『パタリロ!』に登場する主人公パタリロが作り出した発明品の数々をご紹介します。
全ての発明品に正式名称が付いているわけではありません。このページでは、名称が無いものは作成時にパタリロが言っていた機能などを名称にしています。
一部、パタリロが作ったと思われるが「電子銃」「小型音波衝撃銃」など明らかに用途・形状・使用方法が分かるようなものは記載しておりません。
※【】内の表記について。
例:【1-5】→コミックス1巻の5話目、【文庫3-8】→文庫版3巻の8話目
マザーコンピューター(MC)

パタリロが作った対話型のコンピューター。
パタリロが通常で考えられない難題を抱えた時に豊富なデータから回答・助言を与えてくれるお助けアイテム。
本体は巨大で宮殿の地下にあり、宮殿の居室等には操作端末・音声端末が設置されている。
基本的にはパタリロからの指示で回答するが、問題に直面したパタリロ達の状況を判断し、マザーコンピューターの方から助言することもある。
初期の居室設置端末は床置きの大きな物で、入力キーやモニター付きだった。その後は小型化した端末(ガソリンの給油ノズルのイメージが近い)が天井付近の壁に設置されており、スピーカーとマイク機能等に加え、「補足ビーム」の射出も可能。
生体をスキャンする機能が付いており、パタリロの異変時に原因確認や対処方法を回答している。【42-1、文庫25-3】
人間に取り憑いているものも検知可能。【96-5】
また、妖気を感じることができ、「妖気を感じるくらいビフォアブレックファーストだ」と発言している。【89-5】
性別は女性。地下にある端末の一部らしき物がおかっぱ頭になっている。ほっかむりもしており他のコンピューターに侵入し情報を盗み出すのが得意。パタリロがそのように作った。【71-1、文庫40-3】
情報収集能力は非常に高い。地球上はもちろん銀河を飛び交うあらゆる電波重力波などを傍受し分析している。【93-6】
ロンドン大使館の地下にはシスターコンピューターがあり、マリネラのマザーコンピューターと直結している。【80-6、文庫48-5】
パタリロが人間らしく作ったため、コンピューターなのに感情を持っている。発言時に言いよどんだり、悔しい時に口が悪くなることもある。
パタリロは事件の推理に行き詰まり、マザーコンピューターに相談をしたこともある。【84-10、文庫49-6】
マザーコンピューターを通じて他者と通話することや宇宙船とも交信が可能。マリネラに向かう凶悪な宇宙人を交信のみで騙して撃退したことがある。【90-2】
マザーコンピューターは生みの親であるパタリロに逆らえない仕様。逆らうとリミッターが作動し爆破される。
リミッターをタマネギが切ってしまった時は、人間的に考えることのできる世界一のコンピューターのため、権力欲に目覚め暴走した。【90-7】
地下の本体は超小型超小型原子炉で自家発電しているため簡単に電源を切ることは不可能。【90-7】
さらに、1年に1度1か月かけてオーバーホールしクールダウンさせないと核爆弾なみに爆発する可能性がある。【100-7】
フィガロは生誕時に未知の電磁波を操り2時間ほどでマザーコンピューターのデータを全検索をしている。通常は全検索するとなると1年はかかる。【46-4、文庫27-4】
流星号(空飛ぶじゅうたん)

パタリロが緊急時の移動に利用する空飛ぶじゅうたん型飛行装置。
空中を高速で飛行する乗り物。「電送機」が利用出来なくなった後、『パタリロ!』では欠かせない移動手段となっている。【33-2、文庫19-4】以降に登場。後に「流星号」となった。マザーコンピューターと並び『パタリロ!』での登場回数は非常に多い。
外見は、フリンジ付きのじゅうたんの前面が風でめくれているような見た目だったが、だんだんと雲型になった。先頭部分には自動車と同じようなハンドルが付いている。
また、流星号には目が付いている。アームの先端に一つ目が付いており流星号に呼びかけると出てくる。【80-2、文庫48-2】
もっぱらパタリロが利用・操縦し、稀にタマネギやマライヒが操縦することも。3~4人同時乗ることもあるが最大人数は不明。ヨーロッパから城を丸ごと流星号で運んだこともあるので最大人数などという概念自体が無いと思われる。【80-3、文庫48-3】
