせられた。この身体でマイケルと会うことは出来ないとショックを受けた。元の身体に戻すことは不可能と言われたがパタリロが元に戻した。

7号の息子(リチャード=ギア)【56-4、文庫33-5】
武闘タマネギ部隊の先代インストラクターである7号の仇を取るため2年ぶりにマリネラへ戻って来た。新しいインストラクターの息子であるコラムと戦い勝利。インストラクターの座に。「先代インストラクターの息子の新しい若先生」と呼ばれる。その後のコラムとの試合で告白され受け入れる。

新しいインストラクター【56-4、文庫33-5】
武闘タマネギ部隊のインストラクター。2年前の御前試合で棒術の7号にナイフ術で勝ち、インストラクターの座を奪った。実は7号とは幼馴染で、どちらが強くなれるか競っていた。7号の息子にコラムが敗れたためインストラクターの地位を譲りマリネラを出た。
7号と二人で同級生の女の子達をいじめていた過去があり、その女の子たちの子供である武闘タマネギ部隊に復讐の嫌がらせをされた。

コラム【56-4、文庫33-5】
武闘タマネギ部隊の新しいインストラクターの息子。「新しいインストラクターのご子息の若先生」と呼ばれる。新人の指導を受け持つ。ナイフの腕前は父親以上。7号の息子との勝負で負けマリネラを出る。
その後は野牛道場で修業し、道場でマライヒとバンコランと出会う。バンコランの集中力を見て弟子入りを希望する。バンコランやマライヒのアドバイスを受け、7号の息子に会いたい一心で試合を申し込む。試合中に7号の息子に思いを告げる。

野牛但島春(やぎゅうたじまはーる)【56-4、文庫33-5】
マライヒのナイフ術の師匠。百歳のおじいちゃん。マライヒの手作りケーキを食べて野牛流奥義をマライヒに渡した。玄鬼の真空斬りで怪我をする。
歳のせいで入院し余命1カ月と診断される。内臓移植の大手術で寿命が20年延びるとされるが費用が50万ドルかかる。ジュリアンの賞金で手術をし成功した。【59-2、文庫34-2】

シンディー【57-1、文庫32-4】
イロハ48号の妹。世間知らずな女の子。アメリカに観光旅行をしていた際にどこかの会社の若社長に一目ぼれしてしまう。マリネラ宮殿の食堂で社長に再会しショックを受ける。若社長と思っていたのは運転手のアランのことだった。

アラン=シルベスタ―【57-1、文庫32-4】
マリネラ大学文学部の学生。宮殿の食堂でアルバイトしている。留学先のアメリカから先週帰ったばかり。アメリカでは運転手のアルバイトをしていた。パタリロにシンディーとの交際意思を尋ねられ快諾している。

ボニー=クライド=アイゼンバッハ博士【57-3、文庫32-5】
ヒギンズ三世の子供でパタリロの兄王位継承権がある。12歳。化学、数学、量子力学の三部門でノーベル賞を受賞している超天才児。母親は宮殿付きの小間使いだった。ヒギンズ三世が11年前に設定した隠し送金や、弁護士に預けた手紙の存在が急に明らかになり正体が判明。王位継承権には興味がないが、自分がパタリロよりも国王に相応しければ国王になる、と宣言。仕事能力、科学力、体力ともにパタリロを上回る。また、パタリロも成しえない手の回転も使った「ダブルゴキブリ走法」を会得している。海底鉱山の爆破による津波で逃げ遅れた赤ちゃんがいたが、救助は計算上間に合わないとしてあきらめた。しかし、即救助に向かいあきらめずに行動を続けたパタリロを見てパタリロこそ国王に相応しいと認めた

ミス=メープル【57-4、文庫33-9】
世界名探偵友の会の会員。自宅で親睦会を開いた。車椅子の婦人。酔ったジレット神父が話した内容から、息子の無実を証明する目撃者であるのに関わらず隠していたことを知り、その恨みからジレット神父を撃った。

ジレット神父【57-4、文庫33-9】
会員のフィリップス神父の知人。酔った勢いで昔、ある事件を目撃したが立場上潔白でありたいという保身から名乗り出なかったことを話してしまう。ミス=メープルから恨まれ、酔って寝ている間に銃で撃たれる。しかし、実際はその銃弾は当たらず、その後の銃の暴発により死亡した。

セシル【57-5、文庫32-6】
アマバン(βケンタウリ3号)の恋人の1人。16歳。浮気ばかりしているアマバンを自分だけのものにするため、浮気相手の男の子に怪我をさせ、その罪をアマバンに着せ、自分の証言でアマバンを助けようと企んだ。パタリロにトリックを見破られた。

ハマラヤ王妃【57-6、文庫32-7】
パタリロの叔母。エトランジュの妹。半年前に国王陛下が亡くなっている。離れで国務大臣が撃たれた事件で息子のイロハニーが疑われたが、パタリロにイロハニーが犯人でないと仮定して推理し直すようにお願いした。実は事件発生の知らせを受けた時点でショックで息を引き取っていた。

イロハニー殿下【57-6、文庫32-7】
ハマラヤ国王と王妃の息子。両親が病弱でひ弱な体質。もみ合っているうちに国務大臣が撃たれ、銃を拾ったところを目撃されたことで犯人扱いされる。

ホヘトーン【57-6、文庫32-7】
ハマラヤ国王側室の息子。母親の兄が公爵であり国務大臣。国務大臣が実質的な国の最高実力者になっているため、ホヘトーンに王位を継がせようとしている。

特別捜査官【57-6、文庫32-7】
国際刑事警察機構から容疑者を追ってマリネラへやって来た。すでに警察に捕えられていた容疑者の引き渡しを希望したが拒否され事情聴取のみ行う。実は容疑者の仲間で事情聴取の休憩中、容疑者しか中におらず誰も入室していない取り調べ室で容疑者を殺害しその後逃走した。

グレードの社長【58-5、文庫32-9】
宝石商グレードの社長。サインがしにくい事をパタリロにバレる。買い取ったダイヤが手のひらに埋まり勝手に文字を書いてしまう不思議現象が起こる。パタリロにより「ラ・ベル・エレーヌ」というダイヤの片割れだと判明。ラ・ベル・エレーヌの持ち主だったとされる婦人宅を訪ねると、手のひらからダイヤが飛び出し、婦人の着けるダイヤの首飾りと重なった。

マダムエレーヌ【58-5、文庫32-9】
「ラ・ベル・エレーヌ」の持ち主。大富豪の夫からダイヤモンド婚に大粒のダイヤ「ラ・ベル・エレーヌ」をプレゼントされる。ダイヤは大きな原石の一部とされていて、残りを探す旅に出た夫の帰りを何十年も待ち続けていた。

食堂のオバちゃん【58-6、文庫32-10】
ペッタンコ(陸軍省本営)の食堂のオバちゃん。口が悪く陸軍の将軍とはよく喧嘩をしている。マリネラのダイヤ採掘権で一旗揚げようと移住してきた。実際はダイヤが採れず仕事を掛け持ちしており、アメリカの有名私立校に通う息子には内緒にしている。息子が急に訪ねて来ることになりタマネギ達が協力しマダムに仕立てたが息子にはバレていた。その後将軍にプロポーズされた。

陸軍将軍【58-6、文庫32-10】
マリネラ陸軍の将軍。ペッタンコの食堂のオバちゃんとよく口喧嘩をする。海軍の提督とは幼馴染で昔から仲が悪い。食堂のオバちゃんをマダムに仕立てるため、タマネギ達が留守中の海軍提督の家を勝手に使いバレた時には提督に土下座をして謝った。その後、食堂のオバちゃんにプロポーズした。

テンダー【58-6、文庫32-10】
食堂のオバちゃんの息子。友達がテンダーの母が軍の食堂で働いていることを観光局のパンフレットで見つけ、友達と共にマリネラへ確認しに来た。実は、母が食堂のオバちゃんをしていることを恥ずかしいと思ってしまい、友達は謝らせるためにマリネラへ連れて来ていた。

ジュリアン【59-2、文庫34-2】
水色のジュリアン。野牛道場でマライヒと一緒に修業をしていた。瞳に合わせていつも水色の服を着ている。孤児だったが野牛但島春が引き取られナイフ術を教わる。あまりの強さに武芸では物足りなくなり道場を出て、傭兵になったりなど良い噂がなく破門。現在は殺し屋。「フィガロを誘拐しオッペンハイム夫妻を殺害した」と嘘をつき、マライヒに自分を狙わせた。自分を殺した賞金で野牛但島春に手術を受けさせようとした。