「携帯用マッハじゅうたん」「ハイパージュウタン型ユニット銀星号」も登場したことがある。【46-2、文庫27-2】【79-3、文庫47-3】
スピードについては改良等のためか設定が変わっている。
登場当時マッハ5→「流星号」になってからは移動速度は光速の90%→光速の95%(亜光速)となっている。【35-2、文庫20-4】【59-1、文庫35-1】【60-2、文庫35-5】【80-3、文庫48-3】
亜光速が出る、且つ大きなものまで運べるのは反重力装置が搭載されているからである。
(※亜光速は宇宙で物質が一番早く移動できる速さ)
具体的な移動時間は、マリネラ→スイスなら5分かからない、と言われたりもする。(この時「銀星号」はスイスまで30秒)【79-3、文庫47-3】
設定によりこれよりも遅く移動することも可能。
空飛ぶじゅうたんは物置に置いてあったが流星号では厩舎も与えられている。
流星号は洗濯されると特殊繊維のため乾くまで2~3日かかる。【81-1、文庫48-9】
流星号はいつも目的地の建物の窓ガラスを突き破って突入する。一度、パタリロが「窓がない所に入る時は突入を回避する」ことを教えていなかったので壁に激突した。パタリロが「おぼえておけよ」と言うと流星号は「ワン」と返事した。【59-2、文庫34-2】
流星号は移動飛行のみではなく戦闘も可能。超弩級艦並みの戦闘能力があり、不可視プロテクター、可動メイザー砲が搭載されている。【64-6、文庫37-4】
一度、パタリロに「人口心霊術師(元素転換で物体を黄金に転換可能)」に改造されたタマネギフラ=アンジェリコ号を乗せた流星号は黄金に変えられ墜落した。【79-3、文庫47-3】
今まで流星号の開発・利用等にかかる費用は言及されたことがない。
プラズマ一家(ロボット)

プラズマX
アフロ18
プララ
ランダム
マンドラ
万能翻訳機
人間、人間以外問わずどんな言語でも翻訳が出来る機械。
パタリロが製作した翻訳機はいくつか登場している。いずれも外国語のみならず宇宙人や人魚等、人間以外の言語も対応可能な高性能な機能になっている。『パタリロ!』内では人間以外との意思疎通でしか登場しない。
翻訳する言語を知ってから作るというより、名前の通り始めから未知の言語でも機械が即座に対応するといった仕組み。
因みにマリネラに住みついている宇宙人達はパタリロ達と同じ言語を話すことが出来るようになっているため翻訳機を利用することはない。
万能通訳機械
最初に登場した翻訳機。アルプス山中に不時着した宇宙船に乗っていた宇宙人タイロンの言語を翻訳するために製作した。言語学の天才であるルル=ベルのアイデア。タイロンの言語は科学者総出でも分からないと言われており、「解明できる人間がいたらパラシュートなしで屋上から飛び降りてみせる」と言った人物が万能通訳機械での会話を見て本当に飛び降りた。【8-1】
翻訳装置
人魚と会話するために倉庫にあった既製の装置として登場。【36-2、文庫21-4】
超万能翻訳機
腕時計型でパタリロが商談の時にいつも身につけている。地球上のどんな小さな部族の言語にも対応している。地球外の言語の場合は「テレパシーモード」で会話が可能。異世界から来た人間と意思疎通した。【82-4、文庫47-13】
万能翻訳機
メガホン型。パタリロの財布が無くなり、財布を拾う可能性がある動物等に確認するため利用。カラス、犬、猫、ネズミ、モグラ、ゴキブリと会話した。【84-2、文庫49-8】
細菌との会話にも利用され、マライヒ菌やデニーロ菌との会話を翻訳した。【85-3、文庫50-3】
イヤホン型。宇宙怪獣が飛来した時に利用した。この時パタリロは「こんやくホンにゃくー♪」と言い装置を出した。【95-2】
その他
便利系
薬品系
武器系
ガステレビ【3-2、文庫1-6】
電気の代わりに天然ガスを使うテレビ。国際的な電気エネルギー不足解消のために開発。国際エネルギー会議で発表する予定だった。仕返しのためバンコランのマンションへ送り爆発させた。
超高性能爆発物探知機【3-2、文庫1-6】
テロリストが爆弾を使うと知り、大英図書館で探知機の作り方を調べて製作した。スイッチを入れると爆弾に吸い寄せられる。一度、間違えて探知機ではなくタムシチンキを作っている。
レーザー兵器【6-1、文庫3-1】
パタリロ7世の時代である過去へタイムワープしてしまった時に、マリネラを攻めようとする大英帝国に対抗するため作った。
透明になる薬【7-1、文庫2-5】
パタリロの汚部屋に大量発生したゴキブリを退治するための殺虫剤を作ったら出来上がった。いとこのマッタリロが飲んでしまい透明人間になった。
その後、汚部屋のゴキブリたちも飲んで透明ゴキブリが大量に出来上がった。
体中の水分を放出する薬【7-1、文庫2-5】
ドクターミステリオと戦った透明人間のパタリロとタマネギ達が、ドクターの使う人間火炎放射器の消火をするためタマネギに飲ませた。水分を放出したあとは干からびるので2~3日水につけておく必要がある。
正義の味方に変身する薬【7-1、文庫2-5】
怪獣化したドクターミステリオに対抗するためパタリロが飲んだ。巨大化しドクターミステリオをアトミックパンチで倒した。
自動洗面装置【7-4、文庫5-7】
パタリロが朝に利用する。座っているだけで歯磨きと洗面、ヘアセットをしてくれる装置。歯磨きにおける口内のすすぎは両耳から水を注入し口から出す。常人に利用可能かは不明。
反射神経養成テニスモドキ【7-4、文庫5-7】
高速で射出される鉛入りのボールを避けることで反射神経を鋭くする。ラケットは高く飛び上がるための踏み台として利用する。テニスコートで行う。
コンピューター付きプラモデル【8-1】
パタリロのミニチュアプラモデル。自動で動く。歩いていると首が落ちてしまうので落ちては拾うの繰り返しをしている。
新型モンタージュ【8-2、文庫5-9】
人間の潜在意識にある記憶を装置が引き出しスクリーンに映し出す。ヘルメットのような装置を付けて利用する。画像例はミーちゃん。スイッチを入れたが爆発した。
スーパーアヒルを作る装置【9-5、文庫5-10】
アヒルの卵に放射線を浴びせることで、中のアヒルが突然変異で美しいスーパーアヒルに変身するというもの。装置の計算を誤って卵が巨大化し、スーパーサイズのアヒルが生まれた。ジャックと名付けた巨大アヒルは活躍の後に姿を消してしまい、2代目巨大アヒルを作ろうとしたが今度は当初の目標であったスーパーアヒルしか出来なかった。
のぞき見ロボット【11-6、文庫7-2】
カメ形のリモコン移動式監視カメラ。手足が4本ついている。窓付近の壁に張り付き、カメラを窓ガラスに伸ばし室内の様子をのぞく。カメラ映像はリアルタイムで別モニターで確認可能。飛行も可能で、手足を使い物を持ち帰ることも可能。
二人乗り飛行機【13-3、文庫7-3】
10世と共に過去へタイムワープした時の移動手段として製作。ルイ16世の工作室で製作している。ブリキのおもちゃのような見た目。
電送機【15-6、文庫8-5】
物質を電子レベルに分解して電波に乗せて世界中へ運べる装置。電話が繋がっている相手の元へ瞬時に移動可能。受信側が必ず爆発する。
その後、受信側の爆発は改良されたが、送信側と受信側の両方に物質が出来上がるようになってしまい、パタリロが7人に増えたことがある。【17-3、文庫10-1】
最終的に電送機は「事情により使用禁止」として出番が無くなった。【23-5、文庫14-1】
グレートコンピューター【16-2、文庫9-4】
宮殿の地下にある巨大コンピューター。大頭脳。宮殿内や各軍のコンピューターなどが全て接続されている。未来のタイムパトロールに乗っ取られパタリロを抹殺しようとした。用心で個人用バリヤーを装着していたパタリロに機能停止されている。
無線機【16-4、文庫8-8】
遭難したブラント博士が手帳と万年筆で無線機を作ったと聞いたパタリロが、試しに手帳と万年筆で作ったら出来てしまった。
エアカー【16-4、文庫8-8】
無人島から戻ったブラント博士がマリネラへやってきた時に乗せた。通常の自動車より早い。
最新式テレビ電話【17-3、文庫10-1】
ロンドン大使館に設置されたテレビ電話。巨大モニターがパタリロの顔の形。通話相手のパタリロの顔をアップで映し出すことが可能。
長官型ロボット【20-2、文庫9-9】
警察長官そっくりのロボット。長官が地下で強制労働させられていると国民に噂が広まり、国民にロボットを見せて噂を払拭するために製作。その後、長官率いる文化広報局の出番となったため、代わりにロボットが強制労働をした。
テレビ電話【23-5、文庫14-1】
ロンドン大使館にある。通常の受話器の耳の部分に小さなモニターが付いている。