ジョゼフ=アンバー【59-3、文庫35-2】
建設業者であるABC社の社長。双子の兄。電子工学の博士号を取得している。青系のネクタイを着ける。本社ビルを視察に来たパタリロ達の前で一瞬にして燃え尽きる。前日の夜、女性を射殺していることが判明。実は弟を自分の身代わりとして超常現象にみせかけ殺し、その後は弟にすり替わっていた。

ジョナサン=アンバー【59-3、文庫35-2】
建設業者であるABC社の副社長。双子の弟。経済学の博士号を取得している。赤系のネクタイを着ける。兄の替え玉として兄に殺された。

キャラクター抜粋版はコチラ

60巻~69巻

プロフェッサー=ニド【60-1、文庫35-4】
世界科学者会議のメンバー。森林警備隊の無線呼びかけに反応しパタリロと同じく現場に向かった。墜落したと思われる宇宙船のような物から見つかった卵状の物体が無くなり全員で探したが宇宙人に乗っ取られ殺された。

加十政五郎【60-2、文庫35-5】
アメリカで勢力を伸ばしている加十組の組長。一大ヤクザネットワークを作り上げた。ニューヨーク市警とFBIが過去の大量殺人の証拠を手に入れるが、時効が2週間後のためコンクリートブロックのシェルターに引き籠った。発見時はシェルターの中ですでに死亡していた。

オットー=C=チョーザー【60-2、文庫35-5】
CIAの副長官。自白を得ることに長けており「落としのチョーさん」の異名を持つ。ヒューイットにたのまれ加十政五郎の説得にあたった。加十政五郎のシェルターに1番目に入った人物。パタリロの推理では、チョーザーが加十政五郎を自殺に追い込み、自殺の凶器を持ち去った。

ジュリオ【60-4、文庫34-4】
グローブナー将軍の孫。父親が事業に失敗し借金を作り、ジュリオが返済のため自ら身を売り金を作った。バンコランに借金を肩代わりするから客を取るのをやめろと説得されるが断り続ける。借金取りにバンコランが殴られたことでパタリロに説得され、やっとバンコランの申し出を受け入れた。

アンドルー【60-5、文庫34-5】
ジュリオの恋人。バンコランに近々金が入るので借金を返すと告げる。大学のダイエットに関わる研究で数社から打診されている。パタリロに頼まれマリネラに売った。

バット【60-6、文庫34-6】
バットママ。ニューハーフカフェー「東カリマンタン」の店長。元国際ダイヤモンド輸出機構の情報収集のスペシャリスト。本名はモス=マクドナルド。コードネームは「バット」。名前の由来は夕方になると元気になるため。
ニューハーフ。性転換手術はしていない。名医にかかり完璧な手術をするため金を貯めている。おっぱいはホルモン注射で大きくしている。手術代を稼ぐためにフェアリーを追う組織にフェアリーを売ろうと企みマライヒに協力を依頼したが逃げられている。【60-6、文庫34-6】
男だった頃に結婚歴があり奥さんとの子供がいる。ミランダという10歳の「娘」だが男。奥さんは会社勤めをしていたが横領事件の濡れ衣を着せられ、その後体調を崩し病気になり亡くなった。濡れ衣を着せた男を発見し、東カリマンタンの開店パーティーで娘と結託し殺している。ミランダが銃を撃ったが弾は当たらず、男は銃撃に驚いたことで死亡した。【62-1、文庫37-1】
フランスで人気のニュハーフカフェー「ジブラルタル」で働く売れっ子で、ロンドンに店を出のにあたり店長になった。店ではいつも和装。打たれ強く図々しい。
パタリロのことを可愛いと言いキスをしたことがある。また、高額な勘定を払えないパタリロを店でボーイとして働かせたこともある。
中東の王族に気に入られ国に連れて帰りたいと言われ、店を完全に軌道に乗せてから店長を辞めようとしていたが、パタリロが東カリマンタンを妨害したため叶わず諦めた。【72-5、文庫41-5】
おカマ連合軍がマリネラを攻めた時にはマリネラを救出するために駆けつけている。【74-1、文庫43-4】
オカマさんにトラウマのあるパタリロが何度も店を潰そうとするのでそのたびにやり合っている。

フェアリー【60-6、文庫34-6】
元国際ダイヤモンド輸出機構の冷酷な殺し屋。コードネームは「フェアリー」。左右の目の色が異なるフェアリーアイズを持つ。1人を始末するために列車を爆破し百数十名もの人間を巻き添えにした。フェアリーの首には賞金がかけられてる。現在は教会で牧師をしている。
列車爆破の後に大怪我を負い教会へ助けを求め、何の見返りもなく親切に手当をしてくれた牧師の家族が自分の起こした列車爆破で亡くなったことを知る。牧師から他人のために働けと諭され、全く人が変わったようになり牧師になった。バットによりフェアリーを追う組織に知られるが、子供たちを助けるために組織の人間を皆殺しにし姿を消した。

シナモン=ミント【61-3、文庫34-8】
マッハゴーゴー号の恋人。18歳。タマネギになるため予備軍を目指している。一般公募で応募し最終試験である二極間を移動する陽子の動きを肉眼で当てて予備軍に本採用された。

スピーク=ラーク【61-4、文庫35-7】
アメリカのワシントン市にある清掃局の副局長。ヒューイットが書いた紹介状を持ってきたパタリロに「ゴミとりくん」のセールスをされた。恋人が殺人事件の容疑者となったが、ゴミとりくんにより無罪が証明された。

キール【61-5、文庫34-9】
テレホンばん号を騙した詐欺師の少年。金持ちだった両親が事業に失敗し亡くなり、自分は奇病を患っているという設定でテレホンばん号に近づく。実際は執事役の父親の虐待により詐欺をやらされていた。テレホンばん号に助けを求めたことで父親に刺されるが奇跡的に助かる。

遠夢来図之丞丈太郎【61-6、文庫36-3】
越後屋の裏に住み静養している心優しい少年。左利きで剣術が上手。江戸に現れた殺人鬼「血祭り狂佐」と特徴が一致。張り込みした奉行所の者が殺され万古蘭に怪しまれる。処方された薬の乱用のせいで多重人格者となり殺人を犯していた。

ゲロガデルシスターズ【62-2、文庫37-2】
3人組のオカマショーダンサー。メンバーはマレーネ、マリリン、グレース。完璧なシンクロをする裸のダンスが売り。自分たちの店を持つことが夢。パタリロとは船での密航中に出会い、パタリロのトラウマとなる
東カリマンタン開店2週間パーティーに出演。そのショーの最中に銃撃に遭う。猫好きのマレーネちゃんが猫達のために隠れて3人の貯金に手を付けてしまい、保険金を残りの2人が受け取れるようにするための狂言だった。この事件により3人はさらに友情を深め、また、スポンサーが付き店を出せるようになった。

ヘルムート【62-4、文庫35-8】
リスボン(タマネギ)の大学の同期。マヌエルの伯父から逃げるためにマヌエルと共にマリネラへ帰国した。マヌエルの家庭教師。伯父がマヌエルを売り飛ばそうとしていることを知り、口論の末に誤って伯父を殺害。その後も死んだ伯父が現れ2度殺害している。リスボンとパタリロに相談したがその後も伯父に追われマリネラを後にした。

マヌエル【62-4、文庫35-8】
2年前に両親を亡くし伯父に教育されている。家庭教師のヘルムートに好意を寄せる。ヘルムートから教わる様々な分野の勉学の他にも舞踊や楽器も習わされていた。伯父が死んだ後はヘルムートに引き取られる。

マヌエルの伯父【62-4、文庫35-8】
両親を亡くした甥のマヌエルに教育を施している。マヌエルを中東の金持ちに少年男娼として高く売りつけるためにマヌエルに高度な教養を身につけさせていた。人身売買の件をヘルムートに知られ口論の末に死亡。その後も何度もマヌエルとヘルムートの前に姿を現して2人の命を狙った。

エキュー【62-6、文庫35-9】
とある国の国王殿下の従者。殿下がMI6に入っていくバンコランに恋をしたが帰国が迫り、殿下と一度だけ食事しキスをしてほしいと依頼する。この時、本物のバンコランではなくパタリロの変装であるパタコランに依頼してしまった。

メリット少尉【63-2、文庫35-10】
MI5の少尉。バンコランの友人。殺人事件の謎解きをバンコランに相談し、パタリロを紹介される。バンコランからパタリロの取り扱い方法を予め聞いていたため小銭でうまくパタリロを操った。

オニキス【63-2、文庫35-10】
国際愛犬家連盟のイギリス支部長。対立関係にある世界愛猫家連絡評議会との関係改善に尽力していた。MI5からマークされていたが自宅で殺害された。銃殺、毒殺、扼殺、など9つの方法で殺された。

アイシャ【63-4、文庫37-8】
ショーンコネコネ90号の恋人。マリネラ高校の生徒。90号のハゲを発見し90号を拒絶。ハゲたオジサンにトラウマがあった。その後、毛玉になった90号はハゲより恐ろしいと知り、スキンヘッドにした90号と仲良く暮らした。

ロイ=リキテン【63-5、文庫37-9】
アメリカンポップアートの大御所。マライヒが描きたかったイメージにピッタリでヌードモデルを依頼。反対するバンコランに邪魔されないようパタリロがアトリエを提供し作品制作を手がけた。抽象の肖像画を描き、完成間近でバンコランによって銃でメチャクチャにされた。

マリア=ブチェラッティー【64-1、文庫36-6】
19歳。イタリアの尼僧。マリネラ港でミゲル=マドリッドに襲われるが港湾警備隊に助けられる。実はすでに「セテクラ(性転換倶楽部)」で1度性転換済みで本名はマリオ。男性の頃に魔が差して幼馴染の女の子を襲おうとしてしまい後悔から女性に。その後は元に戻っている。

ミゲル=マドリッド【64-1、文庫36-6】
20歳。スペイン籍の貨物船の乗組員。港でマリア=ブチェラッティーを襲い港湾警備隊に捕まる。実はすでに1度性転換済みで本名はミネラ。隣人に襲われそうになった恐怖から男性に性転換していた。その後は元に戻っている。

ムッシュー=アセロラ【64-2、文庫36-7】
フランス外務省の弁務官。異常な性癖を持ち、恋人の少年と、恋人と関係を持った男を殺害した。「人に無駄足を踏ませない男」として有名だったが、他の者に家の鍵を渡し、忘れた資料を持ってくるよう依頼した行動でパタリロから犯人と見抜かれた。

ネオン【64-4、文庫36-9】
暗黒街のクライスラー家の四男。腹違いの兄達を見返す為に強盗をし、パタリロが作った矛盾の「矛」を手に入れた。矛を使い銀行強盗を働くが兄達に矛を奪われる。地下の魔物に兄達が吸い取られ「矛盾」も消えてからは努力の末に暗黒街の顔役になった。

アンジー(アンジェラ)【64-5、文庫36-10】
重要な書類を運ぶためにバンコランのマンションへやって来る。バンコランに恋をし長い髪を切って男装した女性。重要書類を紛失し、マライヒに罪を着せて追い出そうとした。パタリロにはトリックを見抜かれ、バンコランには女性は眼中にないと告げられた。

キトリ=ド=ミケランジェロ【65-3、文庫39-1】
パタリロのお見合い相手。マデリーンにそっくり。とんでもない強運の持ち主。パタリロと婚約するといい事があると感じたためマリネラへやってくる。途中、飛行機から飛び降りでも怪我ひとつなかった。婚約会見の準備中に出会ったマリネラ高校の学生に一瞬で恋をして結婚を決めた。

ナスターシャ【65-4、文庫39-2】
キトリちゃんにそっくりな幽霊。パタリロがキトリちゃんの面影を求めたためパタリロの前に現れた。優しいパタリロに好意を寄せる。ラカッラ研究所の所長の妹で、原因不明の病気を患い人口冬眠中。冬眠から覚めた時にはパタリロの記憶はなく、血の繋がっていない所長と婚約していた。

ジャック=レモン【65-5、文庫37-5】
一流のオカマバーで働く夢を叶えるため東カリマンタンの面接を受けたが落ちる。ロンドン大使館の買い出し班が怪我をさせてしまい大使館で雑用係として働く。悪魔に魂を売ってでも芸を身につけたいと言い、パタリロから聞いた方法で悪魔を呼出す。以降、悪魔にとり憑かれやすくなるという芸を身につけ東カリマンタンに採用された。

ラクーン(ジャン=フランコ)【65-7、文庫37-6】
ニューハーフカフェー「ビーナス」のママ。国際ダイヤモンド輸出機構で暗殺薬物を担当していた。コードネームは「ラクーン」。合成ドラッグをウリにしているビーナスをナンバーワンにするため東カリマンタンを潰そうと企む。パタリロと手を組み計画を実行するが、東カリマンタンの店長が組織の頃の仲間であるバットと知り、協力し一緒に店を出すことになった。

カシア【66-2、文庫38-5】
サンストーン議員の孫娘。女子高生。エトランジュに似ている。バンコランの警備監視の対象となり、それを知らずにバンコランに好意を寄せる。てっきりバンコランも自分に好意があると勘違いしてしまい、バンコランに塩対応され失恋。

イルギー【66-3、文庫38-6】
地球侵略の為にやって来たイルギヌス星人の1人。パタリロに擬態しすり替わる担当。宇宙船が墜落し、紫タマネギ最終試験中のビドルに助けられる。ビドルからパワーレンジャーやゴレンジャーの話を聞き、イルギヌス星人はフィクションの概念がない為、地球には知られざる強敵がいると信じる。ビドルに対し愛情を持ち、仲間が撤退後もビドルを暮らした。

リトラリア国王【66-4、文庫38-7】
美少年好きの青年国王。スポーツ好きで新たなスポーツを考案して国民に奨励し、オリンピック正式種目を狙っている。数々の謎の競技を考案しており、国王は「バージン早イカせ競技会」のタイトルホルダー。紫タマネギのミゲルを気に入り后と同じ待遇にし、ドクター達によりミゲルの身体が改造されても愛を誓った。

アラン=ジェルミ【67-1、文庫39-3】
海軍よりMI6に配属された。23歳だが若見え。囮捜査の為にバンコランに女装させられ、ある科学者の娘である女子高生役となる。また、家族全員若見えのため、22歳の長女はアランの母が、11歳の三女はアランの祖母がそれぞれ本物とすり替わった。
11歳の少女をおばあちゃんが演じていると知らずにヒューイットが恋をした。

プロフェッサー(アンタダレ=アンダンテ)【67-2、文庫39-4】
MI6の兵器開発担当Z課所属。リカルドの祖父。威力がすごいだけで情報員にそぐわない兵器ばかり製作しているためバンコランから避けられている。
バンコランの部屋にプロフェッサーが付けた換気扇は、一瞬で室内の気圧が下がり窒息寸前になるほどの威力。他にも「ノートPC型対戦車ミサイル」「万年筆型時限爆弾」なども作っている。
自分、孫のリカルド、パタリロの3人のうち誰のミサイルが一番かをバンコランに決めてもらおうとしたが、現実的に役立つものを作れと激怒され散々にののしられた。バンコランを見返す為に3人の共同で「超ミラクルシークレット透視スコープ」を開発し、世界発明コンテストでグランプリを獲得した。
バンコランが孫のリカルドに浴びせた強力な眼力の余波でバンコランのとりこになった

バンコランVSベールゼブブでは、一連の騒動が始まる前からボールペン型の「万能スコープ」と特製の「銀の弾丸」をバンコランに持たせていた。
実はマサチューセッツ工科大学在籍中は風水研究会の会長を務めており、風水、陰陽道、占星術、象数易などの研究をしていた。現在も時々アルバイトで易者をしている。バンコランに異界から禍々しい恐怖が忍び寄っているという卦が出たため対応を始めた。ベールゼブブがバンコランを狙うようになってからは、さらに積極的にバンコランを援護するようになり、全く信じないバンコランを閉じ込め、Z課全員で防御。パタリロと連携し電磁スクリーンでの防御や武器による攻撃に参加した。

リカルド=アンダンテ【67-2、文庫39-4】
MI6の兵器開発担当者であるプロフェッサーの孫。14歳でマサチューセッツ工科大学を主席で卒業。国際発明友の会の会員。祖父に負けじととんでもない兵器を作る。いつも分厚いメガネのためバンコランの眼力を遮断している。コンタクトに変えてバンコランの眼力を遮断したがコンタクトが外れてしまいバンコランのとりこになった。

ハラヒレ=ドン=ホロハレ【67-2、文庫39-4】
武器の密売を行う南米の死の商人。パタリロ、プロフェッサー、リカルドが共同開発した「超ミラクルシークレット透視スコープ」を高額で買い取り、「ペンタゴンの鍵」として倍以上の値段で売りに出した。パタリロ達が取り返しに来たが、パタリロが使用していた「プレデター風変更スクリーン」を代わりに要求した。

マクシミリアン財団当主【67-3、文庫39-5】
南欧にある財団の若き当主。商談でパタリロを手玉に取り激怒させるほどのドケチ。イカサマ賭博やジゴロまでして金を巻き上げている。パタリロの仕込みで、カモとして声をかけた女の子がどんどん老けていき化け物になる、という仕返しをされるが翌日も怯えながら女性をナンパした。実は金が大嫌い。武力革命を企んだ祖父の財産を父が凍結し、当主が20歳になるまで使えなくされていた。税金の滞納は許されず、管理費や人件費が必要なため必死に稼いでおり、女性には借用書を渡していた。