また、パタリロのテレビ電話は相手の電話機がテレビ電話に対応していない一般固定電話でも相手の顔が映るものがある。【52-6、文庫29-9】
人を幸福にする機械【24-3、文庫14-2】
小さな錠剤のような機械。口から飲みこんで脳に到達し定着する。外部から入ってきた不愉快な情報を心地よい情報にすり替える。痛みは快感に、醜いものは美しく見える。宮殿のタマネギ全員に飲ませたが食事を摂らなくなったためパタリロが一人ずつ外科手術で取り除いた。
メカパタ【24-4、文庫14-3】
メカニカル=パタリロ=ド=マシンマン=オーバーヒートタイプ。パタリロが仕事をサボって遊びに行くための身代わりロボ。ロボの方が遊ぶことになり、ロンドン大使館、港の船、宝物蔵を爆破した。
フライングスーツ【24-5、文庫14-4】
着用し「飛びたい」と念じるだけで空を飛ぶことが出来るスーツ。スーパーキャットのマントの布と同じ布地を開発し製作。ヒューイットに無理やり着させ、スパイ活動に利用した。その効果が知れ渡りKGBに狙われた。
移動式掘っ立て小屋【26-3、文庫15-6】
MI6内のスパイを突き止めるためにパタリロが仮住まいとして建物内に設置した一見ボロい掘っ建て小屋。ボタン一つで自立歩行可能なロボットに姿を変える。
マルタΩ(まるたおめが)【27-2、文庫15-8】
妊娠機能付き人型ロボット。「ロボットが子供を産んだらどうなるか?」というパタリロの疑問から誕生した。プラズマを見た金庫破りから報酬としてロボットを要求されたためマルタΩを製作し引き渡した。3か月後に子供を産んだ。
ジージス【27-3、文庫15-9】
マルタΩが産んだロボット。赤ん坊の姿で産まれ、生後3週間で12~13歳くらい、さらに2週間で大人の姿に成長。ジージスはキリストと同じく処女懐胎で産まれており、キリストと同じ力を持つ。パタリロはこのような仕様にしていない。ロボットのキリストの噂が世界中に広まり過激派集団がマリネラを襲った。過激派の対処中に誤って子供たちを殺してしまった、と思い込みショートした。パタリロが修理後にはキリストの力は無くなった。
のぞき見ロボット改良型【27-5、文庫16-2】
カメ形ののぞき見ロボットを改良。探したい人間の脳波をキャッチし、対象がどこにいても見つけ出すことが可能。
不運菌発生装置【29-1、文庫16-7】
「ゲタの鼻緒が切れる」という不運を起こす装置。超巨大なゲタと足があり、クレーンで足を上げることでゲタの鼻緒が切れる。貧乏神をマリネラから追い出す為に作られた。
パタリロの上半身ロボット【29-3、文庫17-2】
パタリロがデスクで仕事をしているように見せる身代わりロボット。
浮遊円盤【29-4、文庫16-9】
元々は「黄金バット」に登場する「ナゾー」の真似をすると思われる「ロンブローゾごっこ」をするための浮遊円盤。パタリロやタマネギ達の下半身が反乱を起こし、上半身から離脱した時の足の代わりとして取り付けられた。
人工降雨装置【29-4、文庫16-9】
下半身チームとの野球対決の際、上半身チームが負けそうになり試合を中断するために用意された。因みに、パタリロが試合中に刺繍を始めたら雨を降らす合図。
(疑似生命発生装置【29-5、文庫16-10】)
パタリロ10世による発明。絵本の中のキャラクターを疑似生命体にする装置。境遇に不満を持った桃太郎達がタイムマシンで先祖であるパタリロを抹殺しに来た。
デュモン攻略用コンピューター【30-2、文庫17-3】
デュモンの行動パターンなどを記録し、次の行動を予測する専用コンピューター。
背後霊透視装置【30-4、文庫18-2】
龍王が落とした目の一部を通すと背後霊が見えることを利用し製作した装置。出力を上げると背後霊の背後霊が見える。
蜘蛛の糸が出る手袋【31-2、文庫18-4】
スパイダーマンのように手から蜘蛛の糸が出る。手袋は極薄ではめていることに気付かない。
パタリロ型ロボット【32-5、文庫19-2】
「メカパタ」に似ているがそれよりも簡易な見た目のパタリロ型ロボット。パタリロがしばらく宮殿から離れた時にタマネギ達が寂しい思いをしないようにと精神パターンを組み込んだロボット。
反陽子光線発生装置【33-1、文庫19-3】