梅安(アルフレッド=バイテン)【67-3、文庫39-5】
マリネラ大学理工学部3年。パタリロがやっている必殺仕組人のメンバー。アジトはマリネラ大学の裏手にある。元締めのパタリロからはあえて「梅安」と呼ばれる。マクシミリアン財団当主に仕返しをするために当主の賭博の邪魔をした。

リチャード=ギヤチェンジ【67-3、文庫39-5】
マリネラ大学芸術学部演劇学科2年。パタリロがやっている必殺仕組人のメンバー。元締めのパタリロの言いつけで着物にチョンマゲスタイル。みんなからは笑われている。マクシミリアン財団当主に仕返しをするために変装技術を生かして女の子が老けていくのを演じた。

ブスタフ=ブッチーニ【67-4】、文庫38-8
「ブ少年クラブ」のブスなぼっちゃま。世界発明友の会会報のパタリロの写真を見てブ少年クラブに誘った。自らを美しいと認識する美的感覚の持ち主。本家の「美少年クラブ」が女の子にモテることを不思議に思い、フェロモンが関係すると推測。パタリロにそのフェロモンを作るように依頼した。

白蛆【68-1、文庫41-1】
中国のICBM「東風(とんぷー)」の改良責任主席科学者。本名は呂=梵如美(りーぼんじょび)。若き天才で容姿については「生まれつき身体の色素が乏しく全身が白く、ぶよぶよした醜い脂肪の塊」と噂されている。実際には美しい少年だが過剰な美意識により自分を醜いとし姿を隠している。
アメリカのステルス開発チーム「フォックス・ワークス」が脂肪を溶かす特殊な電磁波を発見したため、自分の身体に使う為に技術者を買収した。
自分の姿を見られた怒りでミサイルを発射しようとしたが、バンコランの眼力の餌食になる。その後はアメリカに亡命することになった。
バンコランの眼力のせいでロンドンを離れるのを嫌がり、マライヒを睡眠薬で眠らせ、その間にバンコランと2人きりになる計画を立てた。パタリロにより見抜かれ失敗している。【68-3、文庫41-2】

フォックス【68-1、文庫41-1】
「フォックス・ワークス」の技術者。白蛆により東風開発チームに買収された。MI6やCIAの捜査上、フォックスと呼ばれる。電磁波の研究中に脂肪を溶かす特殊な電磁波を発見する。ビール腹だったが腹の脂肪が一気に足に落ちてしまい両足が図太くなった。溶かした脂肪の固定方法は研究中。パタリロの指示でマリネラで引き続き研究することになった。

パイライフ【68-1、文庫41-1】
伝説上の生き物。「恐怖の使者。闇と混乱の申し子にして限りなき腐敗の王」と語られる。
ネット検索上では「闇と混乱の申し子にして恐怖の使者。限りなき腐敗の王にして究極的堕落の権化、絶望と虚無の体現者、その姿は魚に似ず獣にも鳥にも似ていないが昆虫にもまた似ていない。災厄が訪れる時、前触れとして出没するが、これを見た者は石に変ずると言われる」と記載がある。
パイライフと遭遇した警官は恐怖のあまりショック状態が続き、現場にはパイライフと文字を書き残していた。
実は「恐怖の前触れとしてパイライフが出没するならわし」などと言い、パタリロがパイライフの着ぐるみを着て走り回りロンドン市民を恐怖に陥れたのが始まり。
パタリロがタマネギ達にあたかも「パイライフという伝説上の生き物がいる」と思わせ、刷り込みをして作り上げた存在である
着ぐるみなので背中にチャックが付いており、身体の前面にはでかでかと「パイライフ」と書かれているので一目瞭然。

レイニー【68-5、文庫42-9】
強烈な雨男。生まれてこのかた太陽を見たことがない。住んでいるアメリカの町では半年間雨が降り続き、追放の裁判にかけられた。元はマリネラ生まれと知ったパタリロにマリネラへ呼び寄せられた。44号いわく先祖の行いのせいで龍神に祟られている。パタリロが宇宙ステーションで働かせ、太陽を見ることができ喜んだ。

コンブダ師【69-1、文庫39-6】
国際仏教布教会マリネラ支部長。インゲン号に精進料理を教え込んだ師匠。インゲン号が精進料理を追及するがあまり、食べ物を粗末にしてしまったことを叱責した。根性を叩き直すとしてインゲン号を連れ去った。

カツラサン市警察長官【69-3、文庫39-8】
ブンシー公国カツラサン市の市警察長官。青空賭博が黙認されている市内で、1年前から悪質な連中が増えて組織が出来たため調査をしている。長官自らが潜入調査をしていたが組織の偉い人に間違えられ中ボスにまつりあげられた。自分の上に大ボスがいるという設定を作ってしまった。

チャン・リン・シャン【69-3、文庫39-8】
カツラサン市の青空賭博にて「スリーカードモンテ」でパタリロや観客たちを騙した。中国人風の男。青空賭博の「組織」で幹部を務める。実は連邦警察の捜査官で組織を探るために潜入捜査していた。

ヤッパ・ヨソーヤ【69-3、文庫39-8】
カツラサン市の青空賭博にて、賭博で負けたパタリロ達に「予想屋」として現れ騙した。額に傷のあるイカツイ男。「組織」では大幹部を務める。実は公安局の秘密捜査官で組織を探るために潜入捜査していた。

70巻~79巻

マダム=ジョコンダ【71-5、文庫42-4】
有名な霊媒師。改名をしてもらうと人生が好転することで評判。改名料は10万ドル。パタリロに改名屋を手伝わされている改造君(タマネギ)がパタリロのことを相談する。パタリロを「パラヒロ」と陰で改名させた。「パタリロ」という名は「知性は高いが根性がねじ曲がり下ぶくれになる名前」と診断している。パタリロからの反撃で「下新田のお熊」という名前を付けられた。その後は改造君と結婚した。

アレキサンダー=ジュリアン社長【71-5、文庫42-4】
ゼラネルネラネロモータースの社長。パタリロが「改造君」を使って不吉なことをわざと起こし、「どんどろ坂の茂兵衛」に改名させられた。改名のせいで本当に不吉なことが続き、マダム=ジョコンダに「アレキサンドル=ジュリアーノ」にさらに改名してもらい改善した。

オッターモール2世【72-2、文庫39-9】
パタリロのおじいちゃん。故人。子供好きで18人の子供をもうけたためパタリロにはいとこが80人以上いる。

パタリロのおばあちゃん【72-2、文庫39-9】
オッターモール2世の妻。88歳。マリネラ国外の平民出。パタリロが生まれてすぐアメリカへ渡り一度もマリネラへ戻っていない。パタリロは陰気でギャグも通じないおばあちゃんが苦手だが、実はおばあちゃんに気に入られている。
少女の頃拾った瓶から出てきた魔神につつましいささやかな幸せを願った。その後、マリネラ国王と結婚しマリネラ経済は好転。息子の事業もうまくいくなど良い事が続くが、いつか魔神が全てを奪うのではと怯えていた。今までの功績や幸福は偉大な魔神にとってはささやかな幸せだと知り、人生を取り返すためにド派手な格好をして遊びまくるようになった

カシス【72-2、文庫39-9】
オッターモール2世の三男。パタリロの叔父。アメリカで実業家をしている。おばあちゃんから社長を解任すると告げられる。実は巨額の損失の穴埋めのため敵対企業にグループの一部を売ろうとしていた。

雨降小僧【72-4、文庫42-2】
波多利郎が京都から江戸に戻る際に共に旅をすることになった男の子。万古蘭にバレないように波多利郎が隠しながら過ごす。波多利郎に負けないほどの根性と図々しさを持ち合わせたしっかしりた子供。実は妖怪に足を食われて死んだ坊やだった。雨師様に見込まれ二代目になる修業中だと報告するために母親の元へ旅をしていた。

トム=クローズ【72-7、文庫41-7】
マサチューセッツ工科大学の学生。原子物理学を専攻し、マリネラ大学家政学部人文学科原子力研究室に留学中。16歳。実はCIAのスパイ。マリネラが一度も核実験をした形跡が無いことからマリネラの核武装がブラフだと推測した。CIAから核兵器が偽物であるという証拠を掴むよう依頼を受ける。黒タマからの連絡で内偵をしていたパタリロに正体を見抜かれ国外退去を命じられた。最後にパタリロに真偽を訪ねたが「ぼくだけが知っていればいい事だ」と言われている。

オッターモール伯爵【73-2、文庫43-2】
英国議会の大物。ロシアに情報を流していた。再婚の結納品としてマリネラのダイヤを選んだ。コレクションの銃器を披露している最中、実弾が装填された銃でパタリロに撃たれ死亡した。遺産を狙った息子が銃を細工した犯人だった。

オメガ将軍【73-4、文庫41-8】
スメキアの将軍。スメキアのトップに立ち、数年で五千人を処刑したことで死神と呼ばれる。私腹を肥やし複数の宮殿を建設。しかし、暮らしは質素で処刑者の菩提を弔っている。核導入の情報により武装蜂起した民衆に突入されあっけなく殺害される。実は将軍は自ら死神役となり国民がスメキア再建できるように立ち回っていた。その真の姿はパタリロとアルファベット号のみが知っている

マダム=ケツハリ【74-1、文庫43-4】
伝説の女スパイ「マタハリ」直系子孫。パタリロが誤って送信した「一般市民が革命を成功させるマニュアル」を受信し、神の啓示と考えオカマたちを蜂起させた。パタリロにマニュアルの代金を請求され、「オカマは義理堅いので支払う」と言ったが1京ドルを提示されたため革命をあきらめた。

K5の少年【74-4、文庫43-6】
武器密売組織「K5(けーふぁいぶ)」の連絡係である少年。取引相手である武器商人の「部長」とMI6のサンダース部長を間違えて打ち合わせ場所に連れて行く。

K5の幹部【74-4、文庫43-6】
武器密売組織「K5(けーふぁいぶ)」の幹部。部長違いで連れてこられたサンダース部長と打ち合わせを行った。ただの天然な部長の行動に警戒しすぎて踊らされた。部長を本物だと信じ込んでしまい、連絡係の少年の気づきを受け入れることが出来なかった。

アナニア=ジブリ【74-5、文庫42-6】
ヌレエフ王国の新国王の結婚相手。学生時代はマリネラ大学に留学しており、バリシニコフ号の恋人だったがバリシニコフ号には振られてしまっていた。

パソ子【75-1、文庫42-7】
マリネラ宮殿で20年前に稼働していた初代パソコン。2年前に捨てられたはずだがパタリロが倉庫にしまっていた。懐かしさのあまりパソ子の電源を入れたタマネギを自分の中に取り込み、合計で75人のタマネギを取り込んだ。パタリロがパソ子が寂しがっていると推測し、パソ男の電源をいれたことでパソ男と結ばれる。

パソ男【75-1、文庫42-7】
マリネラ宮殿の2台目のパソコン。使われなくなっていたがパタリロが倉庫にしまっていた。タマネギ達を取り込んでしまったパソ子を寂しさを癒す為に電源を入れられた。その後も倉庫内でパソ子とパソ男の電源は入れられたままになっている。

エコー【75-2、文庫44-7】
マリネラ国内から探し出された雪中華号にそっくりな女の子。雪中華号のナルシストを治すために同じ薬を飲まされたが、雪中華号ではなくガラスに映った自分に恋をしてしまった。パタリロに中和薬を飲まされ元に戻る。以降は雪中華号と仲良くなった。

メン=クイクイ【75-3、文庫43-7】
フードファイターで台湾チャンピオン。大会で一般枠を勝ち抜いたパタリロとラーメンで対戦した。ラーメンは24時間食べ続けることができる得意種目だったが、パタリロのスピードと飲みこんだ空気をヘソから排出する技を前に完敗した。

ヨン=ハンサム【75-3、文庫43-7】
香港出身の最強フードファイター。大会決勝でパタリロとケーキで対戦した。甘いものは得意。人の10倍食べてやっと空腹でなくなるという胃袋の持ち主。同じ胃袋を持った6人の弟たちにも満腹の幸せを教えてあげたい、として勝負に勝って売れることを目指した。それを聞いたパタリロがダウンし勝利。後のCDデビュー時には大きすぎて売れなかったイエローダイヤの指輪をはめていた。

万年娘【75-4、文庫45-3】
上流社会に出入りし、高貴な人間のエナジーで永遠の若さを保つ邪悪な存在。パタリロの親戚の犬のメイドとしてパタリロの前に現れる。同年代の女子に免疫が無く緊張しきったパタリロから背負い投げをかまされた。パタリロやタマネギのエナジーを吸い取り意のままにした。ロリータ戦士ヒューレンジャーとなったヒューイットに見破られ追放された。

三河屋【75-5、文庫43-8】
ロンドン大使館に出入りしている三河屋の青年。前髪で両目は隠れている。パタリロのせいで困っている人たちのために立ち回った。実はパタリロ並みの天才的頭脳を持っているためパタリロを出し抜くことに成功。この事件はタマネギ達からは「仏様みたいな三河屋さん」として語り継がれた。数年後にパタリロの知る所となり三河屋の頭脳と行動力に感服したパタリロがタマネギ部隊にスカウトその後、長きにわたりパタリロの右腕として活躍することとなった

猫耳少年【75-7、文庫44-6】
猫耳を着けた美少年。タマネギが拾ってパタリロの許可を得て宮殿で飼われた。タマネギ達から可愛がられ、嫉妬したパタリロの国王命令で捨てられた。実は、ペット販売業者のキャンペーンで猫に変装させた御曹司を二週間きちんと飼ってくれた人に賞金を出すという宣伝だった。

エリザベス【76-4、文庫45-4】
ハドソン号の妹。人形作家。パタリロが求める人形作家象にピッタリのため、引きこもりだったが宮殿に無理やり連れてこられた。不潔な風貌で異臭を放つ女子。パタリロの勢いに乗せられてアメリカまで行き人形作家アンソニーの弟子入りをしようとした。アンソニーの異常ともいえる行動に同情し理解を示す。その後はアンソニーと結ばれた。

ヘメロッチョン国王【76-4、文庫45-4】
ハマラッチャン王国の老国王。おもちゃのコレクターとして有名。コンピューターは一切使わない木材で作られたゼンマイ仕掛けの子犬のカラクリ人形をパタリロに自慢した。

アンソニー=ホスキンプ【76-4、文庫45-4】
人形作家。ヘメロッチョン国王が持つ子犬のカラクリ人形を製作した若き天才。パタリロが金儲けのために人形の大量生産を企み、エリザベスを弟子入りさせようとした。10年前に交通事故で家族を亡くしており、寂しさをいやす為に家族の精巧なカラクリ人形を作って共に生活していた。悲しみを理解してくれたエリザベスと結ばれた。

金蔵【76-5、文庫45-5】
マリネラ銀座の魚屋「魚金」を営む。パタリロが始めた悪質な闇金の餌食となり百万円の返済を迫られた。変装したパタリロを見抜けず騙された。

イスメラルダ=アブルアッバス【76-5、文庫45-5】
アビバニスタンの学校の教師。アルマンダ=アブルアッバスの娘。若かりしヒギンズ三世を助けたことがあるアルマンダの娘。亡くなったアルマンダの代わりにパタリロがお礼をしようとした。闇金で困っていたためにユニセフからの復興金としてパタリロが闇金で手に入れたお金を送金していた。

カリブの赤い星【76-6、文庫44-1】
間者猫の古くからの仲間。猫。仕事にあぶれて現在はロンドンで皿洗いをしている。そのためウェイターの恰好でエプロンをしている。客の残り物を食べてお皿も舐めてきれいにしている。バンコランの情報を間者猫にリークした。

アラビアの疾風(あらびあのしっぷう)【76-6、文庫44-1】
間者猫の古くからの仲間。猫。ターバンを巻いている。

マカオの虎【76-6、文庫44-1】
間者猫の古くからの仲間。虎顔の猫。

九龍の毒蛇(くーろんのどくへび)【76-6、文庫44-1】
間者猫の古くからの仲間。黒猫。ムチを使う。

シャムの紅玉【77-1、文庫44-2】
間者猫の古くからの仲間。シャムの王様により反対魔法をかけられている。これにより猫魔王の攻撃をはね返した。

ジャドー【76-6、文庫44-1】
猫魔王ジャミンの恋人であり部下。タンジェント国の抹消部隊を指揮している。猫達を操って隊員にしている上級悪魔。フィガロに倒された。

ジャミン【77-1、文庫44-2】
猫魔王。タンジェント国の抹消部隊の影のリーダー。ジャドーを殺した際にフィガロがパタリロの名を騙ったため、パタリロに復讐を仕掛けた。14号の赤ちゃんに取り憑き、14号も操った。油断していた所をカリブの赤い星達の反撃に遭い、シャムの紅玉の反対魔法がはね返り逃げ出した。

マリア【77-2、文庫44-3】
間者猫の道場のマネージャー。猫。実は麻薬組織の手先であり、道場の情報を流していた。密売組織が摘発され、いつもニコニコ猫猫警察に逮捕されそうになったが、間者猫が庇う証言をし罪に問われなかった。心を入れ替えその後も道場で働いている。