パタリロが2歳の時に製作した。元素配列を変化させ物質を他の物質に変える装置。製作意図はタマネギを好物のヨウカンにするため。光線を浴びたタマネギ1号~6号が8年後に突然ヨウカンになった。10歳のパタリロがタイムワープで2歳のパタリロを説得したが、結果、宮殿を支える重要な壁を黄金にした。これにより宮殿は崩壊している。
テレパシー送受信装置【34-1、文庫20-1】
脳の前頭葉の一部を刺激することでテレパシーを受信したり発進したりできる装置。作動すれば他人の考えが読めると思われたが、同じくテレパシーが利用できる人間との間でしか機能しなかった。その後、超小型に改良され耳にはめるタイプになった。
顔面入れ替え器【35-5、文庫21-2】
装置の上に手を置いた者の顔面を入れ替える装置。特に目的はなく作ったもの。戻すにはもう一度両者で手をおいてスイッチを入れる。バンコランの顔をブタにしようと思いつきブタを連れてロンドンへ行った。
超小型電動カンキリ【36-2、文庫21-4】
以前作って倉庫に置いてある。
超小型電動耳かき【36-2、文庫21-4】
以前作って倉庫に置いてある。
海中でも呼吸ができる薬品【36-2、文庫21-4】
錠剤タイプ。飲めば水中でも自由に呼吸が可能。海竜クラーケンを倒しに行くために製作した。
宙空レンズビーム砲【37-2、文庫21-7】
レーザービームで宇宙空間に巨大なレンズを作る装置。月を巨大に拡大して見せた。開発中のレーザー投射装置を使い月面に文字等を描くことで月を利用した広告が可能。パタリロの考えとは裏腹に、巨大レンズを地球と太陽の間に設置し兵器に転用することが考えられ、高額で取引された。購入したのは「神の遣い」と考えられ、悪人の手には渡らなかった。
精神分析改造機【37-4、文庫21-8】
パタリロが眠っている間に現れるようになった「パタリロの良心」を完全に抹殺するために作られた。操作性はエプソンの「ワードバンクXR」がモデルになっている。装置と繋がったヘルメットをかぶることでモニター上に精神内部が円グラフで表示される。タッチペンでグラフ内の項目を選択し消去することが可能。
速解術【38-3、文庫22-4】
速読術からヒントを得た、他人の発する言葉の先を早く理解する技術。教則本が作られ、技術を習得すると話しかけられただけでその先の会話の展開が読めるようになる。先が読めるようになりすぎて「人間いつか死ぬ」という思考に陥る。マライヒも習得した。
原子縮小装置【39-1、文庫23-1】
物質を小さくする装置。以前作った時にクジラをオタマジャクシ大に縮小したが元に戻らなかった。改造して指定時間経過後に元に戻るようになった。元に戻るときは急。パタリロが小さくなりバイキンの帝国へ行った。
猫を人間にする装置【39-2、文庫23-2】
人間の女の子に恋をしたスーパーキャットの頼みで開発。細胞質を変化させヒト遺伝子をインプットした後にレーザー誘導で成型する。胸に張り付いているペースメーカーを剥すとたちどころに元の姿に戻ってしまう。細胞に負担がかかるため一度変身し元に戻ると、二度と変身できない。
ロポニー【39-4、文庫24-1】
タマネギの運動不足解消の為に作られたロボットのポニー。77号が世話をし可愛がっている。77号は自分にロポニーが懐いていると言うがパタリロは人間の区別はできない低級なロボットだと否定。アメリカの金持ちに騙されて売ってしまい酷使される。その後マリネラに戻りパタリロが修理した。パタリロはロポニーが77号に懐く姿を目の当たりにした。
テレパシー応用メガネ【40-1、文庫23-3】
メガネを通して相手を見ることで「×・△・♡」で自分をどう思っているかを判定できる。パタリロがシバイタロカ博士の変装で日本で家を借りた時に、隣人の男子高校生、相馬和己君から頼まれて作った。
プレイボーイスーツ【40-1、文庫23-3】
相馬和己君から追加で頼まれて作った着るだけでプレイボーイになれるスーツ。MI6の腕利きであるバンコランの行動パターンがインプットされた小型コンピューターが縫い付けられている。着るとまるでバンコランになるため自信がつき口調も変わる。肉体的にも変化し、喫煙や飲酒をし、戦闘能力も上がる。また当然ながら性欲も旺盛になる。着続けていると自信がある状態が心地よくなり中毒状態になる。コンピューターの作用は強力でパタリロでもマジックハンドで扱っている。

ここからは「発明パタちゃん」と銘打って様々な発明品を作っていく時期!