間者猫のお母さん【77-4、文庫44-5】
スーダン在住。「アダンダラ」という化け猫の直系。父は呪術師(シャーマン)。美容と健康の為にオリーブオイルを飲んでおり、マリネラ産タマネギ印を愛用している。スーダンの内戦悪化の原因となった防衛大臣に罰を与えるために呪いをかけていた。間者猫の協力を得ようとロンドンへやって来る。防衛大臣の処罰はバンコランに委ねた。

ピエロ【77-6、文庫44-10】
謎のサーカスのピエロ。サーカス興行の宣伝チラシを配るために公園広場に現れた。子供に扮したタマネギ達に気味の悪い芸を見せる。パタリロ達の攻撃によりピエロの姿から巨大な触手のような姿に変わった。エンゲルス大尉に撃たれ姿を消した。

ニーノ=シヴィリ三佐【77-6、文庫44-10】
空軍戦略指令室所属の三佐。両親と共にフランスからマリネラへ移住し帰化。15歳でマリネラ大学に入学し2年で卒業後に空軍へ。子供の頃に黒い雲のサーカスが町に現れトラウマとなっている。パタリロ達と共に黒いサーカスに攻撃を仕掛けた。

エンゲルス大尉【77-6、文庫44-10】
NATO軍情報部隊将校。黒いサーカスを独自に調べている。パタリロに呼び出されマリネラに黒いサーカスが現れたと聞き、パタリロ達と共に黒いサーカスに攻撃を仕掛けた。子供の頃に黒いサーカスに遭遇した時にニーノ=シヴィリ三佐のおかげで命拾いした。

お藍ちゃん【78-1、文庫46-3】
倒れている所を釣り好きの番頭の半七に助けられ、しばらく越後屋で暮らすことになった異人の娘。家事をこなし越後屋のアイドルに。釣りに来ていた半七に恋焦がれ、水の魔女にお願いし、正体がバレたら泡になる約束で人間の姿になっていた。

文吉(紀伊国屋文左衛門)【78-5、文庫46-6】
閑古鳥の鳴く越後屋に経営コンサルタントとしてやってきた。隣町にできた呉服屋から客を呼び戻し大きな売上げを上げることに成功。実家の老舗呉服店の跡取りだったが藤兵衛に復讐するため、猫の太郎丸と次郎丸を連れて江戸へやって来ていた。

藤兵衛【78-5、文庫46-6】
越後屋の隣町に出来た呉服店の主人。関西弁のため人気店となり繁盛する。波多利郎が雇った文吉のアイデアにより客が越後屋に戻ってしまい、越後屋に火をつけようとしていた所を捕えられる。以前は文吉の店で番頭をしており、使い込みと店への放火で疑われていた。

パタリロ=ド=マリネール一万八千四百三十三世【78-9、文庫47-12】
オルガXL千年紀に登場。独立惑星マリネラの世襲神権国王。独立を貫こうとしている。地下霊廟で発見した古代地球の超兵器「プラズマX」を切り札とし、帝国軍に強く反発した。プラズマが伝える古代地球のメッセージと、バンコラン提督の真の目的にを知ったことで、帝国軍に協力することに決めた。

ゼットン将軍【78-9、文庫47-12】
オルガXL千年紀に登場。帝国軍将軍。バンコラン提督の片腕。独立惑星マリネラを降伏させるための交渉を担当した。パタリロ国王の反発を受け、マリネラを攻撃すると脅したがメチャクチャな姿にされ送り返された。

バンコラン提督【78-9、文庫47-12】
オルガXL千年紀に登場。銀河系帝国軍の提督。浮気相手のために緑豊かな惑星マリネラを手に入れようとしたが恋人のマライヒ准将にバレてしまう。実は強力な中央政府を作り全銀河に平和をもたらすために活動してきた。古代地球の理念を元にマリネラの協力を仰いだ。

マライヒ准将【78-9、文庫47-12】
オルガXL千年紀に登場。帝国軍の提督。浮気相手のために緑豊かな惑星マリネラを手に入れようとしたが恋人のマライヒ准将にバレてしまう。実は強力な中央政府を作り全銀河に平和をもたらすために活動してきた。古代地球の理念を元にマリネラの協力を仰いだ。

グリーン=フォン=エッヘンバッハ三世【79-1、文庫45-7】
ローズの双子の兄。幼くして両親を亡くした2人は厳格な祖母に育てられた。母親代わりだったメイドのマギーを誤って兄妹で殺してしまった過去を持つ。祖母が亡くなり帰郷したことをきっかけにマギーを殺した罪を告白した。

ローズ【79-1、文庫45-7】
グリーンの双子の妹。幼くして両親を亡くした2人は厳格な祖母に育てられた。母親代わりだったメイドのマギーを誤って兄妹で殺してしまった過去を持つ。帰郷してからマギーの幽霊を見て錯乱状態になり、開閉方法が不明な金庫の開け方を意図せず示唆した。

マギー【79-1、文庫45-7】
故人。10年前にエッヘンバッハ家のメイドだったが事故により死亡。遺体はグリーンとローズが隠した。当時は行方不明とされたが探されることもなかった。グリーンとローズの実の母親。

ヒマナ【79-5、文庫45-9】
パリの私立探偵。世界名探偵友の会準会員。亡くなった子爵から20年前に起きた宝石盗難事件の調査を依頼されていた。
難題の解決依頼がありパタリロに相談した事がある。助手に変装が得意なヘン=ソーがいる。

コサージュ妃【79-7、文庫45-11】
エトランジュのいとこではとこでパタリロの伯母にあたる。ルプセン公爵に嫁いだ。大学卒業後すぐに嫁ぎ、8か月後にマリネラで極秘出産している。公爵の子供ではなく、大学時代の恋人であるヤーステン侯爵 との子供を出産。この時生まれたのがザナドゥーであるパタリロとザナドゥーは親戚

80巻~89巻

ロミウス王子【80-1、文庫48-1】
ブルマン王国の王子。16歳。平民出である恋人のジュリエッタとは結婚を考えていた。母親が身分の差にうるさく、また、政略結婚の話も持ち上がったことで強く反対される。ジュリエッタが母の差し金で殺されたと知り手榴弾で自殺。その際の遺体の一部である小指がバンコランに送り付けられた。

ジュリエッタ【80-1、文庫48-1】
ロミウス王子の恋人。ロミウスと同じ学校に通う1年年下の女の子。ひき逃げ事故で死亡。平民のためロミウスの母から交際を強く反対されていた。ロミウスに政略結婚の話が持ち上がり邪魔者とされロミウスの母の指示で殺された。

マークス大尉【80-1、文庫48-1】
ロミウス王子のお付きの武官。ロミウスの幼い頃から身の回りの世話をしている。ロミウスとジュリエッタの事情とロミウスの死の真相を知る人物。以前会った事のあるバンコランに助けを求めるためにロミウスの小指を送った。

エリウケ師【80-9、文庫48-8】
有名なスピリチュアリスト。死者の魂と会話が出来るという。霊魂世界から選ばれた人間として霊的な力を持っている。その力はパタリロを含む邪悪な魂を持つ人間をあちら側へ返すためのもの。パタリロの魂を抜き出そうとしたがあまりの重さに歯が立たず逃げ帰った。

【81-4、文庫47-5】
1日のうちの「朝」。パタリロの命令でタマネギがN○Tの番号案内で朝の連絡先を調べた。「昼間」に業務を引き継いだり「夜」をどかせたりしている。パタリロが金儲けのために朝をCMに出そうとした。昼が夕方に惚れていて地球温暖化が進みそれどころではないと断った。

昼間【81-4、文庫47-5】
1日のうちの「昼間」。「夕方」に惚れている。その熱の為に地球温暖化が進んでいる。パタリロにバンコラン菌を散布され「朝」とくっついた。

夕方【81-4、文庫47-5】
1日のうちの「夕方」。「夜」とできている。恋人の「夜」を活躍させるため「昼間」を帰らせるように色っぽくささやく。「昼間」が退くとその座をすぐに恋人の「夜」に渡している。

【81-4、文庫47-5】
1日のうちの「夜」。「夕方」とできている。

貧乏神【81-5、文庫47-6】
パタリロが福の神と間違えて電話をかけてしまった。以前の貧乏神から代替わりしているが先代の落とし前を着けると言った。乗り移ったゼニアマールがバンコランに撃たれ、その後は福の神に追われて逃げ出した。

ゼニアマール【81-5、文庫47-6】
大富豪。ダイヤを購入しにマリネラへやって来たが、貧乏ったらしい服装だったため貧乏神と間違えられタマネギ達にボコボコにされた。服装は韓流スターが流行らせたものの真似。貧乏神が乗り移っており、バンコランに撃たれて死亡。実は麻薬と兵器を扱う死の商人だった。