あべこべミラー【41-3、文庫24-2】
ミラーの光を浴びると思っていることとはあべこべの発言をしてしまう。パタリロが発明家と知ったアメリカのバイヤーから、娘と彼氏を別れさせてほしいと頼まれ製作した。
魔法の小箱【41-4、文庫24-3】
箱を開いた人の意識を特殊な電磁波で奪い、命令したことを無意識にその人にやらせることができる。とてつもなく怠惰で仕事ができない女の子を働かせるために作った。女の子には箱に入っているゴブリンが願いを叶えてくれる、と言って渡したが本当にゴブリンが現れた。
働きバチ【41-4、文庫24-3】
「魔法の小箱」の代わりに作った。蜂型の小さな機械を取り付けると働きバチの行動パルスが作用する。誤って女王バチになってしまった。
薔薇ー帽(ばらーぼう)【41-5、文庫24-4】
かぶるだけで誰でもすぐに性転換できるベレー帽。帽子内の装置からポリマーが放射され、全身を覆って異性の身体を形成する。性別含む様々な差別解消につながる足掛かりの発明品。(本当の狙いは金儲け)
長時間の着用に問題がないか実証実験するための学校も作っていた。学校は全寮制で生徒の全員が薔薇ー帽を着用している。校則で就寝時とシャワー時以外は帽子を着用しなければならない。
食ックガン【42-1、文庫25-3】
食欲増進装置。スイッチを押すと後ろ向きに食欲が増進するパルスが発射される。元々は、パタリロの食欲を無くすためタマネギが一芝居打って食欲減退装置をパタリロに頼み、パタリロに使わせようとしていた。それを知ったパタリロが逆効果の装置を作った。食欲減退装置と思い込んだタマネギ達がパタリロに向かって装置を使うことで、タマネギ達が食欲増進パルスを浴びた。
逆転ウォッチ【42-2、文庫24-5】
腕時計型で龍頭を1回押すと30秒時間を戻すことができるタイムマシン。いつも一言多く失敗ばかりしているパタリロのいとこに貸した。連続して押すと30秒刻みで押した分過去に戻れる。
のびちちみリング【42-3、文庫24-6】
指にはめて回すと身長を伸ばしたり縮めたりすることが出来る指輪。身長が規定に足りずタマネギの正隊員になれなかったネギボーズ部隊の1/2号のために作った。
超水晶玉【42-4、文庫24-7】
耳にはめると顔の前に磁場が発生し、相手の欲するものを映像として見ることが出来る。超小型の脳波感知装置。ロリコンのヒューイットに女の子からモテたいと言われ製作した。実は欠陥があり、相手には自分の本心が見えてしまう。
怪獣丸(かいじゅうがん)【42-5、文庫24-8】
飲むと火を吹く怪獣になれる錠剤のような機械。いじめられっ子の少年に頼まれて作った。いじめっ子が対抗して「ウルトラビーム」とパタリロに作ってもらっている。
ウルトラビーム【42-5、文庫24-8】
正義の味方に変身できる装置。「怪獣丸」の火をもろともしない。しかし3分間しか変身できない使い捨て。
思わず本音を言ってしまう装置【42-5、文庫24-8】
その名の通り。タマネギの本音を知るため利用した。
極超小型核融合炉内蔵反陽子全自動耳かき【43-1、文庫25-4】
国際発明家団体連絡評議会の会報で発表した。
タイムスリッパー【43-1、文庫25-4】
タイムスリップ発生器。でかいスリッパ形のタイムマシン。弟子入りしたいとやってきた発明家のカールソンに2万円で売った。大きいので場所を取って困っていた。過去の日本へ行き平賀源内を押しつぶしてしまった。
幸運機【43-2、文庫25-5】
百万に一つの確立を呼び寄せる装置。ポケットに入れておくと百万に一つの確率で何かが起きる場所に呼び寄せられる。自分の寸前で開店百万人目となったお客さんがお祝いされているのを見たことで製作した。
悪魔を呼び出す装置【43-3、文庫25-6】
※この先工事中です。以降登場の発明品も追記予定です※