服の神【81-6、文庫47-7】
貧乏神をマリネラから追い出す為にパタリロが呼び出した複数の「ふくのかみ」のうちの1人。貧乏神退治で活躍の場が無くマリネラに居座り、パタリロ達を僕にすると言い全裸にした。パタリロ山の頂上でエクストリームアイロニングでアイロンがけされた。靴下の神と靴の神の登場により、人間がいないと自分に価値が無いと考えを改めマリネラを去った。

山童(やまわらわ)【81-7、文庫46-8】
一つ目の妖怪。目から出す光で人間を2次元の紙や壁に封じ込める。紙に旅人を封じ込めて乾燥させたあとに戻した干し肉を食していた。能力を使い始末人を始めたが波多利郎に捕まる。その後、波多利郎の金儲けのために、荷物を紙に写して運ぶ運送業を手伝わされた。

雪男【81-12、文庫47-10】
雪長一家の主。毛むくじゃらの白い身体に角が2本生えている。以前パタリロから人工降雪装置を数十台購入してパタリロヶ岳やパタリロ山に雪を降らせている。【70-5、文庫42-16】

雪女【81-12、文庫47-10】
雪男の妻。着物に長い髪。雪ん子が高熱を出してしまったためパタリロに助けを求めた。

雪ん子【81-12、文庫47-10】
雪長一家の子供。女の子。パタリロ達に命を助けられ、恩返しに身の回りの手伝いをした。パタリロには手編みのセーターをプレゼントした。テロによりマリネラ宮殿が炎に包まれると、皆に別れを告げて炎の中に身を投げ死亡。雪ん子ちゃんの身体に凝縮した莫大な水分子のおかげでパタリロ達は救われた。

おときちゃん【82-3、文庫46-10】
波多利郎の幼馴染で5つ年上。2年前に失踪し行方不明になっていた。波多利郎の夢枕に立ったことで名僧による護摩焚きで異世界から現世に呼び寄せられた。化け物のような姿だったが、波多利郎の強い意志により連れ戻されると元の姿に。その後はさる若旦那ど結婚した。

パタリロの曾祖父【82-8、文庫48-12】
三代前の国王。物置の肖像画が見つかる。水泳好きだった。肖像画を見たパタリロは「誰だこの赤ら顔ででか腹で三段腹のじい様は」と発言した。

ドクター=コトー=ワザー【82-9、文庫47-11】
自称、諺難(げんなん)研究家。パタリロ達の前に現れた「猫をかぶった男」。諺と同じ現象を引き起こし困らせた上で姿を現し、状況を解決するために杖を高額で売りつける。パタリロと諺で戦った。

美術品コレクター【82-11、文庫48-14】
パタリロのダイヤの商談相手で美術コレクターでもある。一輪挿しを遠回しに欲しがったためその一輪挿しが高価なものと判明した。パタリロが物々交換で手に入れたマリー=アントワネットのブローチと、自身の所蔵するゴッホを交換した。
パタリロ18世からパタリロに送られた謎のオブジェを「近未派のオブジェ」と勧められ喜んで購入した。【84-1、文庫49-7】

グルメ警視【82-11、文庫48-14】
マリネラ警察の警視。口ひげにハットを目深に被っている小柄な人物。
パタリロから変わった事件が起きたら報告するよう言われている。事件のあらましやすでに調べた背景などを説明し、パタリロに難解な事件の捜査協力をしてもらっている。
パタリロはグルメ警視が訪ねて来ると、難事件で暇つぶしが出来ると思い喜ぶ。
パタリロとは立場上敬語で話すが、ツッコミを入れたりあしらったりもしている。
いつも落ち着いているがパタリロが殺人事件の一番の容疑者を一切疑わなかった時には意見が相違し敵対し合った。この時はいつも冷静なグルメ警視も感情的に怒った。【85-1】
警察長官には何度も尻拭いをさせられてきたため長官のことは苦手。長官の息子のノムスコと会った時には長官を思い出してしまっている。【85-5】
宮殿で出がらしのホットミルクを飲まされ500円取られたことがある。
『パタリロ!』の登場人物としてはかなりまともな人間。

校長先生【83-1、文庫49-2】
マリネラ小学校の校長先生。5年前に赴任した女性。子供たちのやる気を引き出す教育で児童達から慕われている。教員からの人望も厚い。パタリロからマリネラ大学の学長に推薦されたが、このことが発端で事件が起き、慕ってくれる児童の事を思い断った。

ゴリさん(サルバトーレ=ゴリオン)【83-2、文庫49-3】
ダイヤモンド鉱山で働く山師。若いころ傷心旅行中にトルマリン鉱脈を掘り当てて以降、掘りたいと思った場所全てで宝石の鉱脈が見つかりパタリロが強引にスカウト。プラズマを気に入っている。昔、愛する幼馴染が自殺した復讐の為に中央病院の院長を弓矢で射った。

オセロ【83-5、文庫49-5】
世界的に有名な透視術師。マリネラで公演をした。「怪盗紅はこべ」を名乗り、宮殿の大金庫のレッドダイヤモンドを盗み出した。実際には盗んでいない。元々金庫のダイヤは以前オセロの父親が売ったレプリカで、悟られぬように父親に代わり本物を返しに来た。

パタリロ18世【84-1、文庫49-7】
パタリロの子孫。地球環境が劣悪となった未来からやって来た(意識のみ)。他国が他の惑星に移住してもマリネラをドームで包み国民を生存させ続けていた。資源が尽きてきたため過去へ戻って水や空気を調達しようとした。パタリロとの交渉で未来の機械を送る代わりに数十年分の水と空気を手に入れた。

プータ【84-4、文庫49-9】
「ドブ池通り」に住む外国人労働者。頭部に受けた銃弾で死亡。日記にタマラン号に命を狙われるかも、という内容を書き記していた。聞き込みの結果、プータはタマラン号に思いを寄せるが報われないと悟り、タマラン号に罪を着せ自殺したと推測された。
プータの死をきっかけにドブ池通りの再開発が決まった。

駄菓子屋のおばあさん【84-6、文庫50-7】
マリネラ銀座の駄菓子屋のおばあさん。実在しない駄菓子屋。パタリロに10回連続でクジが当たるように仕向けた。パタリロ父、ヒギンズ三世から「パタリロが強運過ぎて努力をしなくなったら困るため今のうちに運を半分使わせたい」と、あの世で頼まれていた。

一級カックン測定士【84-9、文庫49-12】
ヒザカックン商会の測定士。パタリロがヒザカックンを趣味にし、タマネギ達にヒザカックンをかましていたため現れた。知的財産の侵害としてパタリロにヒザカックンした回数分の料金を請求した。

ゼペット=ピノキオ【85-1】
アメリカのチェルシー宝飾店の社長。商談でマリネラにやってきたが秘書を殺害した容疑者となる。絶対に犯人と思われたがパタリロは一貫して擁護した。実は7年前の放浪中に家出した当時3歳のパタリロと遭遇し、幼いパタリロに親身に接し「相棒」と呼んだ。

パタリロ33世【85-2、文庫50-2】
パタリロの子孫。髪が炎のように逆立っている。未来からやって来てファフロツキーズ現象を勝手に起こし、地上に降らせた食糧の料金を勝手に徴収する行為をした。パタリロから勝手な金儲けをやめるように言われたが未来の技術を盾に反抗。パタリロから「やめないと一生結婚しない」と脅され手を引いた。

ノムスコ【85-5】
警察長官の長男。名前はケーサツ=チョーカン=ノムスコ。警察長官に顔がそっくり。日本の高校を卒業し18歳。タマネギになりたい、と突然パタリロを訪ねた。タマネギになる条件のうち「美貌」に引っかかると指摘されたが本人は自信満々で自画自賛している。貧乏ゆえに知力体力ともに劣り、小3の算数のテストは2割しかできなかった。
古本屋でのアルバイト時に推理小説を読んでいたことで推理には自信があると言い、盗難事件の連絡を受けたパタリロに同行した。しかし、最終的にはノムスコの言葉がヒントになったが、メチャクチャな推理と行動のせいで2つも訴訟を抱えることになった。事件後は都合よく書置きをして逃走している。
訴訟問題が片付いた頃にまた都合よく現れ、パタリロに福を授けたいと恵方巻を食べさせた。恵方巻を食べる時のルールを守らずにパタリロが食べてしまうため、その都度サイズアップした恵方巻を食べ直させた。最終的に超巨大恵方巻を無理やりパタリロにブチ込み、難を逃れたと都合よく解釈して周囲からは疫病神だと言われた。

スワンソン博士【86-1、文庫86-86】
アメリカの考古学者。人魚の化石、不死鳥の化石などを発掘。いずれも世界考古学協会が本物と認定している。博士は自分でも気づいていない超能力により、ありえない化石を作り出していると推測された。パタリロに呼び出され様々な化石を作らされて能力が枯渇した。

パピプペパタリロパッ世【86-8、文庫50-12】
パタリロの子孫。温暖化が進んだ未来にいる。特殊な冷却水を空間を超えて届けられる体温冷却サービス(ペテルギ冷却サービス)を注文したが、業者の誤りでパタリロに冷却サービスが提供されてしまった。

ビート=ローズ【87-1】
マリネラ小学校の児童。演劇部で脚本を書いており、将来はミステリー作家志望。短編を呼んだパタリロに褒められた。父が勤務するホテルで起きた殺人事件の現場へパタリロと同行した。パタリロのミスリードによって異なる犯人象を推理した。

ビートの父【87-1】
インペリアルホテルの副支配人。20年前の復讐のために殺人を企んだが、復讐相手に凶器を奪われもみ合っているうちに相手が死亡。すべてを知ったパタリロは事件を迷宮入りにした。息子から疑われぬようにパタリロが配慮している。

小雨坊【87-2】
妖怪。日本からマリネラへ移住。あの世とこの世を行き来してポケットの中の財布を盗んでいたがパタリロに捕まってしまう。温暖化による食糧難で盗みを働くようになったため、パタリロが盗みのトリックを活用して報酬を得られるようミハイルへ紹介した。

ギボン星人【87-2】
宇宙人。パタリロ山在住。知能が高く、大銀河連邦でアドバイザーをしていた交渉のプロ。妖怪たちの争いを仲裁するようパタリロから頼まれ、報酬としてドゲヌマを1ダース要求した。

佐吉【87-5】
越後屋の手代。友人の文七の弔いから帰った夜、寝ずにお経をあげていたら文七の霊がでてきてしまった。生前の文七に、波多利郎はギャグの達人であると話していた。

文七【87-5】
故人。落語家。芸名はうなぎ屋与太郎。落語にはまり咄家になったもののつまらなすぎて一度も客を笑わせたことがなかった。死後に波多利郎に弟子入りしたいと幽霊になって出た。波多利郎がいくら教えてもギャグセンスがなく成長がみられなかった。

カッパ君【87-6】
パタリロ山に住む妖怪。水面を歩くことが出来る。物怖じせずあっさりしている。正直者。パタリロ山の妖怪たちの事に詳しく、パタリロやタマネギ達から妖怪関連の相談事に乗る。携帯電話を持っている。

カワウソさん【96-2】
パタリロ山に住む妖怪。パタリロ山妖怪連合会理事。パタリロに呼び出されたカッパ君に同行して宮殿へやって来た。ウッカリミスを勝手に妖怪のせいにしたパタリロをボコボコにした。

霧のゴンザレス(おクマ)【88-1】
波多利郎が供養したお骨の霊として、お礼をするために越後屋へやって来た。オカマのおクマと名乗り住み込みで完璧な家事をこなした。実は伊賀者の霧のゴンザレス。波多利郎が将軍徳川家家(とくがわいえいえ)の隠し子だとし、葵の御紋の入った証拠の品を探していた。

クワンドラル星人【88-2】
出稼ぎ宇宙人。ガス屋さん。一つ目で頭部に小さい角が二つある。ポチという名の「パポ」という生き物をペットにしている。パタリロが金儲けの為にパポを欲しがったため、友人のブリーダーを紹介した。

パポ【88-2】
宇宙生物。ハンドボール大の白い球状のフサフサした生物。宇宙人のペットとしてポピュラーな生き物。エサは1日1回飼い主の血を数滴吸わせるだけ。飼い主の血で育てるため愛着が湧くとされている。

黒パポ【88-2】
黒いパポ。凶暴で1日に自分の体重の10倍の血を吸って生きている。生物の血を吸って殺してしまうためペットには向いていない。

アラン=ラッド【88-5】
マリネラ小学校の児童会長。同級生のマック君をヨーロッパにいる母に会わせるため、その旅費をパタリロから出させようと企てた首謀者。社会科の宮殿見学で先頭に立ってパタリロをヨイショしまくって宮殿に泊めてもらい、計画の為に全員で失踪することに成功した。

ブッカ星人【88-6】
宇宙人。真っ黒な本の姿に化け、占いが本当であると仕組んで信用させ相手をコントロールしていき100年ほどかけてその星を侵略する。スピリ号がマインドコントロールされたが、パタリロのハッタリで地球から撤退した。

ドンガラ星人【88-6】
宇宙人。マリネラの宇宙人協会会長。聞き間違いが多くとぼけた言動や行動をするためパタリロとは話が合わない。マリネラにいない宇宙人も含めて、様々な宇宙人の情報を持っている。

服部波多利郎【88-9】
忍術学校の校長。服部半蔵の直系子孫。周囲に服部は服部栄養学院由来であり、ただの雇われ校長だと思わせている。先代校長である兄弟子がマイたけ忍軍に殺されたことでマイたけ忍軍を探っていた。「ラッパ遁心の術」「伝書ゴキブリ」を使うことが出来る。

尾呂内南高(おろない なんこう)【88-9】
職探しで忍術学校の給食係として雇われることになった。実は上忍よりも上の超忍。ZNK(全忍協)に所属している。忍術学校よりZNKに教師を雇いたいと打診があり尾呂内が忍術学校へ送られた。協会長からは学校のスパイ疑惑を解決するよう提案される。マイたけ忍軍をせんべつ(殲滅)するためマイたけ城へ攻め込んだ。

グッチ仙造(傀儡仙造)【88-9】
忍術学校で薬草学を教えている教師。生徒からは嫌われている。傀儡忍法の使い手であり忍術学校に潜入していたスパイ。マイたけ忍軍の一味。逃げ足が速い。

大頭坊(だいずぼう)【89-2】
妖怪。頭部が巨大で特殊な布をかぶることで普段は小顔にしている。芝居好きが高じていつしか演者をやりたくなり、演出家に思念を送り自分が主人公の脚本を書かせた。頭を大きくしたダイズ号と共にダブル主演となった「2人の大頭坊」が国立劇場でロングランとなる。

90巻~

ポイント星人【90-2】
宇宙人。マリネラ宇宙人評議会議長。マリネラ市内に住んでいる宇宙人のトップ。ニャンコ星人によるマリネラの危機をパタリロに伝えた。
スーパーキャットの妹を強力な宇宙人とし仲間にするために狙った。【90-4】

ニャンコ星人【90-2】
凶暴な宇宙人。体長50メートルもある巨大な猫型宇宙人。月ほどもある巨大宇宙船でマリネラに巨大なカツオブシがあると勘違いし地球へ向かって来た。声がかわいい。パタリロの機転により宇宙のどこかにあるマタタビを探しに行った。

スーパーキャットの妹【90-4】
スーパーキャットが産んだ卵から生まれた女の子。子供ではなく妹という位置付けである。生まれてすぐにとんでもない大きな鳴き声や怪力を発揮した。それにより金儲けを企んだパタリロのみならず、妖怪、宇宙人、異世界までもがスーパーキャットの妹を仲間にしようとした。

ちいさいおじさん【90-12】
特別な視力を持った人間(約100人に1人)にのみ見える小さいおじさんの一族。人間の生き肝が大好物。レイレイシャ=バフーと出会い、人間の生き肝と引き換えに金儲けに協力する。ちいさいおじさんが見える人間に対し、日々の生活において有用なアドバイスを何度かした後にコンサルタント料と称し一千万円を請求。払わない場合は生き肝を食うぞ、と脅した。パタリロが作った「人間の生き肝味のコンニャク」で操られてしまった。

レイレイシャ=バフー【92-2】
リバプールに本部を構える霊霊社教団の教祖。チベットの山奥で修業し体得した心霊能力で信者を集める。ちいさいおじさんの一族とチベットで出会い金儲けに利用した。

ヒットマン【91-3】
人違いでパタリロを狙ったドジな殺し屋。パタリロを仕留められなかったため捕えられ、パタリロからは素人と呼ばれた。殺し屋は代々続く稼業で4代目。素質が無くパタリロに一人前のヒットマンにしてくれと頼みこんだ。野球において打撃の天才と判明した。

ニコラス刑事【91-7】
マリネラ警察の刑事。グルメ警視の部下。すでに犯人を特定済みの事件において、先に帰ったグルメ警視の代わりにパタリロに状況説明をした。パタリロに「ニコラス刑事」と名乗った時は「似てないな」と言われた。

サ=イーフ【91-7】
サイフ霊能者。サイフを見ることで持ち主のことを見通すという能力を持つ。殺人事件において被害者のサイフから犯人を割り出した。パタリロからサイフの相談を受けた。

スパゲティー屋さん【92-3】
江戸の町でスパゲティーの屋台を生業にしているイタリア人。3カ月前に船が難破し日本に流れ着く。日本語は聞き流すだけでOKの教材で習得した。波多利郎が「時そば」で勘定を何度も誤魔化していることに全く気付かなかった。


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